帯状疱疹なら0th CLINIC|早期治療、日本橋駅徒歩3分
帯状疱疹とは?―免疫が落ちたサインかもしれません
帯状疱疹は、かつて水ぼうそうにかかった人の体内に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが、加齢やストレス、病気などで免疫力が低下した際に再活性化し発症します。 神経に沿って激しい痛みと水ぶくれを伴いながら皮膚に現れ、50歳以上の方に多く見られます。
帯状疱疹の症状と影響
- 神経痛:刺すような痛みが発疹とともに出現し、後遺症として痛みが長引くことも(帯状疱疹後神経痛)。
- 顔や目の合併症:顔面神経麻痺や視力障害を引き起こすこともあり注意が必要です。
- 生活への支障:不眠や不安感など、QOL(生活の質)の低下を招くことがあります。
予防接種で守れる健康
帯状疱疹はワクチンによって予防可能です。
50歳以上の方には帯状疱疹ワクチンの接種が強く推奨されています。
- 発症リスクを軽減:ワクチンで帯状疱疹の予防効果が期待されます。
- 重症化を予防:もし発症しても、症状や痛みが軽く済みます。
- 帯状疱疹後神経痛の予防:最もつらい後遺症を防ぐ鍵になります。
治療方法について
- 抗ウイルス薬:発症初期(72時間以内)が鍵。ウイルスの増殖を抑えます。
- 鎮痛薬:神経痛に応じて内服・外用治療を組み合わせます。
- 皮膚ケア:患部を清潔に保ち、感染予防のための軟膏や湿布を併用。
- 生活習慣の見直し:十分な睡眠・栄養・ストレス管理が大切です。
こんな症状、ありませんか?
「片側だけピリピリ痛む…」「赤い斑点と水ぶくれが出てきた…」
それは帯状疱疹のサインかもしれません。
できるだけ早い受診が、治りを早くし、後遺症を防ぎます。

🧪 0th CLINIC皮膚科で行える主な検査法
0th CLINIC 日本橋の皮膚科では、症状や疾患に応じて必要な検査を適切にご提案しています。
各検査は保険診療の範囲で対応可能なものも多く、安心してご相談いただけます。
- ▶ 血液検査 – アレルギー反応、感染症、炎症の有無など全身状態を把握します。
- ▶ アレルギー検査 – 金属、花粉、食物など各種アレルゲンに対する体の反応を調べます。
- ▶ ダーモスコピー(皮膚拡大検査) – ほくろや皮膚腫瘍の診断精度を高める非侵襲的な検査です。
- ▶ 皮膚生検(組織検査) – 難治性の皮膚疾患や腫瘍が疑われる場合に行います。
- ▶ エコー検査(超音波) – 皮下のしこりや炎症、皮膚の深部構造をリアルタイムで確認できます。
症状や部位に応じて、医師の判断のもと適切な検査を選定いたします。
「原因がわからない皮膚トラブル」でお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。
帯状疱疹は、特徴的な発疹と神経痛から多くの場合、視診(見た目)で診断が可能です。
特殊なケースや鑑別が必要な場合を除き、検査は必須ではありません。疑わしい場合は医師が判断し、必要に応じて検査をご案内します。
帯状疱疹の治療薬と予防ワクチンについて
◆ バルトレックス(Valtrex)
分類:抗ウイルス薬(内服薬)
目的:帯状疱疹の治療(発症後)
- ウイルスの増殖を抑制し、症状の悪化と合併症を防ぐ。
- 発症から72時間以内に内服を開始するのが重要。
- 1回 1000mg1日3回、7日間の服用。
- 副作用:頭痛、吐き気、腎機能低下のある方は注意。
◆ シングリックス(Shingrix®)
分類:帯状疱疹ワクチン(遺伝子組換え型、不活化)
目的:帯状疱疹の予防
- 50歳以上に推奨される2回接種型ワクチン(2ヶ月間隔)。 50歳未満でも、推奨する場合がありますので、ご相談ください
- 発症予防率 約97%、帯状疱疹後神経痛の予防率 約91%(50歳以上)。
- 生ワクチンと異なり、免疫低下者にも接種可能。
- 副反応:注射部位の痛み、発熱、倦怠感など(1〜3日)。
- 費用:自費診療(補助がでることがありますので、ご確認ください)
◆ 比較表
特徴 | バルトレックス | シングリックス |
---|---|---|
目的 | 治療(発症後) | 予防(発症前) |
対象 | 帯状疱疹発症者 | 50歳以上、免疫低下者 |
費用 | 保険適用 | 自費 |
「これって帯状疱疹?」と思ったら、早めの受診を
以下のような症状がある場合は、帯状疱疹の可能性があります。
早期の診断と治療が大切です。ぜひ当院の皮膚科にご相談ください。
- 皮膚の片側に水ぶくれを伴う赤い発疹が出てきた
- ピリピリ・チクチクとした神経のような痛みがある
- 発疹と痛みが体の左右どちらか一方に帯状に現れている
- 以前に水ぼうそうにかかったことがある
- 最近、疲れがたまっていた/免疫力が落ちている
❓ 帯状疱疹に関するよくあるご質問(Q&A)
Q. 帯状疱疹とはどのような病気ですか?
A. 帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルス(VZV)が再活性化することで起こる神経・皮膚の疾患です。体の片側にピリピリした痛みと発疹(水ぶくれ)を伴い、顔・胸・背中・腰などに出やすいのが特徴です。
Q. どのような人がかかりやすいですか?
A. 50歳以上の方、疲労やストレス、病気などで免疫力が低下している人が発症しやすくなります。がんやステロイド治療中、糖尿病の方も注意が必要です。
Q. 他の人にうつりますか?
A. 帯状疱疹自体は人にうつりませんが、水ぶくれの中のウイルスから水ぼうそうとして感染する可能性があります。特に妊婦や乳児には注意が必要です。
Q. 治療はどのように行われますか?
A. 抗ウイルス薬(バルトレックス、ファムビルなど)の内服をできるだけ早く開始することが重要です。痛みが強い場合は、鎮痛薬や神経障害性疼痛治療薬(リリカなど)を併用します。
Q. 予防方法はありますか?
A. ワクチンによる予防が可能です。シングリックス(不活化ワクチン)は50歳以上の方や免疫低下のある18歳以上に推奨され、高い予防効果があります。
Q. 帯状疱疹後神経痛(PHN)とは何ですか?
A. 発疹が治った後も神経の痛みが数ヶ月〜年単位で残る状態を「帯状疱疹後神経痛」と呼びます。高齢者ほど発症リスクが高く、予防の観点からも早期治療やワクチンが重要です。
📚 帯状疱疹治療と予防のエビデンス・公的情報リンク
帯状疱疹は早期の抗ウイルス薬治療が重要であり、神経痛の残存リスクを下げることが知られています。また、発症予防にはワクチンが有効であり、特に50歳以上の方に推奨されています。
✅ 帯状疱疹の早期治療と予防接種は、痛みの軽減・神経痛予防・再発リスクの低減に効果があると多数の研究で示されています。
特にシングリックスは90%以上の予防効果があるとされ、高齢者の帯状疱疹対策として非常に有効です。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「帯状疱疹は早期治療が非常に重要な疾患です。
痛みや神経障害を残さないために、初期の違和感を見逃さず、速やかにご相談いただくことが大切です。」
また、50歳以上の方や再発を繰り返す方には予防ワクチン(シングリックス)の接種が推奨されます。
0th CLINICでは、診断から治療、再発予防までトータルでのサポートを行っています。
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医
帯状疱疹・皮膚ウイルス感染症の診療経験多数