ヒアルロン酸注入|ダウンタイム・リスク・副作用と術後ケア

ヒアルロン酸注入|ダウンタイム・リスク・副作用と術後ケア|0th CLINIC 日本橋

ダウンタイム・リスク・副作用と術後ケア

ヒアルロン酸注入はデザイン性と安全性の両立が大切です。本ページでは、当日の流れ・経過の目安・セルフケア・再診の目安・緊急時のサインをまとめました。個人差・部位差があるため、最終的な判断は診察時の医師説明に基づきます。

ダウンタイムの目安(部位・体質で変動します)

症状起こりやすい時期経過の目安セルフケア
赤み・軽い腫れ 当日〜翌日 数日で軽快 当日は清潔保持/触りすぎない。必要に応じて軽い冷却。
むくみ・圧痛 1–3日 数日〜1週間 強いマッサージは避け、頭部挙上で就寝・過度の飲酒を控える。
内出血(皮下出血) 注入直後〜翌日 1–2週間で吸収(色調変化あり) 当日は圧迫止血。翌日以降はメイクでカバー可(傷の状態を確認)。
しこり感・違和感 数日内 経過観察で軽快することが多い 自己判断で強く揉まない。気になる場合はクリニックへ。
イベント逆算の目安:写真撮影・式典などは2週間以上前の施術を推奨。ボリューム調整や微調整(リタッチ)は更に余裕をみると安心です。

想定されるリスク・副作用

一般的にみられるもの

  • 赤み・腫れ・むくみ・圧痛・内出血
  • 軽度の左右差・一時的な違和感
  • 体質や部位による吸収速度の違い

稀に起こりうるもの

  • 一過性の結節・肉芽反応
  • 感染(疼痛・発赤・熱感・膿性分泌 等)
  • アレルギー反応(特に溶解時の薬剤含む)

重篤だが注意が必要なもの

  • 血管塞栓(強い痛み、皮膚蒼白〜網目状色調変化、潰瘍)
  • 視覚症状(急な視界のかすみ・視力低下 など)

ヒアルロニダーゼ(溶解)について

多くのヒアルロン酸は可逆的に分解できます。デザイン調整・しこり感・アクシデント対応など、必要に応じて医師が適応を判断します。

  • 適応:形状調整、血流障害が疑われる場合の救急的対応 など
  • 前提:既往歴・アレルギー確認、説明同意、写真記録
  • 留意:部位や状態により複数回間隔調整が必要なことがあります

血管塞栓が疑われる場合(患者さん向けの考え方)

  1. 冷却:自己判断での強いマッサージは避け、まずは軽い冷却。
  2. 連絡:症状の発現時刻・部位・痛みの程度・色調変化をメモし、すぐに当院へご連絡ください。
  3. 受診:医師が評価し、必要に応じてヒアルロニダーゼ等の処置を検討します。

※上記は患者さん向けの一般的な説明です。実際の対応は医師の診察と総合判断に基づきます。

施術前後の生活上の注意

施術前

  • イベントや撮影は2週間以上前に計画
  • サプリ・内服で出血傾向が気になる場合は申告(例:魚油、ビタミンE など)
  • 既往歴・アレルギー・他院施術歴を共有

当日〜翌日

  • 清潔保持、強い圧迫や揉み込みは避ける
  • 激しい運動・サウナ・長風呂・飲酒は控える
  • 内出血は圧迫止血。必要に応じて翌日以降メイク可

1週間以内

  • むくみが残る場合あり。経過を観察
  • 気になる左右差・質感は自己マッサージ前に相談
  • リタッチ・溶解の要否は再診で判断

ご相談・ご予約

目的(形・シワ・質感)やご予定(イベント逆算)に合わせ、ダウンタイムを最小化する設計安全策を組み合わせてご提案します。気になる症状があれば遠慮なくご相談ください。

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表現・免責について

本ページは一般的な情報提供を目的とし、効果の保証や特定製品の優位性の断定を行うものではありません。施術の適応・方法・リスク・費用は、診察に基づき個別にご案内します。国内での承認区分や在庫状況は製品ごとに異なります。医療広告ガイドラインおよび各種ポリシーに配慮して記載しています。

【自由診療および使用製剤に関するご案内】

  • 本治療は自由診療です(保険適用外)
  • 当院では、国内で承認されているヒアルロン酸製剤(ジュビダームビスタⓇシリーズ、レスチレンⓇ)を使用しております。
  • また、一部施術においては、国内未承認のヒアルロン酸製剤「ビエンフィル(Bienfill)」を使用することがあります。
    この製剤は韓国MFDS(食品医薬品安全処)の基準を満たしており、安全性・品質が認証された製品です。
  • 国内未承認医薬品の使用については、医師の責任において輸入・管理しており、日本国内における同一成分・効能を有する代替製剤は存在しません。

※未承認医薬品に関する詳細は、厚生労働省の公式情報をご参照ください:
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/

信頼できる公的機関の参考リンク

【監修医師について】

本ページの内容は、0th CLINIC 院長 黒田 揮志夫(くろだ きしお)
[病理専門医/皮膚病理医]が監修しています。

すべての治療情報は、国内外の医療文献・臨床ガイドライン・承認情報に基づき、医学的エビデンスに即して正確かつ中立的に記載しています。
情報は随時、最新の知見に基づいて更新・確認を行っております。

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