妊娠を希望/妊娠中の高血圧|“安全第一×最短ルート”で管理|日本橋の循環器内科 0th CLINIC
妊娠を希望/妊娠中の高血圧|安全第一で“今すぐできること”を明確に
お腹の赤ちゃんとご本人の安全を守るために、薬の見直し・家庭血圧・赤旗サインを整理。
0th CLINICは産婦人科と連携し、当日評価と最小限の検査・薬剤調整で伴走します。
受診の目安(迷ったら早めに)
- 妊娠を希望しており、降圧薬を内服中/過去に高血圧を指摘
- 妊娠中に家庭血圧が高め・頭痛/むくみ/視覚異常などがある
- 健診で尿蛋白/むくみ/体重増加を指摘
- 過去に妊娠高血圧腎症/早産の既往がある
※“いつ受診すべきか”に迷う方は、まずLINEでご相談ください。
“目的別”に最短ルートで解決
① 妊娠前:薬の見直し
ACE阻害薬/ARB等は原則中止・切替検討。
安全性に配慮した選択肢へ計画的に移行します。
- 現行薬・合併症・腎機能の確認
- 切替計画(数週〜数か月)と家庭血圧
- 葉酸/生活アドバイス(減塩・体重・睡眠)
② 妊娠中:安全第一の管理
妊娠の時期・重症度・合併に応じて目標血圧は個別設定。
家庭血圧と受診で過不足ない治療に。
- 家庭血圧(朝晩×1分間隔で2回)
- 尿蛋白/むくみ/体重/症状の確認
- 薬剤調整と産科連携(分娩計画も視野)
③ 産後・授乳期:再評価
産後は血圧が変動。
授乳中の薬や次回妊娠に向けた計画を立てます。
- 家庭血圧ログと診察
- 薬剤の再選択/減量/中止の検討
- 生活・体重・睡眠/育児ストレスのケア
赤旗サイン(至急受診/救急受診)
- 激しい頭痛・視覚異常・上腹部痛/圧痛・突然のむくみ/急な体重増加
- 家庭血圧が繰り返し高値(例:上が160以上/下が110以上が続く 等)
- けいれん・意識障害・胎動減少感
※危険を感じたら迷わず救急要請/産科へ。受診可否の判断に迷う場合はLINEでご相談ください。
用語の整理(病型)
慢性高血圧
妊娠前から、または妊娠20週未満に高血圧。妊娠中の薬剤選択・目標は個別設定。
妊娠高血圧
妊娠20週以降に新規発症。尿蛋白や臓器障害の有無を評価。
子癇前症
高血圧+蛋白尿、または臓器障害の所見。赤旗サインに注意し、産科と連携管理。
薬の考え方(一般論)※最終判断は医師と
妊娠前に避ける/切替を検討
- ACE阻害薬、ARB、DRI(一般に避ける)
- ミネラロコルチコイド受容体拮抗薬(例:スピロノラクトン等)は原則避ける
※腎機能・電解質・合併症により例外や時期の配慮が必要。
自己判断での中止は危険です。
検討されることがある選択肢
- β遮断薬の一部(例:ラベタロール 等)
- Ca拮抗薬の一部(例:ニフェジピン 等)
- メチルドパ など
※時期・用量・合併症で適応が変わります。必ず医師の個別判断が必要です。
授乳中の配慮
授乳移行性や乳児への影響を評価。必要に応じて投与時間や薬剤を調整します。
詳細は診察で個別にご説明します。薬の自己中止/自己変更は厳禁です。
当日できること
- 血圧測定・診察・既用薬の確認
- 採血(腎機能・電解質・肝機能・尿酸 等)/尿検査(蛋白・沈渣)
- 心電図(ECG)/必要時は産科・睡眠/腎等と連携
- 薬の切替/調整計画の作成、家庭血圧の共有方法決定(LINE)
目安時間:初診 30–60分/再診 15–30分(混雑・検査内容で変動)
よくある質問
- Q. 妊娠が判明したら、まず何をすべき?
- A. 現在の薬を自己中止せず、速やかに受診し安全性と切替の要否を確認します。
- Q. 家庭血圧はどのくらいで“高い”と考える?
- A. 目標は個別に設定します。基礎疾患・時期・症状を踏まえ、受診時に決めます。
- Q. 産婦人科と循環器はどちらを受診?
- A. 両科の連携が理想です。まずは当院へご相談ください。必要に応じて産科へ即時連携します。
- Q. 食事や生活で気をつける点は?
- A. 減塩・適正体重の維持・十分な睡眠・アルコール/喫煙回避。詳細は個別にアドバイスします。
LINEで24時間予約
持ち物:お薬手帳・健診/母子健康手帳(あれば)・家庭血圧ログ
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このページは一般情報です。薬剤の可否・用量・目標血圧は必ず個別診療で決定します。
体調急変・赤旗サイン時は救急受診を含め直ちに対応してください。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修
「循環器疾患は、多くが静かに進行します。
だからこそ、症状のないうちから予防と管理に取り組むことが重要です。
検査データや生活背景まで丁寧に確認し、“納得して続けられる医療”を心がけています。」
0th CLINICの循環器内科では、高血圧・動脈硬化・不整脈などの疾患を中心に、忙しい現代人にも続けやすい医療設計を行っています。
未来の病気を防ぐ「未病医療」を、あなたの日常に無理なく取り入れていきましょう。
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/外科病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士(心臓血管外科学)
日本病理学会認定 病理専門医/元外科専門医
総合診療・救急・心臓血管外科領域での診療経験10年以上