コラム

洗顔の最適解:回数・温度・時間|刺激を抑えて“続けられる”ニキビ肌ケア(医師監修)

洗顔の最適解:回数・温度・時間|刺激を抑えて“続けられる”ニキビ肌ケア(医師監修)|0th CLINIC 日本橋

洗顔の最適解:回数・温度・時間(医師監修)

刺激を減らし、皮脂・角栓・乾燥のバランスを崩さない“続けられる”設計。朝夜・運動後・マスク生活でのコツを、1分で読める手順に。

※一般情報です。治療は診察・既往・内服・アレルギー等を確認し個別最適化します。
目次
  1. なぜ“洗い方”で差が出るのか
  2. 悪化因子チェック(10項目)
  3. 今日からの手順:回数・温度・時間
  4. やりがちNG 3つ
  5. 受診の目安と当院でできること
  6. よくある質問

なぜ“洗い方”で差が出るのか

高温・長時間・強い摩擦は、バリアを壊し乾燥→反応性の皮脂増加→角栓→炎症と悪循環に。反対に不十分な洗浄はメイク・皮脂・汗の残留で毛穴詰まりを後押しします。鍵はぬるま湯×短時間×低摩擦です。

悪化因子チェック(10項目)

  • □ 1日3回以上洗うことがある
  • □ 38℃以上の熱めのお湯を使いがち
  • □ 泡立てずに直接こすっている
  • □ タオルでゴシゴシ拭く
  • □ 帰宅後のメイクオフが遅くなりがち
  • □ マスク/運動後にそのまま放置
  • □ クレンジングを何度も重ねる
  • □ 洗顔直後に放置してつっぱる時間がある
  • □ スクラブやピーリング洗顔を頻用
  • □ 枕カバーやタオルの交換が少ない

今日からの手順:回数・温度・時間

回数

  • 朝・夜の2回が基本。
  • 汗を多くかいた直後は、ぬるま湯リンスか低刺激洗顔を短時間で追加。

温度

  • 32〜35℃のぬるま湯目安(手で“冷たくも熱くもない”)。
  • 高温は乾燥、低温は汚れ残りに。季節で微調整。

時間

  • 接触時間は60〜90秒以内を目安に。
  • 泡で包み、こすらず押し洗い→素早くすすぎ。

シーン別ミニ手順

  • 朝:ぬるま湯→低刺激洗顔→保湿→日焼け止め。
  • 夜:メイク落とし→洗顔→保湿。帰宅後は早めにオフ
  • 運動後:汗を拭く→ぬるま湯リンス→必要時のみ短時間洗顔。
  • マスク常用:昼休みに軽くリンス&保湿ミストで摩擦低減。
薬(BPO/アダパレン/抗菌薬)は指示どおりに。刺激が強ければ量・頻度・塗布順を調整します。

やりがちNG 3つ

1) 熱いお湯で長時間

乾燥→皮脂反応で悪循環に。ぬるま湯・短時間に切替え。

2) ゴシゴシ摩擦・スクラブ頻用

バリア破綻と色素沈着の原因。泡で包んで押し洗いへ。

3) クレンジング多用

メイクに応じて最小限に。帰宅後は早めに落とすのがコツ。

受診の目安と当院でできること

  • 赤い/痛い/しこりが繰り返す、同じ場所で再燃する
  • 洗顔・外用を整えても2〜8週間で改善しない
  • 色素沈着や赤みが気になる、イベントを控えている

保険の標準治療で炎症を抑え、必要に応じて面皰圧出局所注射跡治療を段階的に提案します。

内部リンク:ニキビ総論皮膚科美容皮膚科
※自由診療にはリスク・副作用・費用が発生します。詳細はカウンセリングでご説明します。

よくある質問

Q1. 洗顔は1日何回?
A. 基本は朝・夜の2回。汗を多くかいた日はぬるま湯リンスや短時間洗顔を追加します。手順
Q2. 温度はどのくらい?
A. 32〜35℃のぬるま湯が目安。高温は乾燥、低温は落ち残しに。温度
Q3. 所要時間は?
A. 接触60〜90秒以内。泡置き長時間は不要です。時間
Q4. マスクで荒れる時は?
A. 素材と交換頻度を見直し、昼休みにリンス&保湿で摩擦を減らします。対策
Q5. BPOやアダパレンがしみる
A. 量・頻度・塗布順の調整で乗り切れます。続く場合は診察で変更を検討。BPO/アダパレン
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/皮膚病理医)|0th CLINIC 日本橋 院長
保険中心+必要時のみ自費。効果には個人差があり、適応外使用を含む場合は診察時に説明します。
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