皮脂量が多く、鼻・額・頬内側で目立つタイプ。皮脂コントロールと真皮側の治療を分けて考えます。
ポテンツァ(毛穴・キメ)|頬/鼻/額の部位別RFマイクロニードル設計
毛穴は、閉じるのではなく、
目立ちにくく整える。
毛穴の見え方は、皮脂、角栓、皮膚の弾力、ニキビ跡、乾燥など複数の要因で変わります。 ポテンツァは、その中でもRFマイクロニードルによる真皮リモデリングを利用し、 開大毛穴やキメ・軽度の凹凸を整える治療として検討します。 ただし、黒ずみ・角栓そのものが主因なら、ポテンツァだけが最短ルートとは限りません。
ポテンツァの毛穴治療で、最初に知りたいこと
RFマイクロニードルの臨床研究では、複数回治療で毛穴スコアの改善が報告されています。ただし個人差があります。
黒ずみ・角栓が中心なら洗浄・角質ケア・ニキビ治療を優先し、毛穴の開大や質感が残る場合にRFを検討します。
研究では複数回で改善度が上がる傾向があり、3回程度を一つの評価単位として考えることがあります。
毛穴・凹凸の真皮リモデリングは針ありRFを中心に、Diamondはハリ・引き締めやダウンタイムを抑えたい時に検討します。
深いboxcar・rolling・ice-pick scarでは、サブシジョンや他の治療を組み合わせることがあります。
皮脂・角栓・弾力・凹凸を整え、光の当たり方まで含めて「目立ちにくくする」ことを目標にします。
毛穴は「タイプ」より、原因を分ける
毛穴の中に角栓が目立つ場合。ポテンツァより洗浄・角質ケア・面皰治療が先になることがあります。
頬を中心に皮膚の支持低下で毛穴の輪郭が目立つ状態。RFによる真皮リモデリングを検討しやすいタイプです。
萎縮性瘢痕が毛穴のように見える場合。RFマイクロニードルのエビデンスは毛穴そのものより、ニキビ瘢痕領域でより蓄積しています。
水分不足や刺激性皮膚炎で毛穴の陰影が強く見えることがあります。施術より先にバリア回復が必要な場合があります。
実際には皮脂+弾力低下、角栓+ニキビ跡など複数要因が重なることが多く、治療の順番が重要です。
「毛穴=ポテンツァ」と決めない。 黒ずみを取る治療と、真皮を整える治療は別です。
ポテンツァが向く毛穴・別治療が向く毛穴
RFマイクロニードルを検討しやすい
- 頬の開大毛穴・弾力低下
- 肌表面のキメ・粗さ
- 軽度〜中等度の萎縮性ニキビ跡
- 皮脂だけでなく真皮の質感も関与している
- 複数回の治療を前提に改善を目指せる
別治療を先にすることがある
- 黒ずみ・角栓が主訴
- 活動性ニキビ・皮膚炎が強い
- 乾燥・バリア障害が強い
- 深いice-pick scarや強いrolling scar
- 色素沈着・赤みが主訴
針を刺すことより、「どの層にRFを届けるか」
POTENZAのメーカー公式情報では、侵襲型RFでは微細針を介して皮膚内へ高周波エネルギーを届け、 組織凝固を誘導する仕組みが示されています。 治療では、皮膚厚・部位・目的に応じて深さ、出力、密度等を調整します。
浅いキメと、より深い瘢痕・弾力低下では狙う層が異なります。
高ければ良いのではなく、熱損傷と効果のバランスを見て設定します。
過密照射は赤み・痂皮・PIH等のリスクを増やすため、均一性を重視します。
具体的なmm・W・パルス幅などをWeb上で固定プロトコルとして提示せず、患者さまの皮膚厚・部位・反応を見て医師が設定します。
毛穴へのエビデンスはありますか?
RFマイクロニードルは、毛穴・肌質・ニキビ瘢痕などで臨床研究があります。 2024年の頬の開大毛穴22例の後ろ向き研究では、3回治療後に毛穴スコアの有意な改善が報告されました。 2022年の75例研究でも、治療回数が増えるにつれて改善率が上がる傾向が示されています。
比較的エビデンスがある領域
- 開大毛穴
- 肌質・キメ
- 萎縮性ニキビ瘢痕
- 皮膚の引き締め・若返り
過剰に期待しない方がよいこと
- 毛穴を完全になくす
- 角栓を直接除去する
- 1回で永久的に改善する
- すべての瘢痕型を単独治療する
2025年の系統レビューでは、RFマイクロニードルは顔の質感・引き締めで一貫した改善が報告されていますが、研究規模や治療条件にはばらつきがあり、最適パラメータは確立途上です。
頬・鼻・額では、同じ設定にしません
| 部位 | よくある主因 | RFの考え方 | 併用候補 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 頬 | 開大毛穴、弾力低下、軽いニキビ跡 | 真皮リモデリングを中心に広く均一に設計 | 瘢痕型によりサブシジョン等 | 過剰な重ね打ち・PIHを避ける |
| 鼻・小鼻 | 皮脂、角栓、開大毛穴 | 角栓を先に評価し、必要な範囲のみRF | 洗浄、ピーリング、面皰治療 | 熱蓄積・痂皮・刺激を考慮 |
| 額 | 皮脂、細かな凹凸、キメ | 皮膚厚と骨面との距離を踏まえ慎重に設定 | ニキビ治療、皮脂対策 | 刺激・赤み・点状痂皮 |
ダイアモンドチップは、針ありRFの「弱い版」ではありません
メーカー公式では、POTENZA Diamond Tipは皮膚表面に接触して モノポーラ/バイポーラRFを深層・浅層へ届ける非侵襲モードとして説明されています。 マイクロニードルによる点状侵襲を伴わないため、目的とダウンタイムが異なります。
RFマイクロニードル
- 針を用いる侵襲型RF
- 毛穴・キメ・凹凸・瘢痕を検討
- 赤み・点状痂皮などのDTあり
- 麻酔を使用することが多い
Diamond Tip
- 針を使わない非侵襲型RF
- ハリ・引き締めを中心に検討
- 比較的ダウンタイムを抑えやすい
- イベント前・メンテナンスにも
「毛穴」に見えて、実はニキビ跡の場合
ニキビ後の小さな凹みが密集すると「毛穴が大きい」と感じることがあります。 RFマイクロニードルは萎縮性ニキビ瘢痕に対して比較的多くの研究があり、 2025年の系統レビューでは16研究・481例が評価され、有効な治療候補とされています。
ただしrolling scar、boxcar scar、ice-pick scarでは治療の得意不得意が異なります。サブシジョン・TCA CROSS・レーザー等を組み合わせる場合があります。
毛穴以外の主訴は、別の治療に任せる
洗浄、ピーリング、外用による面皰治療などを中心に。
IPLやレーザーなど、色調を標的とする治療を検討。
サブシジョン等、瘢痕構造そのものへの治療を優先することがあります。
一台で全部治そうとしない。 毛穴・角栓・赤み・瘢痕を分ける方が、施術回数を減らせることがあります。
何回・どのくらいの間隔?
毛穴・キメ目的のRFマイクロニードルは、肌反応を見ながら複数回行うことが一般的です。 0th CLINICでは、初回から5回を固定で販売するのではなく、まず数回で反応を評価します。
- 初回|原因を分類皮脂・角栓・弾力低下・ニキビ跡・乾燥のどれが主因か確認します。
- 施術|部位別に設定頬・鼻・額の皮膚厚と主訴を見て、深さ・RF・密度を調整します。
- 4〜8週程度で再評価赤み・PIH・毛穴・キメの変化を確認して次回強度を決めます。
- 3回前後で方針を再確認反応が乏しければ、同じ施術を続けず原因と治療方法を見直します。
研究では1〜3か月間隔で3回行った報告などがありますが、最適な回数・間隔は治療条件と肌状態によって異なります。
赤み・点状出血・ざらつき・色素沈着
RFマイクロニードルでは、施術中の痛み、赤み、腫れ、点状出血、痂皮、ざらつきなどが起こります。 多くは一過性ですが、出力・密度・肌タイプによって反応は異なります。
まれに炎症後色素沈着、熱傷、感染、ニキビ様皮疹、瘢痕などが生じる可能性があります。 強い痛み、水疱、膿、赤みの増悪などがある場合は通常のダウンタイムとして放置せず診察が必要です。
施術後
- 摩擦を避ける
- 十分な保湿
- 紫外線対策
- 刺激性成分は医師指示で再開
予定がある方
- 初回は大切な予定直前を避ける
- 赤み・点状痂皮の個人差を確認
- 必要ならDiamond等の別治療を検討
料金
使用するチップ、施術範囲、麻酔、薬剤導入の有無によって料金が異なります。 毛穴治療では、価格だけでなく「どのチップを何の目的で使うのか」を診察時にご説明します。
ポテンツァの毛穴治療について、よくあるご質問
ポテンツァで毛穴はなくなりますか?
毛穴は皮膚の正常な構造なので完全になくすことはできません。皮脂・弾力・凹凸など原因を整え、目立ちにくくすることを目標にします。
鼻の黒ずみにポテンツァは一番おすすめですか?
角栓が主原因なら第一選択とは限りません。洗浄、ピーリング、面皰治療等を先に行い、開大や質感が残る場合にRFを検討します。
頬のたるみ毛穴に向きますか?
弾力低下が関与する頬の開大毛穴ではRFマイクロニードルを検討しやすいです。ただし強いたるみが主因なら、別の引き締め治療の方が適する場合があります。
何回で効果を感じますか?
個人差があります。臨床研究では複数回治療で改善度が増す報告があり、3回程度を一つの再評価タイミングとして治療方針を見直すことがあります。
ダイアモンドチップと針ありポテンツァはどちらがよいですか?
目的が異なります。毛穴・キメ・凹凸には針ありRF、ダウンタイムを抑えたハリ・引き締めにはDiamondを検討します。
ドラッグデリバリーは毛穴に必須ですか?
必須ではありません。RFマイクロニードルそのものの治療効果と、薬剤導入を分けて考えます。導入薬剤を使用する場合は、その必要性・承認状況・リスクを別途説明します。
ニキビがある状態でも受けられますか?
少数の皮疹で施術できる場合もありますが、炎症性ニキビが多い場合はニキビ治療を先に安定させることがあります。
IPLやピーリングと一緒にできますか?
組み合わせることはありますが、同日に重ねれば効果が高いとは限りません。赤み・角栓・色素など主訴を分け、肌反応を見て順番と間隔を決めます。
メイクはいつからできますか?
使用チップ・照射強度・皮膚反応によって異なります。摩擦を避けることを優先し、当日の指示に従って再開してください。
医師から
毛穴治療は「出力を上げれば効く」治療ではありません。 角栓なのか、皮脂なのか、真皮の弾力低下なのか、ニキビ跡なのかで、必要な治療が変わります。
ポテンツァが合う方には部位別にRFを設計し、 合わない毛穴には別の治療をご提案します。 一つの機械ですべてを治そうとしないことを大切にしています。
監修:黒田 揮志夫 医師|0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士/病理専門医 | 医師紹介
0th CLINIC 日本橋
〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4F。 「鼻の黒ずみなのか毛穴なのか分からない」「ポテンツァとピーリングで迷っている」といった段階からご相談いただけます。
「ポテンツァが必要か」から相談できます。
毛穴の大きさだけでなく、皮脂・角栓・ニキビ跡・弾力低下を確認し、 RFマイクロニードル、Diamond、ピーリング、ニキビ治療などから必要な治療をご提案します。
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