フェブキソスタット(尿酸値を下げる内服)|尿酸結石の再発予防にも

フェブキソスタット(尿酸値を下げる内服)|尿酸結石の再発予防にも|日本橋の泌尿器科 0th CLINIC

フェブキソスタット(尿酸値を下げる薬)|尿酸結石の再発予防にも

フェブキソスタットはキサンチンオキシダーゼ阻害薬です。
尿酸値を下げることで、痛風発作の抑制尿酸結石の再発予防を目指します。腎機能低下がある方にも選択しやすいのが特長です。

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どんな方に使われる?(適応の考え方)

  • 高尿酸血症/痛風で、生活改善のみでは尿酸コントロールが不十分
  • 尿酸結石(尿路結石)の再発予防を行いたい方
  • 腎機能低下があり、他薬(例:アロプリノール)の調整が難しい場合の選択肢
  • 生活習慣や併用薬を踏まえて医師が有用と判断する場合

※ 0th CLINICでは尿検査・血液検査・腹部エコーを組み合わせ、再発リスクと到達目標を明確化します。

どう効く?(作用機序)

体内で尿酸を作る酵素キサンチンオキシダーゼを抑えることで、血中の尿酸値を下げます。
目標は一般に血清尿酸値 < 6.0 mg/dL(結節/重症例では < 5.0 mg/dL を検討)。医師と相談して到達目標を設定します。

使い方(用量の目安・急性発作時の注意)

  • 開始用量の目安:少量から開始し、尿酸値と副作用を見ながら段階的に調整します(処方は医師判断)。
  • 急性痛風発作の最中には“新規開始しない”のが原則(開始・中止が痛みを悪化させることがあるため)。
  • 開始初期は痛風発作が誘発されることがあるため、必要に応じて予防投与(NSAIDs/コルヒチン等)を併用します。
  • 腎機能に応じた調整を検討(フェブキソスタットは比較的選択しやすい一方、個別判断が必要)。

副作用・相互作用・禁忌(要点)

よくある副作用

  • 肝機能検査値の変動
  • 発疹、胃腸症状、関節症状
  • 開始初期の痛風発作

異常を感じたら自己判断で中止せず、まずはご連絡ください。

相互作用(重要)

  • アザチオプリン/メルカプトプリン併用禁忌(重篤な骨髄抑制リスク)
  • テオフィリン等:相互作用に注意(併用可否は個別判断)
  • ワルファリン等:念のためPT-INRのモニタリング

注意すべき基礎疾患

  • 心血管リスクが高い方:他選択肢の比較検討(既往歴・リスクを確認)
  • 重度の肝障害:使用可否を個別判断
  • 妊娠・授乳:原則主治医と相談

モニタリング(来院スケジュールの目安)

  1. 開始〜2〜4週:尿酸値・肝機能・副作用チェック
  2. 用量調整期:1–2か月ごとに評価し、目標達成まで段階調整
  3. 維持期:3–6か月ごとに採血・尿検査、再発予防の生活指導を継続
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他薬との比較・住み分け

  • アロプリノール:第一選択の代表。腎機能・皮疹歴などでフェブキソスタットを選ぶ場面あり。
  • 尿アルカリ化剤(クエン酸カリウム等):尿酸結石では併用で再発予防効果を高める戦略。
  • 生活習慣介入:飲水増量、果糖・アルコールの見直し、体重管理はすべての方で必須
関連:アロプリノールクエン酸カリウム尿管結石結石再発予防の内服

費用の目安

項目 内容 自己負担(保険)
初診〜再診 診察+必要な検査(尿/血液 等) 目安を院内掲示に準拠
処方 フェブキソスタット内服(用量は医師判断) 薬価・日数により変動

※ 自由診療は行わず、原則として保険診療で対応します(適応に準拠)。

よくある質問

Q. いつまで飲み続けますか?
A. 目標尿酸値を保てているか、結石再発の状況、肝機能等のバランスで判断します。自己判断での中断は避けてください。
Q. 飲み始めて痛風が出ました。
A. 開始初期は発作が誘発されることがあります。予防内服を含め、痛みの対処を一緒に組み立てます。
Q. 腎臓が悪いのですが使えますか?
A. 腎機能を踏まえた上で検討します。フェブキソスタットは選択しやすい場面がありますが、個別判断です。
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持ち物:お薬手帳・健診結果・以前の尿酸/腎機能データ(あれば)
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※ 本ページは一般向けの情報提供です。診断・処方は個別の診察に基づき医師が判断します。
※ 併用薬(アザチオプリン/メルカプトプリンなど)や基礎疾患により使用できない場合があります。
※ 急性痛風発作時は新規開始を避けるのが原則です。痛みが強い場合は受診をご検討ください。