クリノフィブラート(リポクリン®)|脂質異常症・高トリグリセリド血症の治療

クリノフィブラート(リポクリン®)|脂質異常症・高トリグリセリド血症の治療|0th CLINIC 日本橋
脂質異常症治療薬 / フィブラート系

クリノフィブラート(リポクリン®)

クリノフィブラートは、中性脂肪(トリグリセリド:TG)が高い脂質異常症で検討される治療薬です。 LDLコレステロールだけでなく、non-HDL-C・ApoB・TG・HDL-Cのバランスをみながら、 食事・運動・体重管理と組み合わせて治療方針を決めていきます。

0th CLINIC 日本橋では、単に数値を下げるだけでなく、 原因の見極め・動脈硬化リスクの評価・他薬との組み合わせまで含めて丁寧にご相談いただけます。

高TG血症の治療選択肢 生活習慣改善と併用 スタチン併用は要注意 腎機能チェックが重要
一般名 クリノフィブラート
販売名 リポクリン®錠200
主な役割 TG低下 / HDL-C改善の補助
通常の飲み方 1日600mg3回分服

※ 実際の処方は、脂質プロフィール、腎機能、肝機能、併用薬、既往歴を踏まえて医師が判断します。

まず知っておきたいポイント

1. TGが高い方で検討される薬です

クリノフィブラートは、特に中性脂肪が高いタイプの脂質異常症で候補になる薬です。 LDL-Cだけが高い場合は、まず他の治療選択肢が優先されることもあります。

2. 生活習慣の見直しが前提です

脂質異常症の治療では、食事・運動・体重・睡眠・飲酒量の影響が非常に大きく、 薬だけでなく土台づくりが重要です。

3. スタチン併用は慎重に見ます

特に腎機能に異常がある場合は、 スタチンとフィブラート系の併用で横紋筋融解症のリスクに注意が必要です。

クリノフィブラート(リポクリン®)とは

どんな作用がある薬?

クリノフィブラートはフィブラート系薬剤で、血清中のVLDL・LDL分画のコレステロールやTGを低下させ、 一方でHDL-Cを増加させる方向に働くことが報告されています。

IFでは、投与後4週ごろから脂質像の改善がみられるとされています。

どんな方で相談しやすい?

  • 健診で中性脂肪(TG)高値を指摘された
  • non-HDL-CやApoBも含めて評価したい
  • スタチンでLDL-Cは改善したが、TG高値が残る
  • 低HDL-Cを伴う脂質異常症がある
  • 食事・飲酒・体重・二次性脂質異常の見直しも含めて治療したい

期待できる効果と考え方

クリノフィブラートのIFでは、臨床試験で血清総コレステロールは4週以降おおむね10〜13%低下血清トリグリセライドは4週以降おおむね25〜35%低下が示されています。

近年の脂質異常症診療では、単にLDL-Cだけを見るのではなく、 TG・HDL-C・non-HDL-C・ApoBまで含めて、残余リスクをどう減らすかを考える流れが重要です。 日本動脈硬化学会の2022年版ガイドラインでも、 高TG血症かつ低HDL-Cを示す脂質異常症ではTG低下療法が推奨されています。

TG高値が目立つ
HDL-Cが低い
non-HDL-C / ApoBも高い
動脈硬化リスクを総合的に下げたい

当院での評価ポイント

1

脂質プロフィール

LDL-C、HDL-C、TG、non-HDL-C、必要に応じてApoBやLp(a)も確認します。

2

二次性脂質異常の確認

糖尿病、甲状腺機能、飲酒、肥満、睡眠、腎・肝機能、併用薬などを見直します。

3

リスクの層別化

家族歴、FHの可能性、喫煙、高血圧、画像評価などから動脈硬化リスクを整理します。

4

治療選択

生活習慣介入を土台に、スタチン、エゼチミブ、EPA、フィブラート系などを個別に選びます。

飲み方

通常量

通常、成人ではクリノフィブラートとして1日600mgを3回に分けて経口投与します。 200mg錠では、一般的に1回1錠を1日3回が基本形になります。

ただし、年齢、症状、腎機能、併用薬などにより医師が調整します。

治療中に大切なこと

  • 投与前に十分な検査を行い、本当に脂質異常症かを確認する
  • 食事療法・運動療法を継続する
  • 投与中は血中脂質値を定期的に再評価する
  • 効果が乏しい場合は、漫然と続けず治療方針を見直す

副作用と注意点

特に注意したい副作用

  • 横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK上昇、腎機能悪化
  • 腎機能低下時の安全性:投与可否や減量・投与間隔調整を慎重に判断
  • 肝機能関連:AST/ALT上昇など
  • 皮疹・そう痒:発疹が出た場合は中止判断が必要なことがあります

比較的みられる副作用

  • 悪心・嘔吐
  • 腹痛、腹部膨満感、下痢
  • 食欲不振、消化不良
  • 頭痛・めまい
  • ほてり、倦怠感

併用薬で気をつけるもの

  • スタチン系薬:腎機能異常があると横紋筋融解症のリスクに注意
  • 抗凝固薬:抗凝固作用を増強する可能性があるため慎重投与

特に、筋肉痛・脱力・尿の色が濃い・強いだるさが出た場合は、早めに医療機関へご相談ください。

妊婦または妊娠の可能性がある方、授乳中の方には投与しません。小児に対する安全性は十分に確立していません。

よくある質問

クリノフィブラートはどんな脂質異常症に向いていますか?
中性脂肪(TG)が高いタイプの脂質異常症で検討される薬です。 特に、高TG血症に低HDL-Cが重なる場合は、治療方針の候補になりやすいです。
LDLコレステロールだけが高い場合にも使いますか?
LDL-Cが主な問題であれば、まず他の治療選択肢が優先されることがあります。 実際にはLDL-C、TG、HDL-C、non-HDL-C、ApoBなど全体をみて決めます。
どのくらいで効果が出ますか?
IFでは、投与4週ごろから血清脂質像の改善がみられるとされています。 ただし、食事・運動・飲酒量の影響も大きいため、再検査で確認しながら判断します。
スタチンと一緒に飲めますか?
併用されることはありますが、特に腎機能異常がある場合は慎重な判断が必要です。 筋肉痛、脱力感、強いだるさなどが出た場合は、すぐに相談してください。
副作用で特に気をつける症状は?
筋肉痛、脱力、尿が濃い、強い倦怠感は要注意です。 そのほか、発疹、胃腸症状、肝機能異常にも注意します。
薬だけでよくなりますか?
脂質異常症は、食事内容、体重、運動、睡眠、飲酒、糖代謝、甲状腺機能などの影響を強く受けます。 薬は大切ですが、生活習慣の調整とセットで考えるのが基本です。
クリノフィブラート(リポクリン®)|脂質異常症・高トリグリセリド血症の治療

医師監修:遠藤大介 医師

「脂質異常症では、LDL-Cだけでなく、TG・non-HDL-C・ApoBなどを立体的に評価することが大切です。 クリノフィブラートのような薬は、数値の並び方や全身リスクをみたうえで、生活習慣改善と組み合わせて使うことで意味が高まります。」

卒業大学:筑波大学医学専門学群医学類(2010年)/順天堂大学大学院(2017年)
専門分野:成人心臓血管外科
資格:日本外科学会外科専門医、心臓血管外科専門医・修練指導者、腹部ステントグラフト実施医・指導医、胸部ステントグラフト実施医・指導医、TAVR/TAVI実施医、ロボット支援下心臓手術認定術者

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本ページは一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・処方を確定するものではありません。 実際の治療適応、用量調整、併用薬の判断は、診察・採血結果・既往歴を踏まえて医師が行います。