コラム

夜間頻尿を減らす「3時間ルール」|就寝前の水分・塩分・利尿タイミングの整え方

夜間頻尿を減らす「3時間ルール」|就寝前の水分・塩分・利尿タイミングの整え方

夜に何度も起きる…「3時間ルール」でどこまで減らせる?

結論:就寝3時間前から「水分を控える/塩分を控える/利尿を促す行動を避ける」。
それだけで夜間の尿量・尿意が減り、眠りの質が上がることがあります。

「3時間ルール」= 就寝3時間前からやめる/控えること

  • 大量の水・お茶・アルコールをとらない(喉が渇く人は少量ずつ)
  • 塩分の多い食事(汁物・スナック・漬物・麺のスープ)を控える
  • 利尿を強める行動・飲料(カフェイン飲料、強い運動、冷え)を避ける
  • 入浴は就寝90〜120分前までに済ませ、体温リズムを整える

※ 夕食は就寝3時間前までを目安に。どうしても難しい日は、汁を残す・量を半分に。

今日からできる:実践チェックリスト

  • 就寝3時間前からコップ1杯以内/時に制限
  • 汁物は半分残す(味噌汁/麺スープ)
  • カフェイン飲料は夕方17時以降なし
  • 入浴は就寝90–120分前
  • 足の冷え対策(靴下/レッグウォーマー)
  • 寝床に水分を持ち込まない

成果を見える化 → 排尿日誌(DL)生活記録

例外・注意(自己判断で制限しすぎない)

  • 腎臓病・心不全・利尿薬内服中・妊娠中は、主治医の指示に従う(過度な水分制限は危険)
  • むくみ・息切れ・急な体重増加がある → まず受診
  • 痛みを伴う排尿や発熱がある → 膀胱炎など感染症を評価

この情報は一般向け解説です。症状が続く/悪化する場合は診察で原因を確認しましょう。

受診の目安(こんなときは相談)

  • 3時間ルールを2週間続けても、夜間に2回以上の起床が続く
  • 日中も尿意切迫・頻尿が目立つ/尿失禁がある
  • 血尿・発熱・側腹部痛など他の症状が伴う
関連:過活動膀胱(OAB)尿検査腹部エコーデスモプレシン(夜間多尿の一部で検討)

よくある質問

Q. 水分はどのくらいまでOK?
A. 目安は「就寝3時間前からコップ1杯/時以下」。口渇が強い人は氷片や少量ずつ。
Q. 塩分はどこで減らすと効きますか?
A. 夜の汁物・麺スープ・加工食品を控えるのが即効性あり。
Q. それでも改善しない場合は?
A. OAB(過活動膀胱)や夜間多尿の可能性があります。OABページをご参照のうえ、検査・治療をご相談ください。
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