デュタステリド(アボルブ®)|前立腺肥大症(BPH)の症状改善・進行抑

デュタステリド(アボルブ®)|前立腺肥大症(BPH)の症状改善・進行抑制|0th CLINIC 日本橋

デュタステリド(アボルブ®)|前立腺肥大症(BPH)の症状改善・進行抑制

デュタステリドは5α還元酵素阻害薬で、前立腺内のジヒドロテストステロン(DHT)を低下させ、前立腺体積の縮小PSAの低下が期待できます。
0th CLINICでは、症状(IPSS)・前立腺体積・残尿量・PSAを踏まえ、単剤/α遮断薬との併用を含めて最短ルートでご提案します。

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※本ページはBPH(前立腺肥大症)適応のデュタステリドの解説です。AGA(男性型脱毛症)目的の治療は別ページでご案内します(混在防止)。

どんな薬?(特徴・期待できること)

  • 作用機序:5α還元酵素(I型/II型)を阻害し、DHTを低下 → 前立腺体積縮小・症状改善・進行抑制
  • PSA:内服開始6か月で約50%低下が目安。経過中のPSA解釈は“2倍換算”が基本(後述)
  • 効果の現れ方:自覚症状は数週間〜数か月、体積縮小は数か月〜
  • 併用:排尿困難が強い/前立腺体積が大きい場合はα1遮断薬(例:タムスロシン)との併用を検討

適応・用法用量

適応:前立腺肥大症に伴う排尿障害の改善

通常用量:1日 0.5mg(カプセル)を1回内服。食事の影響は受けにくいとされます。

治療の目安期間:まずは6か月継続し、症状・PSA・体積を総合評価。

※自己判断での増減・中断は避け、医師の指示に従ってください。

安全性・モニタリング

  • 副作用:性機能関連(性欲低下・勃起不全・射精障害)、乳房圧痛/腫脹、発疹など。
  • PSAの読み替え:内服中はPSAが低く出ます。測定値×2でおおよそ治療前相当として評価。
    増加傾向(特に最低値からの再上昇)は前立腺癌の可能性評価が必要。
  • 肝機能:重度肝障害では注意。定期採血で総合チェックを行います。
  • 献血:最終服用後6か月は献血を避けてください(長い半減期・胎児曝露回避)。
  • 取扱い:内容物に触れるリスクを避けるため、カプセルは割らない/開けない。妊娠可能年齢の方は薬剤内容物への直接接触を避ける。

併用・相互作用の考え方

  • α1遮断薬との併用:排尿障害が強い/前立腺体積が大きい方で検討。起立性低血圧に注意し用量調整。
  • CYP3A4阻害薬:一部の強力な阻害薬(例:ケトコナゾール等)で血中濃度上昇の可能性。併用薬を必ず申告。
  • ED薬(PDE5阻害薬):併用可能ですが、循環動態変化に注意。持病・併用薬を踏まえて医師が判断します。

禁忌・注意が必要な方

  • 女性・小児:本剤は女性/小児は適応外。特に妊娠可能年齢の女性は内容物への直接接触を避ける。
  • 重度肝障害:慎重投与。
  • 過敏症歴:有効成分や添加物に対するアレルギーがある方は使用不可。

よくある質問

Q. いつから効きますか?
A. 自覚症状は数週間〜、前立腺体積やPSAの変化は数か月で見えてきます。まずは6か月を目安に評価します。
Q. PSAが下がったら“がんの心配はない”ですか?
A. PSAは薬で低下します。内服中は“×2換算”で推移を評価し、上昇傾向があれば追加検査を検討します。
Q. α遮断薬とどちらが先ですか?
A. 症状が強ければα遮断薬で早期に楽にしつつ、体積縮小目的でデュタステリドを併用することがあります。

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【医療情報の注意】 本ページは一般向けの解説です。自己判断での服用や増減は危険です。必ず医師の診察を受け、適応・用量・相互作用・禁忌をご確認ください。
【保険適用】 BPHに対するデュタステリドは保険適用範囲です。費用は保険種別・用量・検査内容により異なります。