ほうれい線(鼻唇溝)のヒアルロン酸注入|線ではなく、支えを整える|0th CLINIC 日本橋
線を埋めるのではなく、
支えを整える。
ほうれい線は、線に沿って埋めるだけでは不自然になりやすい部位です。0th CLINIC 日本橋では、深さ、皮膚の厚み、脂肪コンパートメントの移動、骨格の支持といった要素を評価したうえで、線上への微量注入に加え、頬・中顔面・鼻翼基部という外側の支持を整えることで、溝を相対的に浅く見せる設計を基本方針としています。
また、ほうれい線の周囲は顔面動脈の枝が走る部位です。当院では施術前にエコー(超音波)で血管の位置と深さを確認し、そのうえで注入する層と経路を決めることで、安全性の向上に努めています。
ほうれい線は「線の問題」だけではありません
皮膚の薄さや弾性の低下、表在・深部の脂肪コンパートメントの移動による中顔面のボリューム減少、上顎や梨状口(ピリフォーム)といった骨支持の加齢性変化、表情筋の使い方や口唇周囲の癖など、複数の要因が重なって生じます。
- 静止時と笑顔時の深さの差
- 頬のボリューム、中顔面の下垂の程度
- 鼻翼基部(鼻の付け根)のくぼみ
- 皮膚の厚みと血管走行(顔面動脈周囲)
- 正面・斜位・側面の三方向から確認します
- エコーで皮下の血管・組織の層を確認します
- 最小限の量での自然な仕上がりを設計します
治療戦略:線上の補正と、外側からの支え
単に埋めるのではなく、全体の支持を最小限で整えるほうが自然な仕上がりにつながります。
- ごく少量を線に沿って均等に投与します(リニアスレッディング)
- 中等度以上の場合は、段差の遷移をなだらかにするファンニングを用います
- 表情の変化になじむ硬さの製剤を選択します
- 頬・中顔面(マラーファット周辺)の支持点を強化します
- 鼻翼基部・梨状口を適量で補強します
- 過矯正を避けるため、深層から浅層へ少量ずつ進めます
しわの程度によって、線上と外側の配分は3対7から5対5程度まで調整します。
エコーで「見て」から、注入する
ほうれい線から鼻翼基部にかけては、顔面動脈やその枝(眼角動脈など)が走行しています。血管の位置や深さには個人差が大きく、外から触れたり見たりするだけでは正確に把握できません。当院では施術前にエコー(超音波)で皮下を確認し、その方の解剖に合わせて注入の層と経路を決めています。
血管の位置と深さを確認
注入予定部位の周囲で、動脈の走行と皮膚からの深さを確認し、必要に応じて皮膚上にマーキングします。
層と経路を決める
確認した位置関係をもとに、注入する層、針かカニューレか、刺入点と進める方向を選択します。
既存の製剤も確認
過去に他院でヒアルロン酸などを注入されている場合、残存の有無や位置を確認し、重ねすぎを避けます。
エコーは血管塞栓などのリスクを完全になくすものではありません。細い血管は描出しにくい場合もあります。当院ではエコーによる確認を、少量ずつの投与、吸引確認、カニューレの選択、ヒアルロニダーゼの常備といった対策と組み合わせ、多層的にリスクを下げることを目指しています。
施術の流れ・回数・持続
- 診察・デザイン深さ、皮膚の厚み、ボリューム低下、骨支持を評価します。
- エコーによる確認注入予定部位の血管の走行・深さ、既存製剤の有無を確認し、注入の層と経路を決めます。
- 麻酔・冷却必要に応じて麻酔クリームや笑気麻酔を併用します。
- 投与極細針やカニューレを用い、線上と外側の支持点へ少量ずつ投与します。
- 仕上げ確認正面・斜位・側面・表情で微調整します。
- アフターケア当日から数日の注意点、内出血へのケアをご案内します。
初回は最小限の量で設計します。仕上がりを見て、2〜4週間後に微調整をご相談いただくことがあります。
製剤・部位・個人差により6〜18か月程度です。過量投与は避け、自然に減衰していく前提で設計します。
安全対策・合併症
当院では施術前のエコーによる血管走行の確認、少量ずつの投与、部位に応じたカニューレの使用により、合併症のリスク低減に努めています。
それでも、腫れ、赤み、内出血が数日から1週間前後みられることがあります。左右差やしこり感は多くの場合経過とともに改善しますが、必要に応じてマッサージや溶解で対応します。まれに血管塞栓(痛み、蒼白、網状の変色、感覚異常など)が起こることがあり、この場合は直ちにご連絡ください。院内にヒアルロニダーゼを常備しています。
痛みが強い、急な蒼白や斑状の変色、視界の異常などを感じた場合は、診療時間外であっても早急にご連絡ください。
よくあるご質問
線に沿って埋めるだけではだめですか?
線だけを埋めると、周囲とのバランスが崩れて不自然に見えることがあります。頬や中顔面、鼻翼基部といった外側の支持もあわせて整えることで、相対的に浅く自然な印象になりやすくなります。
エコーを使うと何が違いますか?
ほうれい線周囲の血管の位置や深さには個人差があり、外からは正確にわかりません。施術前にエコーで確認することで、その方の解剖に合わせて注入の層や経路を選べます。リスクをゼロにするものではありませんが、安全性を高めるための取り組みの一つとして行っています。
エコー検査は痛みがありますか?
ジェルを塗ってプローブを肌に当てるだけで、痛みはありません。確認にかかる時間は数分程度です。
他院でヒアルロン酸を入れたことがあります。
エコーで残っている製剤の有無や位置を確認したうえで、追加の要否や量をご提案します。入れた時期や製剤名がわかれば、カウンセリング時にお知らせください。
持続はどのくらいですか?
製剤・部位・個人差により6〜18か月程度です。過量投与を避け、自然に減衰していく前提で設計しています。
血管塞栓が心配です。
非常にまれな合併症ですが、施術前にエコーで血管の走行を確認したうえで注入しています。また、院内にヒアルロニダーゼを常備し、異変を感じた場合はすぐにご連絡いただける体制を整えています。
溶解はできますか?
可能です。仕上がりの微調整や、必要時のリカバリー目的で対応します。
当院の方針
国内承認製剤を原則使用し、非正規品は使用しません。エコーによる事前確認を含め、解剖に基づく安全域での投与と、過矯正の回避を徹底しています。効果・限界・リスクを丁寧にご説明し、納得いただいたうえで実施します。
関連ページ
施術全体のご案内はヒアルロン酸注入を、うるおい重視のご相談にはボライトを、こめかみのボリュームにはこめかみのヒアルロン酸、顎の輪郭には顎形成をご覧ください。表情じわとの併用相談はボトックスよくある質問もあわせてご覧ください。

【自由診療および使用製剤に関するご案内】
- 本治療は自由診療です(保険適用外)。
- 当院では、国内で承認されているヒアルロン酸製剤(ジュビダームビスタⓇシリーズ、レスチレンⓇ)を使用しております。
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また、一部施術においては、国内未承認のヒアルロン酸製剤「ビエンフィル(Bienfill)」を使用することがあります。
この製剤は韓国MFDS(食品医薬品安全処)の基準を満たしており、安全性・品質が認証された製品です。 - 国内未承認医薬品の使用については、医師の責任において輸入・管理しており、日本国内における同一成分・効能を有する代替製剤は存在しません。
※未承認医薬品に関する詳細は、厚生労働省の公式情報をご参照ください:
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
信頼できる公的機関の参考リンク
【監修医師について】
本ページの内容は、0th CLINIC 院長 黒田 揮志夫(くろだ きしお)
[病理専門医/皮膚病理医]が監修しています。
すべての治療情報は、国内外の医療文献・臨床ガイドライン・承認情報に基づき、医学的エビデンスに即して正確かつ中立的に記載しています。
情報は随時、最新の知見に基づいて更新・確認を行っております。
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