朝だけ高い/夜だけ高い (就寝前/起床後の測定指示)

朝だけ高い・夜だけ高い血圧|就寝前/起床後の測定指示と受診の目安|日本橋の循環器内科 0th CLINIC

朝だけ高い? 夜だけ高い?
“測り方”で見逃さないコツ受診の目安

家庭血圧は起床後と就寝前を正しく測るのが基本。
0th CLINICは測定指示→評価→治療方針まで最短ルートをご案内します。

まずはここから:測定条件の“4つの約束”

  1. 上腕式の血圧計を使用(手首式は誤差が大きくなりがち)
  2. 背もたれに寄りかかり座位で1–2分安静、足は組まない・会話しない
  3. カフは上腕を心臓の高さに。薄い衣服の上からでもOK(厚手はNG)
  4. 1分間隔で2回測定し平均を記録

※ 起床後・就寝前の測定の詳細は「家庭血圧の測り方」ページも参照。

朝だけ高い?(起床後の測定指示

  • 起床後1時間以内・排尿後に測定
  • 服薬前・朝食前に、1分間隔で2回測定し平均
  • 飲酒・運動・カフェイン直後は避ける

朝高血圧の背景:早朝の交感神経亢進・夜間降圧不足・就寝前の塩分/アルコールなど。

判定と目安(家庭血圧)

判定 収縮期 / 拡張期(mmHg) 次の一手
正常〜高値 おおむね <135 / <85 1週間の記録を継続し提出
朝だけ高い傾向 ≥135 もしくは ≥85 が目立つ 生活調整+受診。必要に応じABPM検討

夜だけ高い?(就寝前の測定指示

  • 就寝直前に測定(入浴後は30分以上あける)
  • 飲酒・食後すぐ・激しい運動直後は避ける
  • 1分間隔で2回測定し平均

夜高血圧の背景:睡眠時無呼吸・夕食後過剰な塩分/飲酒・降圧薬の効果切れなど。

判定と目安(家庭血圧)

判定 収縮期 / 拡張期(mmHg) 次の一手
正常〜高値 おおむね <135 / <85 記録継続。生活/服薬時間の見直し
夜だけ高い傾向 ≥135 もしくは ≥85 が目立つ ABPMや服薬タイミング調整を検討

1週間の記録 → 次の一手(判断フロー)

  1. 朝・夜とも1分間隔×2回の平均を7日間記録
  2. いずれかが平均135/85以上なら受診推奨
  3. 白衣/仮面高血圧夜間高血圧が疑わしければ 24時間血圧(ABPM) を検討
  4. 生活調整(減塩・体重・睡眠・飲酒)+薬の種類/時間帯/用量最適化へ

※ めまい・胸痛・息切れ・頭痛が強い/持続する場合は早めに受診を。

当日できること

  • 家庭血圧の評価・指導(血圧計の使い方チェック)
  • 心電図(ECG)・採血(腎機能・電解質・脂質)
  • 必要時:ABPM連携手配
  • 薬の副作用/時間帯調整の相談(例:むくみ・咳・倦怠感)

よくある質問

Q. 朝は高いのに外来では正常です。治療は必要?
A. 仮面高血圧の可能性があります。1週間の家庭血圧と必要に応じABPMで評価します。
Q. 就寝前だけ高いです。薬の飲む時間を変えると良くなりますか?
A. 有効な場合があります。種類や用量を含めて医師の指示で調整しましょう。
Q. 入浴後・飲酒後に測ると高い/低い…どちらを信じれば?
A. 条件で上下します。標準化した条件(本文参照)での記録を基準にしてください。

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👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

朝だけ高い/夜だけ高い (就寝前/起床後の測定指示)
「循環器疾患は、多くが静かに進行します。
だからこそ、症状のないうちから予防と管理に取り組むことが重要です。
検査データや生活背景まで丁寧に確認し、“納得して続けられる医療”を心がけています。

0th CLINICの循環器内科では、高血圧・動脈硬化・不整脈などの疾患を中心に、忙しい現代人にも続けやすい医療設計を行っています。
未来の病気を防ぐ「未病医療」を、あなたの日常に無理なく取り入れていきましょう。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/外科病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士(心臓血管外科学)
日本病理学会認定 病理専門医/元外科専門医
総合診療・救急・心臓血管外科領域での診療経験10年以上

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