手足のしびれ・顔のしびれ|考えられる病気と受診の目安

手足のしびれ・顔のしびれ|考えられる病気と受診の目安|日本橋の内科 0th CLINIC
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手足のしびれ・顔のしびれ(感覚異常・ピリピリ感)

「左腕だけジンジンする」「足の裏がいつもジワーッとしびれる」「口元だけピリピリする」「キーボードを打っていると指先がしびれる」──。
しびれ(感覚異常)は、脳・脊髄・末梢神経・血管・代謝など、多くの臓器が関わるサインです。

日本橋・茅場町・東京駅エリアで働く方は、長時間のデスクワーク・スマホ姿勢・ストレス・生活習慣病などが重なり、しびれが出やすくなります。
0th CLINIC 日本橋では、内科の視点から危険なしびれと様子をみてもよい可能性のあるしびれを整理し、必要に応じて専門科と連携しながら診療を行います。

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手足のしびれ・顔のしびれ|考えられる病気と受診の目安 日本橋駅・茅場町駅・東京駅から徒歩圏内です

すぐ救急受診を検討してほしい「しびれ」

  • 突然、片側の顔・腕・足にしびれや力の入りにくさが出た
  • ろれつが回りにくい・言葉が出にくい・片目の見え方がおかしい・激しい頭痛を伴う
  • しびれと同時に歩きにくさ・ふらつき・めまいが急に出た
  • 両足の股のあたりから下がしびれる・尿や便が出にくい/漏れる、強い腰痛がある

これらは脳卒中(脳梗塞・脳出血・TIA)や、脊髄の圧迫(馬尾症候群など)の可能性があります。時間外は救急外来や救急相談窓口(#7119など)へご相談ください。
日中であれば、まず当院へご連絡・受診いただき、症状に応じて高次医療機関への連携を行います。

セルフチェック|しびれのタイプを整理してみましょう

1. いつから・どのくらい続いている?

  • 数分〜数時間でおさまる一過性か
  • 数日〜数週間じわじわ続いているか
  • 何ヶ月も前から少しずつ悪化しているか

2. どの場所に出ている?

  • 左だけ/右だけ/両側(左右対称)のどこか
  • 指先だけ・手袋のような範囲・足先だけ・膝下全体 など
  • 顔・口のまわり・舌だけ など
  • 首や腰を動かすと悪化するか、同じ姿勢で強くなるか
  • しびれだけか、力が入りにくい・細かい動作がしづらいなどもあるか
  • 糖尿病・腎臓病・甲状腺疾患・ビタミン不足・多量飲酒などの既往があるか

受診時に、これらをメモしてお持ちいただくと、診断の手がかりになります。スマホのメモやLINEでの共有でも大丈夫です。

原因と鑑別|内科が見る「しびれ」の主なパターン

1) 突然片側に出たしびれ・脱力(顔/腕/足)

脳梗塞・脳出血・TIA
片側の顔・腕・足に突然出たしびれや脱力、ろれつ障害・視野の異常・ふらつきなどを伴う場合、脳卒中の可能性があります。
内科で血圧・脈・神経学的所見を確認し、必要に応じて脳神経内科・脳外科への救急連携を行います。

脳卒中の背景には、高血圧・糖尿病・脂質異常症・心房細動などの生活習慣病が関わることが多く、日頃からの管理が重要です。
→ 関連:高血圧糖尿病 総合

2) 足先からじわじわ広がる左右対称のしびれ

末梢神経障害 糖尿病性神経障害
足の裏・足先から左右対称にじわじわ広がるしびれやジンジン感は、末梢神経障害を疑います。

  • 糖尿病性神経障害
  • ビタミンB12欠乏・葉酸欠乏(胃切除後・偏食・長期内服薬など)
  • アルコール多飲による神経障害
  • 慢性腎臓病・透析関連の神経障害
  • 薬剤性(抗がん剤など)

糖尿病がある方で「足の裏の違和感」「ジンジン感」「ピリピリする痛み」を自覚したら、合併症のサインとして早めの評価が大切です。
→ 関連:糖尿病 総合ページ

3) 首・肩こりや腰痛とセットで出るしびれ

頚椎症性神経根症 頚椎・腰椎椎間板ヘルニア
首や腰を動かしたときに悪化する手足のしびれは、首・腰の神経根が圧迫されている可能性があります。

  • うなずく・上を向く・長時間のスマホやPCで悪化する首〜腕のしびれ
  • 長く歩くと脚がしびれて止まり、休むとまた歩ける(間欠性跛行)

画像検査やリハビリ・ブロック注射などを要するケースでは、整形外科・脊椎専門医との連携が必要になります。まず内科で、神経学的診察と必要な血液検査を行い、緊急性がないかを確認します。

4) 特定の指だけ/手首〜手のひらのしびれ

手根管症候群 肘部管症候群 など末梢神経の絞扼
・親指〜中指を中心とした手のひら側のしびれ(夜間・明け方に悪化、手を振ると少し楽になる)
・小指〜薬指のしびれ(肘を曲げている時間が長いと悪化)
などは、手首や肘の神経が圧迫される絞扼性神経障害が疑われます。

デスクワーク・スマホの使い過ぎ・家事・スポーツなど、日常動作が関係することも多く、整形外科・手外科領域と内科の連携が重要です。

5) 過呼吸・不安とともに出る口元・手足のしびれ

過換気症候群 不安障害
緊張・不安・パニックなどから呼吸が浅く速くなった時、口の周りや手足がピリピリ・ジンジンすることがあります。
電解質異常・心肺の病気との区別も大切なため、初回は内科での評価をおすすめします。

6) その他の原因

  • 電解質異常(カルシウム・カリウム・ナトリウムの異常)
  • 甲状腺機能低下症
  • 自己免疫性・炎症性神経疾患(ギラン・バレー症候群など)
  • 帯状疱疹後神経痛や皮膚疾患に伴うピリピリ感
    → 皮膚のピリピリ+赤い斑点や水ぶくれがある場合は 帯状疱疹のページ もご覧ください。

どの科を受診すべき?|内科を入り口にしたほうがよい理由

症状・状況まず相談したい診療科ポイント
突然の片側のしびれ・脱力・言葉が出にくい・視野の異常 救急外来/脳神経内科・脳神経外科 脳卒中の可能性があり、一刻を争うことがあります。時間外は救急要請も検討してください。
足先から左右対称にじわじわ続くしびれ(糖尿病・腎臓病などの既往あり) 内科・糖尿病内科 血糖・HbA1c・腎機能・ビタミン・甲状腺などを評価し、糖尿病性神経障害などを確認します。
首や腰の動きで悪化する手足のしびれ・痛み 内科 → 必要に応じて整形外科 まず内科で緊急性がないかを確認し、画像評価やリハビリが必要な場合は整形外科に紹介します。
特定の指だけ・手首周囲のしびれ(夜間に悪化) 内科 → 手外科・整形外科 神経の分布に沿ったしびれかを確認し、絞扼性神経障害が疑われれば専門科と連携します。
どこに行くべきか分からない・しびれが続いて不安 総合内科(0th CLINIC 日本橋) 生活習慣病・薬・姿勢・ストレスなども含めて総合的に評価し、必要な検査と専門紹介を組み立てます。

0th CLINIC 日本橋では、総合内科・糖尿病内科・循環器内科を中心に、しびれの背景にある生活習慣病・循環器リスクも同時に評価します。

0th CLINICでの検査と診療の流れ

  1. 問診・身体診察
    しびれの出たタイミング・部位・経過・増悪因子(姿勢・動作など)、既往歴・内服薬・生活習慣を詳しく伺います。
    神経学的診察で、感覚・筋力・反射・協調運動などを確認します。
  2. 血液検査
    血糖・HbA1c、腎機能・肝機能、ビタミンB12・葉酸、甲状腺機能、電解質(Na/K/Caなど)、炎症反応などを評価し、末梢神経障害や代謝性の原因を探ります。
  3. 尿検査・心電図など(必要に応じて)
    糖尿病や腎機能の状態・心房細動などの不整脈の有無を確認し、脳梗塞リスク評価にもつなげます。
    → 関連:循環器内科
  4. 画像検査や専門検査の検討
    頚椎・腰椎疾患が疑われる場合は、整形外科や画像検査(MRIなど)が必要になることがあります。
    神経伝導検査など高度な検査が必要なケースでは、脳神経内科・整形外科と連携します。
  5. 治療・生活改善の提案
    原因に応じて、血糖コントロール・ビタミン補充・薬剤調整・生活習慣改善・リハビリなどを組み合わせて提案します。

症状の強さや混雑状況によっては、検査の一部を別日に分けて行う場合があります。緊急性が高いと判断した場合は、高次医療機関と迅速に連携します。

しびれが気になる方へのセルフケアのポイント

姿勢・動作の見直し

  • 長時間同じ姿勢(PC作業・スマホ操作)を避け、30〜60分に1回は立ち上がる・ストレッチを行う
  • モニターの高さ・椅子の位置・キーボードの角度など、首や手首に負担の少ない環境を整える

生活習慣病・栄養の管理

  • 糖尿病・高血圧・脂質異常症のコントロールを継続する
  • 過度の飲酒を控え、栄養バランスの良い食事(ビタミンB群など)を心がける

これらはあくまで一般的なアドバイスです。しびれが続く・悪化する・他の症状を伴う場合は、自己判断せず一度ご相談ください。

よくある質問

Q. しびれだけでも病院を受診した方がよいですか?

はい。特に同じ場所のしびれが続く・広がる・力が入りにくいといった変化がある場合は、一度評価を受けることをおすすめします。
突然片側に出たしびれ・脱力や、言葉の出にくさ・視野の異常・激しい頭痛を伴う場合は、脳卒中の可能性があるため救急受診を検討してください。

Q. 手足のしびれは整形外科と内科どちらに行くべきですか?

首や腰の痛みとセットで、特定の動きで悪化するしびれは整形外科が得意とする領域です。一方、糖尿病やビタミン不足・電解質異常・脳卒中など、内科的な原因もしばしば関わります。
まずは内科で全身状態を確認し、そのうえで整形外科や脳神経内科が適切と判断される場合に紹介を受ける流れが、効率的なことが多いです。

Q. しびれが出たときにしてはいけないことはありますか?

強くもんだり、自分で頚椎・腰椎を鳴らすようにひねると悪化する場合があります。また、原因が分からないうちに市販薬やサプリメントを自己判断で多量に摂取するのはおすすめできません。
「いつから」「どの部位に」「どのようなしびれが」「どのくらい続いているか」をメモし、早めにご相談ください。

手足・顔のしびれが気になる方へ|日本橋の内科にご相談ください

しびれは、「疲れや姿勢のせい」で片づけられがちな一方で、脳卒中・糖尿病性神経障害・頚椎症など、放っておくと生活に大きな影響を及ぼす病気のサインでもあります。
日本橋・茅場町・東京駅周辺でしびれにお悩みの方は、仕事の合間でも立ち寄りやすい0th CLINIC 日本橋へお気軽にご相談ください。

監修

手足のしびれ・顔のしびれ|考えられる病気と受診の目安
「しびれは、生活習慣病や姿勢の問題から、脳や脊髄の病気まで、背景がとても幅広い症状です。
0th CLINICでは、全身を俯瞰する内科の視点で危険なサインを見逃さず、必要な検査や専門科への連携も含めて、患者さんと一緒に方針を考えていきます。」
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/消化器病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士
日本病理学会認定 病理専門医/日本プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定 産業医・健康スポーツ医/総合診療・救急での診療経験 10年以上
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