広い範囲にできる
肩から背中中央、腰にかけて白ニキビや赤ニキビが混在する。
背中は範囲が広く、自分では塗りにくいため、顔のニキビより治療を続けにくい部位です。 また、ニキビと思っていても毛嚢炎など別の病気が混ざっていることがあります。
0th CLINIC 日本橋では、まず診断を確認し、ベピオなどの標準治療が十分に行えているか、 新しい炎症が減っているかをみます。 背中の赤み・色素沈着・ニキビ跡は改善に時間を要するため、まず活動性ニキビを抑えることを優先します。
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背中は皮脂腺が多く、汗や衣類による摩擦を受けやすい部位です。 加えて、顔より外用薬を均一に塗りにくいため、 「薬が効かない」のではなく、十分な量・範囲・頻度で使えていないこともあります。
肩から背中中央、腰にかけて白ニキビや赤ニキビが混在する。
処方薬をもらっても、背中全体に継続して使うことが難しい。
運動、密着するウェア、リュックなどで炎症が増えることがある。
赤みや茶色い色素沈着が広範囲に残り、ニキビが治っても気になる。
背中のぶつぶつには、尋常性ざ瘡だけでなく、マラセチア毛包炎や細菌性毛嚢炎などが含まれることがあります。 ニキビ治療を続けても改善しない場合は、診断を見直します。
白ニキビ、赤ニキビ、膿疱、しこりなど複数の病変が混在します。
毛穴を中心に比較的そろった赤いぶつぶつが出ることがあります。
細かな発疹が広がり、かゆみを伴う場合があります。抗真菌治療が必要になることがあります。
汗をかいた衣類を長時間着続けないようにします。 可能であればシャワーで流し、乾いた衣類に着替えます。
シャンプーやコンディショナーを流した後に、背中をぬるま湯で十分に流します。 ナイロンタオルやスクラブで強くこする必要はありません。
炎症が集中する場所と、衣類や肩紐が当たる場所が一致していないか確認します。 強い摩擦が続く場合は、可能な範囲で調整します。
ニキビか、毛嚢炎など別の病気かを見分けます。
病変の範囲、剤形、刺激症状、塗り方を確認しながら治療します。
新しい炎症が減っているか、しこりや瘢痕が増えていないかを確認します。
過酸化ベンゾイル(BPO)は、ニキビ治療の基本となる薬剤の一つです。 背中では広範囲に使用するため、刺激症状や塗布のしやすさも含めて剤形・使い方を調整します。
ベピオについて炎症の程度に応じて、他の外用薬や期間を区切った内服抗菌薬などを組み合わせることがあります。 ただし、まず現在の治療が適切に行えているかを確認します。
一定期間治療した後に、赤いニキビや膿疱の数、新しいしこり、広がり方を確認します。 色素沈着がすぐ薄くならないことだけを理由に「治療が効いていない」とは判断しません。
背中全体に繰り返す、硬いしこりが多い、凹みや盛り上がりなどの瘢痕が増えている、 適切な標準治療を続けても新しい炎症が止まらない場合には、 より強い治療を検討することがあります。
診断が正しいか、BPOなどを十分な範囲・頻度で使えていたか、 内服を含む標準治療が適切に行われていたかを確認します。
重症、瘢痕リスクが高い、広範囲、または標準治療で十分な改善が得られない場合には、 イソトレチノインを検討することがあります。
イソトレチノインは国内未承認薬です。妊娠可能性、採血、乾燥などの副作用を含め、 適応と安全管理を確認したうえで治療します。
イソトレチノイン治療について背中では、炎症がおさまった後も赤みや茶色い色素沈着が長く残ることがあります。 また、凹みや盛り上がりなどの瘢痕は、色素沈着とは別の問題です。 まず新しいニキビを止めたうえで、何が残っているかを見分けます。
炎症後の赤みは徐々に変化します。 新しい炎症が続いている時期に、赤みだけを追いかけて治療することはおすすめしていません。
茶色い跡は、皮膚の回復とともに徐々に薄くなることがありますが、月単位で経過を見ることがあります。 摩擦や紫外線を避けながら経過を確認します。
瘢痕は自然経過だけで元の皮膚に完全に戻すことが難しく、 治療を行っても改善の程度には限界があります。
BPOはニキビの標準治療の一つですが、すべての方が単剤で十分に改善するわけではありません。診断、範囲、病変の種類、塗布状況を確認しながら効果を評価します。
短期間だけで判断せず、一定期間きちんと使用したうえで、新しい炎症が減っているかを確認します。刺激が強い場合や悪化する場合は、その前に受診してください。
すぐに切り替えるわけではありません。診断や使用方法を再確認し、必要に応じて他の標準治療を組み合わせます。広範囲、しこり、瘢痕リスクが高い、標準治療で十分な改善が得られない場合などにイソトレチノインを検討します。
色素沈着は改善に時間がかかります。まず新しい炎症を抑え、摩擦や紫外線を減らすことを優先します。短期間で完全に消えることを前提とした治療はおすすめしていません。
凹みなどの瘢痕は、色素沈着とは異なり自然に元通りになることが難しい状態です。活動性ニキビが落ち着いた後に、瘢痕の種類と治療によって期待できる範囲をご説明します。
活動性のニキビが多い段階では、まずニキビそのものの治療を優先します。跡の治療や美容施術は、炎症が落ち着いた後に必要性を検討します。
マラセチア毛包炎など、ニキビ以外の可能性があります。ニキビ治療で改善しない、均一な小さい発疹が広がる、かゆみが強い場合は診察で鑑別します。
背中のニキビは、赤みや色素沈着が目立つため、患者さんは「跡を早く治したい」と感じることが多いと思います。 ただ、新しい炎症が続いている状態で跡だけを治療しても、また新しい跡が増えてしまいます。 まずベピオなどの治療が効いているかを確認し、十分に抑えられない場合に次の治療を検討します。
0th CLINIC 日本橋では、ニキビ、毛嚢炎、炎症後色素沈着、瘢痕を分けて評価し、 できることと、時間が必要なことを区別してご説明します。
監修:黒田 揮志夫 医師(0th CLINIC 日本橋 院長)/医学博士/日本病理学会認定 病理専門医