コラム

高GI食品リストと“置き換え表”|ニキビを悪化させにくい食べ方(医師監修)

高GI食品リストと“置き換え表”|ニキビを悪化させにくい食べ方(医師監修)|0th CLINIC 日本橋

高GI食品リストと“置き換え表”|ニキビを悪化させにくい食べ方

“我慢ゼロ”でできる食事リモデル。
高GIに偏りがちな主食・間食・飲料を、低GIへ**1つずつ置き換えるだけ**の実践ガイドです(医師監修)。

※一般情報です。実際の治療は診察・既往・内服・アレルギー等を確認し個別最適化します。食事だけで“治る”とは限りません。
目次
  1. 高GIとニキビの“関係”を1分で
  2. 高GIリスト(主食・間食・飲料)
  3. 置き換え表:高GI → 低GI
  4. ワンデー食事プラン(朝/昼/夜/間食)
  5. 10項目チェックリスト(今日から)
  6. やりがちNG 3つ
  7. 受診の目安と院内でできること

高GIとニキビの“関係”を1分で

GI(Glycemic Index)は食後血糖の上がりやすさの指標。高GIに偏ると、皮脂や炎症が悪化しやすい人がいます。とはいえ、食事だけで全ては決まらないため、保険の標準治療と並走し、続けられる範囲で低GIへ“置き換え”るのが現実的です。

まずは主食と間食のたった2カ所を変えるだけでOK。完璧主義より“続くこと”が勝ち。

高GIリスト(よく食べる順)

主食

  • 白パン(食パン/ロール)
  • 精白ごはん・寿司シャリ
  • うどん・そうめん
  • フレンチフライ/マッシュポテト
  • 甘いシリアル

間食/菓子

  • ドーナツ・菓子パン
  • クッキー・ケーキ
  • チョコ・キャンディ
  • アイス・パフェ
  • スナック菓子(コーン系)

飲料

  • 砂糖入りドリンク(炭酸・ジュース・カフェラテ)
  • 加糖ミルクティー/タピオカ
  • スポーツドリンク常飲
  • アルコール(甘いカクテル)

完全排除は不要です。頻度・タイミング・量を調整し、下記の置き換えを活用しましょう。

置き換え表:高GI → 低GI(“そのまま注文・購入できる”例)

高GI(よくある)→ 置き換え例(低GI寄り)コツ
白パン/菓子パン全粒粉パン|ライ麦パン厚塗りバター/ジャムは控えめ、たんぱく質と一緒に
精白ごはん大盛り雑穀/胚芽米|半量+豆腐/納豆丼は“並+副菜”で血糖スパイク緩和
うどん・そうめんそば(十割に近い)|冷麺具でたんぱく質(卵/鶏/納豆)をプラス
フライドポテトサラダ+ナッツ少量外食は“ポテト→サラダ”へサイド変更
甘いシリアルオートミール|無糖グラノーラ牛乳は無糖、フルーツはベリー系少量
ドーナツ/ケーキヨーグルト+ベリー|高カカオチョコ数片“デザートは食後に”で血糖上昇を緩やかに
砂糖入りドリンク無糖茶/ブラック/微糖→ステップダウン“甘さ控えめ”を固定選択肢に
タピオカ/加糖ラテ無糖ラテ/ソイ/アーモンドミルクサイズはS、トッピングは1つまで
おやつにスナック素焼きナッツ一握り|チーズ1切間食は“たんぱく質か食物繊維”を選ぶ
夜遅い白飯スープ/味噌汁+蛋白(豆腐/卵)主食は翌朝へ回し、“遅い時間は軽食”に

原則:主食は“未精製”・間食は“無糖”・飲料は“水/お茶”へ寄せるだけでOK。

ワンデー食事プラン(忙しい人向け)

平日デスクワーク

  • 朝:全粒粉トースト+卵/チーズ、無糖ヨーグルト、無糖コーヒー
  • 昼:そば+鶏/納豆、海藻サラダ
  • 間:素焼きナッツ一握りor高カカオチョコ2-3片
  • 夜:雑穀ごはん半量+魚/豆腐鍋+野菜スープ

ジム/運動する日

  • 運動前:バナナ小1本 or オートミール少量
  • 運動後:プロテインは種類を確認(ホエイで悪化する人は他に)
  • 食事:主食は半量+蛋白/野菜を手厚く

10項目チェックリスト(今日から)

  • □ 炭酸/加糖ドリンクを“無糖茶”に置き換えた
  • □ 白パン→全粒粉/ライ麦に変更した
  • □ 丼は“並+副菜”にして大盛りをやめた
  • □ そば頻度を週2回以上にした
  • □ おやつは“無糖ヨーグルトorナッツ”に
  • □ 夜遅い主食を“スープ+蛋白”に差し替えた
  • □ 砂糖“少なめ”を毎回指定するようにした
  • □ 旅行/出張でも“無糖+未精製”を意識できた
  • □ 体調日誌に“食事・睡眠・肌変化”を1行記録
  • □ 2週間は“続ける”ことを優先している

やりがちNG 3つ

  1. いきなり全部やめる:反動で長続きしません。まずは2カ所だけ。
  2. “無糖”でも過食:量の管理も同じくらい大切です。
  3. 食事だけで解決しようとする:炎症は保険の外用・面皰管理と併用で最短に。

受診の目安と院内でできること

赤いニキビ・しこり・同じ場所の再発・跡が心配な場合は、皮膚科をご相談ください。まずは保険の標準治療で炎症を抑え、必要に応じて面皰圧出ニキビ注射、跡には段階的なアプローチをご提案します。

※医療広告ガイドラインに基づき、効果には個人差があり、自由診療にはリスク・副作用・費用が発生します。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/皮膚病理医)|0th CLINIC 日本橋 院長

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