セフィキシム(Cefixime)

セフィキシム(Cefixime)|泌尿器の適正使用・用量・副作用|0th CLINIC 日本橋

セフィキシム(Cefixime)

経口第3世代セフェム。単純性尿路感染の一部で選択肢となるほか、淋菌感染症では セフトリアキソンが第一選択、セフィキシムは注射が使えない場合の代替として位置づけられます(耐性配慮が必要)。

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概要と位置づけ

  • 薬効:経口セフェム系抗菌薬(第3世代)。広域グラム陰性に活性。
  • 泌尿器での主な用途:単純性UTI(培養・感受性に基づく)/淋菌感染症の代替(注射不可時)。
  • 注意:耐性上昇や組織移行の観点から、急性前立腺炎や重症腎盂腎炎では第一選択とはしません。

※自己判断の内服は避け、尿培養・感受性試験に基づく治療を推奨します。

用量(成人)

適応の目安 標準用量 期間の目安 補足
単純性膀胱炎・軽症UTI(感受性あり) 400mg 1日1回 または 200mg 12時間毎 3–5日(症状・培養で調整) 培養結果で継続可否を判断
淋菌感染症(注射不可の代替 800mg 単回 単回 第一選択はセフトリアキソン筋注。代替時は治癒確認・パートナー対応を必須

参考:一般感染症では 400mg/日(1回または分2)が標準的。(出典例:CDC/Drugs.com)

腎機能に応じた投与

CrCl ≥60 mL/min:通常用量可。
CrCl低下時:減量または投与間隔延長を検討(目安:CrCl 21–60 → 75%用量、CrCl ≤20 → 50%用量など製品情報の指示に準拠)。

※透析での除去は限定的。腎機能はeGFR/CrClで評価し調整します。

禁忌・注意

  • セフェム/ペニシリン系に重篤なアレルギー既往のある方は禁忌。
  • C. difficile関連下痢のリスク。水様便・血便は受診。
  • 妊娠・授乳:一般にセフェム系は比較的安全とされますが、個別に医師へ相談。
  • 重症腎盂腎炎、急性前立腺炎、ESBL疑いでは初期選択に不適。静注薬や他系統を検討。

相互作用(代表)

  • ワルファリン等:INR上昇の報告あり(出血徴候に注意)。
  • アミノグリコシド系/ループ利尿薬:腎毒性リスク増加に注意。
  • 酸性薬物との腎排泄競合(一部NSAIDsなど)で血中濃度変動の可能性。

よくある質問

Q. 淋病はセフィキシムで治りますか?
A. 第一選択はセフトリアキソン筋注です。セフィキシムは注射が使えない場合の代替(800mg単回)で、耐性を考慮して治癒確認やパートナー治療を必ず行います(状況によりクラミジア併発の追加治療)。
Q. どの膀胱炎でも使えますか?
A. いいえ。培養・感受性や地域耐性、患者背景で選びます。まずは受診して適切な薬を決めましょう。
Q. 途中で症状が軽くなったら中止して良い?
A. 自己中断は再燃・耐性化の原因です。指示日数を守り、改善が乏しい場合は再診してください。
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