ニキビ後の色素沈着(PIH)

ニキビ跡の色素沈着(PIH)治療|茶色いニキビ跡|0th CLINIC 日本橋
0th CLINIC 日本橋POST-INFLAMMATORY HYPERPIGMENTATION
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Post-Inflammatory Hyperpigmentation

ニキビが治ったあとに残る、
茶色い跡。

炎症性ニキビが落ち着いたあと、 平らなのに茶色〜灰褐色の色だけが残ることがあります。 これはPIH(post-inflammatory hyperpigmentation / 炎症後色素沈着)です。

PIHは時間とともに薄くなることがあります。 治療では、まず新しい炎症を増やさないこと、紫外線・刺激を避けること、必要な外用を選ぶことが基本です。 レーザーは全員の第一選択ではありません。

東京都中央区日本橋2-16-9 CAMCO日本橋ビル4階|日本橋駅D1出口 徒歩3分・茅場町駅12番出口 徒歩5分・東京駅八重洲口から徒歩圏

ニキビ後の色素沈着(PIH)
01
What Is PIH?

炎症をきっかけに増えたメラニンが、皮膚に残った状態です。

ニキビの炎症が起こると、炎症性メディエーターなどの影響でメラニン産生が高まり、 炎症が引いたあとも茶色〜灰褐色の色素が残ることがあります。

肌色が濃いほどPIHが目立ちやすく、長く残りやすい傾向があります。 一方で自然軽快もあり、治療しないと必ず残るわけではありません。

PIHは「シミ」と一括りにせず、 新しい炎症がまだ続いているか、PIEが混ざっていないか、凹凸瘢痕がないかを分けて考えます。
Differential Diagnosis

茶色い跡と赤い跡では、治療が違います。

PIH

炎症後色素沈着

茶色〜灰褐色。メラニン性の変化が主体です。平坦で色だけが残ることが多い状態です。

PIE

炎症後紅斑

赤〜赤紫色。血管性の変化が主体で、PIHとは治療を分けます。

PIEのページを見る
Active Acne

まだ炎症しているニキビ

盛り上がり、痛み、膿疱などがあれば「跡」ではありません。新しいPIHを増やさないため、ニキビ治療を優先します。

Atrophic Scar

クレーターを伴う場合

色と凹凸は別の問題です。色が薄くなってもクレーターは残るため、萎縮性瘢痕として別に評価します。

PIHとPIEは同じ場所に混在することがあります。 「赤茶色だからレーザー」と決めず、色調と経過を診察で確認します。
First Priority

まず、新しい色素沈着を増やさない。

Acne-associated hyperpigmentationの専門家コンセンサスでは、 活動性ニキビを早期から有効に治療することが重視されています。 新しい炎症が続けば、新しいPIHも増えていきます。

Acne Control

活動性ニキビを治療

外用レチノイド、ベンゾイル過酸化物などを症例に応じて使用し、 新しい炎症を減らします。

Photoprotection

光防御

紫外線は色素沈着を濃くする要因になります。 日常的な広範囲UV防御はPIH管理の基本です。

PIHがあるからといって、刺激を恐れて必要なニキビ治療をすべて中止するわけではありません。 レチノイド等で刺激が強い場合は、量・頻度・保湿を調整して炎症を増やさない使い方を考えます。
Treatment

PIHの中心は、光防御と外用治療です。

Topical Retinoid

外用レチノイド

活動性ニキビの治療とPIHの両面で重要な選択肢です。 Acne-associated hyperpigmentationのDelphi consensusでも、 topical retinoid + benzoyl peroxideによる早期のニキビ治療が推奨されています。

刺激性皮膚炎が起こるとPIHを悪化させ得るため、 肌状態に合わせて使用頻度や保湿を調整します。

Acne + PIH
Azelaic Acid

アゼライン酸

ニキビと色素沈着の双方を意識できる外用選択肢です。 PIHを伴うニキビで補助的に検討します。

AcnePigmentation
アゼライン酸の詳細
Hydroquinone

ハイドロキノン

メラニン産生を抑える外用薬で、 PIH治療の選択肢として使用されてきました。

刺激性皮膚炎、接触皮膚炎などに注意し、 高濃度を自己判断で長期間使用するのではなく、適応と使用期間を確認します。

Selected cases
Other Topicals

その他の外用

ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体なども色むらケアに使用されますが、 医療用治療の代わりとして一律に必須とするものではありません。

Adjunct
Chemical Peel

ケミカルピーリング

Acne-associated hyperpigmentationでは補助・second-lineとして検討されることがあります。 一方、刺激が強すぎると新たな炎症やPIHを起こし得るため、 肌状態と濃度を考慮します。

Adjunct / second-line
Oral Therapy

内服治療

ビタミン剤やトラネキサム酸等を、 ニキビ後PIHの標準治療として全員に処方する十分な根拠はありません。

PIH治療の基本を「美白内服」に置かず、 新しい炎症の制御・光防御・外用治療を中心に考えます。

Routine useではない
Laser & Energy-Based Devices

レーザーは選択肢。ただし、外用より先に全員へ行う治療ではありません。

2024年のskin of colorを対象としたsystematic reviewでは、 レーザー治療で改善した症例がある一方、 治療後にPIHが悪化した症例も報告されています。

01

まず外用・光防御

レーザーはPIHのsecond-line / adjunctとして扱う方が安全です。

02

肌色を確認

Fitzpatrick skin typeが高いほど、レーザー後PIHにも注意が必要です。

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回数を固定しない

「3〜6回」「8回以上」を最初から前提にせず、 初回反応を確認して継続の必要性を判断します。

低出力ピコレーザー/トーニングを、ニキビ後PIHの標準的な第一選択とは位置づけません。 外用で十分に改善しない、広範囲で心理的負担が大きいなど、 適応を選んで検討します。
Daily Care

刺激を増やさず、光から守る。

01

日焼け止め

日中は広範囲UVをカバーする日焼け止めを使用します。 PIH予防に関するsystematic reviewでも、光防御は最も一貫した予防策でした。

02

摩擦を減らす

ゴシゴシ洗顔、スクラブ、自己圧出など、 新しい炎症を作る行為を避けます。

03

刺激の足し算をしない

レチノイド、AHA/BHA、ハイドロキノン等を 自己判断で一度に増やすと刺激性皮膚炎につながることがあります。

「長風呂をするとPIHが悪化する」「高温シャワーが色素沈着の主因」といった一律の生活制限は置きません。 重要なのは、紫外線・新しい炎症・過度な摩擦や刺激を減らすことです。
Treatment Planning

固定の「0〜2週、2〜8週」という治療表は作りません。

活動性ニキビを確認

新しい炎症があれば、まずニキビ治療を調整します。

PIHの色・範囲を評価

PIEやクレーターとの混在、肌色、既往治療を確認します。

光防御と外用を開始

刺激を増やさない範囲で、必要な外用を選択します。

反応をみて追加治療

改善が不十分であれば、外用の変更や選択的な機器治療を検討します。

PIHはゆっくり改善することがあります。 「○週間で必ず薄くなる」という治療ではなく、 新しい色素沈着を増やさないことと、刺激を起こさないことを優先します。
Evidence Update 2026

現在のエビデンスから見るPIH治療

01

Acne control first

2023年Delphi consensusでは、acne-associated hyperpigmentationに対して早期の有効なニキビ治療が重視されています。

02

Topicals are central

2024年systematic reviewでは、topical retinoidsは最も多く研究された治療の一つでした。

03

Laser needs caution

レーザーで改善する症例はありますが、PIH悪化も報告されており、肌色・設定・適応判断が重要です。

Questions

よくある質問

ニキビ跡の茶色い色素沈着は自然に消えますか?

一部は時間とともに薄くなります。新しい炎症、紫外線、刺激が続くと長引くことがあります。

PIHとPIEの違いは?

PIHは茶色〜灰褐色のメラニン性変化、PIEは赤〜赤紫色の血管性変化が中心です。両方が混ざることもあります。

まずレーザートーニングを受けた方が早いですか?

必ずしもそうではありません。PIHでは活動性ニキビの治療、光防御、外用が基本です。レーザーは選択症例で補助的に検討し、悪化リスクにも注意します。

アゼライン酸は使えますか?

ニキビと色素沈着の双方を意識できる外用選択肢です。刺激性や他の外用との組み合わせを確認して使用します。

ハイドロキノンは使えますか?

PIH治療の選択肢です。ただし刺激性皮膚炎や接触皮膚炎などがあり、高濃度を自己判断で長期間使用しないようにします。

トラネキサム酸やビタミン剤を飲んだ方がよいですか?

ニキビ後PIHに対して、これらを全員の標準治療とする十分な根拠はありません。治療の中心は新しい炎症の制御、光防御、外用です。

何回で薄くなりますか?

レーザー回数で一律に示すことはできません。自然経過、色の深さ、新しいニキビ、外用への反応、肌色によって異なります。

LINEで写真を送ればPIHか判断できますか?

できません。当院のLINEは予約専用です。PIEや活動性ニキビとの混在もあるため、来院時に診察します。

Medical Supervision

PIHは、強い治療を重ねるほど早く消えるわけではありません。

ニキビ後の色素沈着(PIH)
ニキビ後の色素沈着は、刺激の強い外用やレーザーを重ねることで、かえって濃くなることがあります。 新しい炎症を抑え、肌を守りながら外用を使い、必要な症例だけに機器治療を追加することを重視しています。

監修:黒田 揮志夫 医師(0th CLINIC 日本橋 院長)/医学博士/日本病理学会認定 病理専門医

Appointment

茶色い跡がPIHなのか、まず確認します。

「ピコトーニングを何回受けるか」を決めてご来院いただく必要はありません。 活動性ニキビ、PIEとの混在、PIHの色・範囲を確認し、 経過観察・外用・機器治療のどれが適しているかをご説明します。

完全予約制|24時間LINE予約受付|日本橋駅D1出口 徒歩3分・茅場町駅12番出口 徒歩5分・東京駅八重洲口から徒歩圏

本ページは一般的な医療情報の提供を目的としています。PIHに対する外用・ピーリング・レーザー等の一部治療は自由診療です。効果・改善速度には個人差があります。外用薬では赤み・乾燥・刺激・接触皮膚炎等、ピーリング・レーザー等では赤み・熱感・痂皮・炎症後色素沈着の悪化・色素脱失等が生じる可能性があります。適応・費用・使用方法・施術条件・リスクは診察時にご説明します。最終医学レビュー:2026年9月14日。

👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

ニキビ後の色素沈着(PIH)
「ニキビ痕の治療は、見た目の改善だけでなく、自己肯定感や生活の質の向上にも直結する重要な医療のひとつです。
凹凸・赤み・色素沈着など、多様な痕に対して、根拠あるアプローチと丁寧な経過フォローを大切にしています。」

0th CLINICでは、瘢痕のタイプや肌質に合わせて、レーザー、ニードリング、薬剤治療などを適切に組み合わせ、オーダーメイドで改善プランをご提案しています。 初めての方にもわかりやすい説明を心がけ、納得いただいたうえで治療を進めていきます。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/皮膚病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医
ニキビ・ニキビ痕の診療経験多数/再発予防と治療ガイドラインに基づいた処方設計を実施

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