チザニジン(筋緊張緩和薬)|首・肩のこわばりが強いときの“短期オプション”

チザニジン(筋緊張緩和薬)|首・肩のこわばりが強いときの“短期オプション”|日本橋の0th CLINIC

チザニジン(筋緊張緩和薬)

チザニジンは、脊髄レベルの反射を抑えて筋肉のこわばりを和らげるタイプの筋緊張緩和薬です。
頸肩部・僧帽筋の筋緊張が強く、眠気などの副作用も含めて許容できる方に、
「短期間のオプション」として検討されることがあります。
実際に使うかどうか、使う場合にどの薬を選ぶか(エペリゾン・チザニジンなど)どのくらいの期間にするかは、診察のうえ個別に決定します。

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主な使いどころ(診察のうえ個別判断)

  • 頸肩部・僧帽筋のこわばりが特に強い緊張型頭痛
    首・肩・後頭部の筋緊張が顕著で、ストレッチ・鎮痛薬だけではつらい時期に、短期間の補助として検討されることがあります。
  • 夜間の筋緊張による痛みで眠りにくいケース
    眠気を利用して、就寝前中心に少量を使うなど、生活パターンに合わせた設計を行うことがあります。
  • 他の筋緊張緩和薬で効果・副作用のバランスが合わなかった場合
    エペリゾンなど他薬との比較・切り替えも含め、どの薬が向きそうかを一人ひとり検討します。

いずれの場合も、「飲めば治る」タイプの薬ではなく、原因へのアプローチと並行して使う補助的な位置づけです。

用法・用量の目安(※個別調整が前提)

一般的には、1回 1〜2 mg を 1日2〜3回から、症状と副作用のバランスを見ながら調整します。
当院では、眠気・血圧低下・ふらつきなどのリスクを考慮し、より少量から開始する・就寝前中心にするなどの工夫を行うこともあります。

用量・回数・期間は、年齢・持病・他の薬との組み合わせ・お仕事(運転の有無など)によって大きく変わります。

主な副作用と注意点

  • 眠気・ふらつき・倦怠感
    日中の集中力低下や転倒リスクがあるため、車の運転や高所作業がある方では慎重に検討します。
  • 血圧低下・動悸
    立ちくらみや動悸として出ることがあり、もともと低血圧の方・高齢の方では注意が必要です。
  • 口の渇き・だるさ・筋力低下感
    全身の筋肉のトーンが下がることで、だるさ・力が入りにくい感覚として感じる方もいます。
  • 肝機能障害
    まれに肝機能の上昇が見られることがあり、持病のある方では採血で経過を見ることがあります。

これらの副作用とのバランスを見ながら、「あえて使わない」ことも含めて、その方ごとの最適解を一緒に検討します。

長期連用・薬物乱用を避けるために

  • チザニジンを長期間続けると、眠気・ふらつき・血圧低下などが日常生活の質を下げる恐れがあります。
  • 「痛くなりそうだから念のため」「なんとなくやめるのが不安」といった理由で、自己判断で飲み続けることはおすすめできません。
  • 他の鎮痛薬・筋緊張緩和薬と組み合わさることで、全体として“薬に頼りすぎた状態”になることがあります。

当院では、チザニジン・エペリゾンなどの筋緊張緩和薬は「短期併用」の位置づけとし、
頭痛予防薬(アミトリプチリン・デュロキセチンなど)や、姿勢・運動・睡眠などの調整を優先しながら、
薬物乱用に陥らないよう全体の処方バランスを管理していきます。

よくある質問

Q. エペリゾンとチザニジン、どちらが良い薬ですか?
A. どちらが「優れている」というより、体質・眠気の出やすさ・血圧・お仕事の内容などによって向き不向きが変わります。
診察のうえ、そもそも筋緊張緩和薬を使うべきかどうか、使うならどちらか・どのくらいの期間かを一緒に検討します。
Q. 一度飲み始めたらやめにくくなりませんか?
A. 鎮痛薬や睡眠薬と同様、「飲んでいると少し楽だから何となく続けてしまう」という意味では依存的になりやすい側面があります。
そのため、最初から「短期間で一度やめることを前提に使う」ことを、診察時に共有するようにしています。
Q. 市販薬や他院からもらった薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
A. 眠気やふらつきが重なり、転倒・事故のリスクが高まることがあります。
市販薬・サプリ・他院処方も含め、すべてのお薬をお薬手帳でまとめて教えていただくことで、安全な組み合わせを検討します。

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持ち物:お薬手帳・常用薬リスト、頭痛や首肩こりの経過メモ(あれば)

注意・免責

  • 本ページは一般向けの解説であり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 使用の有無・用量・期間は、診察のうえ個別に決定します。自己判断での開始・中止・増量は避けてください。
  • 長期連用や薬物乱用的な使い方は、眠気・ふらつき・転倒・生活の質の低下につながる恐れがあります。

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