災害と医療の総合ガイド|地震への備え・発生時の行動・クリニックの役割

災害と医療の総合ガイド|地震への備え・発生時の行動・クリニックの役割|0th CLINIC 日本橋
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災害と医療の総合ガイド|地震への備え・発生時の行動・クリニックの役割

災害と医療の総合ガイド
地震への備え・発生時の行動・クリニックの役割

東日本大震災、能登半島地震をはじめ、日本では大きな地震が繰り返し起きています。
このページは、全国どこにお住まいの方にも役立つように「災害と医療」の基本を整理した総合ガイドです。

実際に診療としてお手伝いできるのは…
0th CLINIC 日本橋は、日本橋・東京駅・茅場町・人形町・銀座エリアなど 東京駅周辺を中心に、平時からの健康管理と災害時の医療相談を担うクリニックです。
生命に関わる強い胸の痛み・大出血・意識がない・呼吸が苦しいなどの症状がある場合は、 迷わず 119 番通報し、救急要請をしてください。このページはあくまで「知っておくと役立つ情報」であり、 緊急時の判断を遅らせるためのものではありません。

※ここで述べる内容は、一般的な情報・考え方をまとめたもので、個々の状況での医療判断を保証するものではありません。
※実際の現場では、自治体・災害拠点病院・救急隊などの方針が優先されます。

地震への備え 災害医療 トリアージ 自分でできる応急処置 持病と防災 日本橋・東京駅周辺の医療
このページの構成

なぜ今「災害医療・防災」を取り上げるのか

日本は、世界の中でも地震・津波・台風などの自然災害が多い国です。
東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震、そして能登半島地震…。 大きな揺れと津波、停電・断水・道路寸断などにより、医療も大きな影響を受けました。

東京圏でも、首都直下地震や、湾岸部の液状化、 高層ビルの長周期地震動などが懸念されています。
日本橋・東京駅周辺も例外ではなく、「交通の要所」であるがゆえに、 駅にいる方・オフィスにいる方・観光で訪れている方など、多くの人が同時に被災しうる地域です。

災害が起こると、病院は「何でもしてくれる場所」ではなく、限られた資源で命を守る場所になります。
一人ひとりが「平時からできる準備」と「自分でできる対処」を知っておくことが、 自分と家族、そして地域の命を守る大きな力になります。

災害と医療の総合ガイド|地震への備え・発生時の行動・クリニックの役割
日本列島と、地震・台風・津波・豪雨といった自然災害リスク。関東エリアが少し強調され、 左側は平時の街、右側は豪雨や落雷に見舞われた災害時の街の様子を対比しています。

災害と医療を「平時 → 発災直後 → 復旧期」で考える

災害時の医療を理解するには、時間の流れで考えるとイメージしやすくなります。ここでは、 「平時」「発災直後」「復旧期」という3つのフェーズに分けて整理します。

フェーズ1

平時:備蓄・持病管理・かかりつけ医との関係づくり

  • 常備薬・お薬手帳・検査結果のコピーなどを、すぐ持ち出せる場所にまとめる
  • 糖尿病・高血圧・心臓病など持病のある方は、災害時に特に困りやすい薬を確認しておく
  • 「かかりつけクリニック・病院」を決め、普段から相談できる関係をつくる
  • 家族や職場で、防災グッズ・避難場所・連絡方法を共有しておく

→ 詳しくは 「平時の備え」 のページで整理します。

フェーズ2

発災直後:命に関わる怪我・大出血を最優先に

  • まずは自分と周囲の安全確保(落下物・ガラス・火災など)が最優先
  • 意識・呼吸・大出血の有無を確認し、必要であれば 119 番通報
  • 軽い切り傷・打撲などは、状況を見ながらセルフケアや後日の受診を検討
  • 病院は重症患者で混雑し、医療スタッフも被災者であることを理解する

→ 詳しくは 「地震が起きた直後の行動」 を参照してください。

フェーズ3

復旧期:感染症・メンタル・持病の悪化に注意

  • 避難生活の長期化で、肺炎・胃腸炎・インフルエンザなど感染症が広がりやすくなる
  • 水・トイレ・入浴環境の悪化で、皮膚トラブルや尿路感染症などが増える
  • 食事内容の変化やストレスで、糖尿病・高血圧・心不全など持病の悪化が起こりやすい
  • 不眠・不安・PTSD など、心の不調にも早めの相談が大切

→ 持病のある方のポイントは 「糖尿病・高血圧など持病がある方の防災」 にまとめていきます。

補足イメージ: 左から右へ「平時 → 発災直後 → 復旧期」と時間が流れるタイムライン図にすると、 それぞれのフェーズで何を意識すべきか視覚的にも整理しやすくなります。

病院とクリニック、それぞれの役割と限界

災害時、すべての医療機関が「同じこと」をするわけではありません。
大まかにいうと、災害拠点病院・基幹病院と、街のクリニックでは役割が異なります。

災害拠点病院・基幹病院

  • 多発外傷・広範囲熱傷・ショック状態など、命に関わる重症患者の受け入れ
  • 手術・集中治療・高度な検査が必要な患者の対応
  • 地域全体の医療体制の指揮・調整
  • 医薬品・医療材料も限られるため、「誰を最優先に治療するか」というトリアージが重要になります

街のクリニック(0th CLINIC を含む)

  • 軽〜中等度の怪我・やけど・皮膚トラブル・感染症などの初期診療
  • 慢性疾患(糖尿病・高血圧・心疾患など)の薬の継続とコントロール
  • 重症度を見極めて、必要な方を高次医療機関に紹介・搬送につなぐ
  • 不安が強い方・持病がある方の相談窓口としての役割

災害時には、「一人ひとりを完璧に治す」よりも「より多くの命を救う」という発想で医療資源が配分されます。
これが、トリアージと呼ばれる考え方です。

トリアージでは、患者さんの状態や見込みによって、赤・黄・緑・黒などの色で優先度が分けられることがあります。
詳細は 「病院・クリニックのトリアージ」 のページで、もう少し丁寧に解説していきます。

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左側は重症・集中治療を担う大きな病院、右側は軽症や慢性疾患フォローを担うクリニック。 下段の赤・黄・緑のタグは、災害時のトリアージ(重症度による優先順位付け)のイメージです。

日本橋・東京駅・茅場町・人形町エリアでの 0th CLINIC の役割

0th CLINIC 日本橋は、日本橋駅・茅場町駅からすぐ、東京駅・人形町からもアクセスしやすい場所にあります。
平時は、内科・外科・皮膚科・泌尿器科・美容皮膚科などを通じて、 近隣で働く方・お住まいの方の健康管理を行っています。

災害時に、街のクリニックとして想定している役割(状況により変化します)
  • 徒歩圏内の方の、軽〜中等度の怪我や皮膚トラブル、発熱などの初期診療
  • 持病のある方(糖尿病・高血圧・心血管疾患など)の薬の継続・調整
  • 必要に応じて、災害拠点病院や高度医療機関への紹介・連携
  • 「この症状で受診してよいのか」「救急車を呼ぶべきか」などの<迷い>に対する医療者の視点からの助言

※実際の診療体制は、災害の規模・時間帯・スタッフの出勤状況・電気や水道の状況などによって変化します。
※「必ずこう対応できる」と保証するものではなく、あくまで「平時から考えている方向性」の共有です。

詳しいテーマ別ガイド(子ページへのご案内)

この /disaster-medicine ページは、「災害と医療」の全体像をつかむためのハブ(入口)です。
個々のテーマについては、今後、以下のページでより詳しく解説していきます。

平時の備え
防災グッズだけでなく、常備薬・お薬手帳・持病の情報など、医療の視点で見た「備え」を整理します。 糖尿病・高血圧・心臓病・喘息など、病気ごとのポイントも取り上げます。
平時の備えはこちら
地震が起きた直後の行動
揺れた瞬間〜数時間の行動について、「命を守る」優先順位を中心に整理します。 自宅・職場・通勤中(電車・駅)など、シーン別のポイントも解説予定です。
地震発生直後の行動はこちら
自分でできる応急処置
軽い切り傷・打撲・捻挫・軽度のやけどなど、自宅や職場で行える応急処置のポイントをまとめます。 どこまで自分で対応し、どのタイミングで受診を検討するかの目安も整理します。
自分でできる応急処置はこちら
病院・クリニックのトリアージ
災害時に医療現場で行われるトリアージ(重症度の選別)について、 難しい専門用語をできるだけ使わずに解説します。 「なぜ、待ち時間が長くなるのか」「なぜ全員をすぐに診られないのか」を説明します。
トリアージの解説はこちら
糖尿病・高血圧など持病がある方の防災
糖尿病、高血圧、心不全、慢性腎臓病、喘息など、持病がある方が特に困りやすいポイントを整理します。 薬の管理や、避難生活中の食事・水分・運動の注意点も含めて解説していきます。
持病がある方の防災はこちら
東日本大震災・能登地震から学ぶこと
東日本大震災や能登半島地震などで明らかになった医療・健康面の課題から、 これからの首都圏、とくに日本橋・東京駅周辺のクリニックに何ができるかを考えます。
過去の災害から学ぶコラムはこちら

受診・ご相談を検討されている方へ

このページは、全国の皆さまに向けて「災害と医療」を少しでも分かりやすくお伝えすることを目的としています。
そのうえで、実際の診療として直接お役に立てるのは、日本橋・東京駅・茅場町・人形町エリアを中心とした方々になります。

平時から、血圧・血糖・体重・皮膚トラブルなどを整えておくことは、 災害時の「もしも」に備えることにもつながります。
健康診断の異常が気になる方、持病をお持ちの方、働きながらの通院に不安がある方など、 まずはお気軽にご相談ください。

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