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DTが心配な人のための“マイルド設計”の実力と限界

DTが心配な人のための“マイルド設計”の実力と限界|ポテンツァ意思決定コラム|0th CLINIC 日本橋

DTが心配な人のための“マイルド設計”の実力と限界
— RFマイクロニードル(ポテンツァ)を“怖くない”けど“無駄にしない”ために

ここは「施術の仕組み説明」ではなく、意思決定のための読み物です。
マイルド=DTが軽い一方で、効果の立ち上がり/到達点/必要回数はどう変わるのか。
仕事・イベント・肌質に合わせた現実解を、医師視点で整理します。

“マイルド設計”が合いやすいタイプ

  • 仕事/学校で赤みやザラつきが目立つのは避けたい(ビデオ会議や接客が多い)
  • 肌が敏感・色素沈着が出やすい(こすれやすい、日焼けしやすい、アジア人肌でPIHリスクを懸念)
  • まずは“試運転”で反応を見たい(初回・他院でDTがつらかった経験がある)
  • イベントまでの時間が短い(2〜3週間以内)

※ここでの“マイルド”は、一般論として針深度・通電量・パス/密度・オーバーラップを控えめに設計する方針を指し、具体的な出力値は医師が個別に決めます

マイルドの(正直ベース)

得(メリット)
  • 赤み/ザラつきが軽く、復帰しやすい
  • PIHリスクや“熱だまり”の懸念を抑えやすい
  • 初回でも心理的ハードルが低い
失(デメリット)
  • 効果の“立ち上がり”が緩やか
  • 到達点が控えめになりやすい(回数が必要)
  • 深い瘢痕・輪郭改善などの大きな変化は苦手

目的別:3つの“現実解”プラン(出力値は院内で個別調整)

① イベント前“印象だけ整える”

肌理・ツヤをそっと引き上げる設計。
初回は14〜21日前を推奨。鼻・頬の重ねは控えめ。

相性:テカリ/毛穴の軽改善・軽い疲労感の解消

② 敏感肌“試運転”からステップアップ

パッチ的に反応を確認→次回から段階的に深度/密度を調整。

相性:赤みが出やすい/こすれやすい/過去DTが辛かった

③ 瘢痕メイン“長期×微差積み上げ”

1回あたりの変化は控えめ。4〜6週おき×3〜5回で、ピコ/ピーリングと交互に積み上げ。

相性:浅めの萎縮性瘢痕/広範囲の肌理乱れ

※具体の順番・間隔は肌の状態によって医師が調整します。手順の詳細やホームケアは DT/ホームケアページ へ(本コラムは重複を避けるため記載を最小限にしています)。

イベント逆算:カレンダー例(“見せ場”までに赤みを残さない)

  • 本番2〜3週前:初回 or 仕上げ。マイルド設計で赤みを最小化。
  • 本番4〜6週前:1回目で肌の反応確認。問題なければ当日の2〜3週前に最終。
  • 本番1週前〜直前:基本は新規照射を避ける。どうしてもなら極小範囲の整えのみ(要診察)。

※ケア詳細・メイク/運動の再開時期などは DT/ホームケア を参照。

“マイルド設計”の限界(ここからは別戦略)

  • 深い瘢痕(アイスピック、急峻な段差)…サブシジョンや他治療の併用を前提に。
  • 輪郭の大きな引き上げ…たるみ主因なら別領域の機器/注入/外科の検討を。
  • 短期間で“劇的”を希望…マイルドでは現実的ではありません。期間・設計を組み替えます。

比較/併用の考え方は 比較・併用ページ を参照。

ご予約はLINEのみで承ります

肌質・予定・ご希望の仕上がりに合わせて、“マイルド or もう少し攻める”を一緒に決めましょう。

* 効果・回数・ダウンタイムには個人差があります。具体的な出力値・手順は診察により個別調整します。
* 医療広告ガイドラインに基づき、症例は同一条件・無加工で表示します。

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