ポテンツァ
ポテンツァ治療
ポテンツァ治療とは?
ポテンツァは、株式会社ジェイシスが開発した、マイクロニードルの先端から高周波(RF)エネルギーを出力する高周波フラクショナル治療器です 。同社のイントラセルという機器の後継機種にあたり、マイクロニードルの先端に装着するチップの種類が増えたことで、従来の治療では難しかった、弾力不足による毛穴の開き、クレーターなどのニキビ跡、肝斑、小ジワといった多様な肌悩みに対応できるようになりました 。この治療法は、ニードルRF(ラジオ波)技術を用いた新しい美容治療としても位置づけられています 。さらに、マイクロニードルRF(高周波)治療器とも呼ばれており 、微細な針と高周波(RF)を組み合わせた美肌治療として、肌の再生を促す施術です 。ラジオ波を用いたフラクショナル治療の一種であり、微小な針を肌に刺して、その針先からラジオ波を流すという治療法で、フラクショナルラジオ波マイクロニードル療法(FRM療法)とも称されます 。代表的なマイクロニードル治療の一つであり 、「ダーマペンの進化版」とも評されるほど、肌治療における最先端機器として注目されています 。ポテンツァは、ニキビ跡や毛穴だけでなく、肝斑、ニキビ、赤ら顔(酒さ)、シワ、たるみなど、様々なお肌の悩みに合わせた治療が可能な、RF(高周波)治療の多機能プラットフォームです 。このように、ポテンツァはマイクロニードルと高周波という二つの主要な技術を組み合わせることで、広範囲の肌トラブルに対応する革新的な治療法と言えるでしょう。
ポテンツァの基本情報
ポテンツァは、最新のマイクロニードルRF(高周波)治療器です。肌の悩みに合わせて選べる豊富なチップと、高周波エネルギーを組み合わせることで、様々な肌トラブルを改善へと導きます。

特徴
マイクロニードルとRFの組み合わせ: 絶縁体でコーティングされた極細のマイクロニードルを皮膚に刺し、針の先端からRF(高周波)を照射します。肌の深部に熱エネルギーを届け、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
豊富なチップ: ニキビ跡治療専用のチップや、薬剤導入に特化したチップなど、症状や目的に合わせて最適なチップを選択できます。
カスタマイズ可能な治療: ニードルの深さ、RFの出力などを調整することで、一人ひとりの肌質や悩みに合わせたオーダーメイド治療が可能です。
ダウンタイムが短い: 表皮へのダメージを抑え、真皮層に直接熱エネルギーを届けるため、ダウンタイムが短く、日常生活への影響も最小限です。
ポテンツァで改善できるお悩み
ニキビ跡、クレーター
毛穴の開き
小じわ、たるみ
妊娠線、肉割れ
傷跡
肝斑
首のシワ、たるみ
肌のハリ、ツヤ改善
ポテンツァ治療の効果と特徴
効果
ポテンツァは、その独自の作用機序により、多岐にわたる肌の悩みに効果を発揮します。
ニキビとニキビ跡に対しては、クレーター状のニキビ跡を含む様々な種類のニキビ跡の改善が期待できます 。特に、皮膚の奥深くの一箇所に集中して熱を入れることができるI-25というチップは、深いニキビ跡を持つ方におすすめです 。ポテンツァは、線維芽細胞を刺激し、コラーゲン産生を増加させることで、ニキビ跡の改善を促します 。また、アクティブなニキビに対しても、皮脂腺を破壊することで効果を発揮し、ニキビの再発を抑制する可能性があります 。ニキビ跡に対する一般的な推奨治療頻度は、1ヶ月ごとに4〜5回の施術です 。
毛穴の開きに対しても、ポテンツァは有効な治療法です 。肌の弾力性を向上させることで毛穴を引き締め 、臨床試験では70%の患者に効果が見られたという報告もあります 。コラーゲン産生を刺激し、毛穴を収縮させるだけでなく 、皮脂の分泌を抑制することで毛穴の詰まりを防ぎます 。毛穴の開きに対する推奨治療頻度も、通常1ヶ月ごとに4〜5回の施術です 。
小ジワや肌のたるみに対しても、ポテンツァは効果を発揮します 。RFエネルギーによるコラーゲン線維の収縮により、施術直後から肌の引き締め効果が得られ 、長期的なコラーゲンとエラスチンの産生促進により、肌のハリが向上し、たるみを予防・改善します 。特に、ダイヤモンドチップは肌の引き締めに特化しており、目尻の小ジワなどの改善にも効果が期待できます 。小ジワやたるみに対する推奨治療頻度も、一般的に月1回程度です 。
肝斑(かんぱん)の治療においても、ポテンツァは注目されています 。S-25というチップが肝斑治療に有効であるとされています 。従来のレーザー治療がメラニン色素を破壊するのに対し、ポテンツァはメラニンの産生を抑制することに焦点を当てているため、白抜けや色素沈着といった副作用のリスクが低いとされています 。肝斑に対する推奨治療頻度は、比較的頻繁で、通常2週間ごとに5〜10回の施術が推奨されています 。
赤ら顔や酒さ(しゅさ)の改善にも、ポテンツァは効果を発揮します 。高周波照射による抗炎症作用や、毛穴の炎症による肌の赤みへのアプローチが期待できます 。また、RF照射は新たな血管の形成を抑制する働きがあるため、赤ら顔の原因となる毛細血管拡張症の改善に繋がります 。酒さに対する推奨治療頻度は、一般的に月1回程度です 。
さらに、ポテンツァは肌の若返りや全体的な肌質の改善にも貢献します 。肌のキメを整え、トーンを明るくし 、肌の弾力とハリを向上させます 。くすみなどの改善も期待でき 、健康で若々しい素肌へと導きます。
特徴
ダウンタイムが短い: 表皮へのダメージを抑え、真皮層に直接熱エネルギーを届けるため、ダウンタイムが短く、日常生活への影響も最小限です。
痛みや出血が少ない: 極細のマイクロニードルを使用するため、痛みや出血が少なく、治療中の不快感も軽減されます。
様々な肌質・症状に対応: 豊富なチップがあり、肌質や症状に合わせて最適な治療を選択できます。
薬剤導入との併用: マイクロニードルで開けた穴から薬剤を導入することで、相乗効果が期待できます。
カスタマイズ可能な治療: ニードルの深さ、RFの出力などを調整することで、一人ひとりの肌質や悩みに合わせたオーダーメイド治療が可能です。
ポテンツァ治療は、高い効果と安全性を両立した、革新的な美容治療機器です。
ポテンツァのメカニズム
ポテンツァの核となるのは、極めて微細なマイクロニードルと高周波(RF)エネルギーの組み合わせです 。マイクロニードルは、皮膚の表面に目に見えないほどの小さな穴を形成します 。この微細な創傷は、皮膚が本来持つ自然治癒力を刺激し、組織の再構築を促します 。その過程で、皮膚のハリや弾力を支える重要な成分であるコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます 。使用されるマイクロニードルは非常に細く(外径0.25mm、32G) 、先端部以外は熱を通さない特殊なコーティングが施されているため、表皮への熱ダメージを最小限に抑えながら、より深い層へのエネルギー伝達を可能にします 。
マイクロニードルの先端からは、高周波(RF)エネルギーが照射されます 。このRFエネルギーは、表皮に熱による損傷を与えることなく、皮膚の深部である真皮層に直接熱エネルギーを届けます 。皮下の組織は加熱されることでタンパク質が熱凝固を起こし 、即時的な効果としてコラーゲン線維が収縮し、肌の引き締め効果が実感できます 。さらに、中長期的には、熱の刺激を受けた線維芽細胞が活性化され、新たなコラーゲンとエラスチンの生成が促されます 。ポテンツァは、患者の肌状態や期待される効果に応じて、バイポーラ/モノポーラ、1MHz/2MHzといった出力方式の組み合わせを自由に選択できるため、個々のニーズに合わせた最適な治療が可能です 。
マイクロニードルとRFエネルギーの組み合わせは、それぞれの効果を単独で使用するよりも相乗的な効果をもたらします 。マイクロニードルが皮膚に微細な穴を開けることで、RFエネルギーがより深くまで効率的に浸透するための経路を作り出し 、RFエネルギーはマイクロニードルによって誘発されたコラーゲンやエラスチンの生成をさらに促進します 。
特筆すべきは、ポテンツァ独自のドラッグデリバリーシステムです 。一部のチップでは、マイクロニードルが皮膚から抜けるのと同時に、空気圧を利用して薬剤を皮膚内部に注入することが可能です 。特にCP-21というチップはこのシステムを採用しており、水光注射やダーマペンと比較して、より多くの量の薬剤を均一に真皮層まで届けることができます 。マイクロニードルによって形成された微細な穴に、空気圧で皮膚が押し上げられ、針が抜けると同時に空気が押し出されることで、皮膚表面に塗布された薬剤が均一に真皮層まで浸透する仕組みです 。このシステムにより、患者一人ひとりの肌の状態や悩みに合わせた薬剤を選択することで、皮膚組織の創傷治癒をより効果的に促進することが期待できます 。
ポテンツァの独自の技術
ポテンツァには、他のマイクロニードルRF治療器とは一線を画す独自の技術がいくつかあります。
世界初の4モードRF: 単極RFと双極RF、そして1MHzと2MHzの周波数を一台のデバイスで使い分けることができます。 単極RFは、より深部に熱エネルギーを届けることができ、たるみやしわの改善に効果的です。一方、双極RFは、表皮に近い部分に熱エネルギーを集中させることができ、ニキビ跡や毛穴の開きの改善に効果的です。また、1MHzと2MHzの周波数を変えることで、治療の深さを調整することができます。
Tiger Tip™技術: 複数の深さでより多くの組織を治療することができます。 これは、半絶縁針を使用することで、施術者が一度に多くの皮膚の状態を治療できることを意味します。この機能により、テクスチャ、トーン、タイトネスなど、複数の問題を同時にターゲットにすることができるため、治療がより効率的になります。
9種類のチップ: 針の密度や形状が異なるため、様々な肌の悩みに対応することができます。 これにより、個々の肌タイプや状態に合わせて、より迅速でカスタマイズ可能な治療を行うことができます。
これらの独自の技術により、ポテンツァは、肌の表面だけでなく深層までアプローチし、様々な肌トラブルを効果的に改善することができます。
ポテンツァ治療のメリット
ポテンツァ治療には、多くのメリットがあります。
高い効果: マイクロニードルとラジオ波の相乗効果により、肌の深層まで熱エネルギーを届けることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、様々な肌トラブルの改善に高い効果が期待できます。 特に、ニキビ跡の凹凸や毛穴の開き、小じわ、たるみなどに効果的です。
幅広い治療への応用: ポテンツァは、4種類のRFモードと9種類のチップを搭載しており、様々な肌質や症状に対応することができます。 これにより、一人ひとりの肌悩みに合わせた、オーダーメイド治療が可能になります。
ダウンタイムが短い: 施術後、数時間は赤みや腫れが出る場合がありますが、通常は数日で落ち着きます。 メイクも翌日以降から可能なので、日常生活への影響が minimal です。
カスタマイズ可能な治療: 9種類のチップから、肌質や悩みに合わせて最適なチップを選択することができます。 また、4種類のRFモードを使い分けることで、治療の深さや範囲を調整することができます。 これにより、一人ひとりの肌状態に合わせた、より効果的な治療が可能です。
肌質を選ばない: ラジオ波は、レーザー治療とは異なり、あらゆる肌質に対応できるため、肌の色に関係なく、安全に治療を受けることができます。
痛みが少ない: 麻酔クリームを使用するため、施術中の痛みはほとんどありません。
治療効果の持続性: ポテンツァ治療の効果は、1回の施術でも実感できますが、複数回施術を受けることで、より効果が持続します。
これらのメリットから、ポテンツァ治療は、高い効果と安全性を兼ね備えた、非常に魅力的な美容治療法と言えるでしょう。
治療頻度と効果される効果
- 治療頻度と期待される効果
ポテンツァの治療に必要な回数は、肌の悩みや状態、個人の反応によって異なります 。一般的には、ニキビ跡には浅いもので3〜5回、深いもので5〜10回 、毛穴の開きには3〜5回 、肝斑には5〜10回(通常2週間ごとの短い間隔) 、シワやたるみには3〜5回 、全体的な肌の若返りには1〜5回 程度の施術が推奨されています。
治療間隔は、通常4〜6週間空けることが推奨されています。これは、皮膚の治癒とコラーゲンのリモデリングに必要な期間を考慮したものです 。ただし、肝斑の場合は2〜4週間と短い間隔で行われることがあります 。
効果の現れ方には個人差がありますが、コラーゲンの収縮による即時的な引き締め効果を感じる方もいます 。より顕著な効果、例えばニキビ跡やシワの改善などは、コラーゲンやエラスチンの産生が促進されるため、数週間から数ヶ月かけて徐々に現れてきます 。最終的な効果は、通常最後の施術から2〜3ヶ月後に最大になるとされています 。
ポテンツァの効果は永続的なものではなく、効果を持続させるためには、通常6〜12ヶ月ごとにメンテナンス治療を受けることが推奨されます 。効果の持続期間は、個人の肌の状態、生活習慣、治療対象となる悩みによって異なります 。ニキビ跡の改善など、一部の症状に対しては比較的長期的な効果が期待できますが、それでもメンテナンス治療が効果を持続させるためには有益です 。
その他の治療との比較
ポテンツァは、他の皮膚治療法と比較して、いくつかの点で特徴があります。
ダーマペンは、ポテンツァと同様にマイクロニードルを用いて皮膚に微細な穴を開け、その創傷治癒力を利用して肌の悩みを改善する施術ですが 、ポテンツァがダーマペンと異なる点は、マイクロニードルに加えて高周波(RF)を照射することです 。また、ポテンツァは薬剤をより深く均一に浸透させるためのドラッグデリバリーシステム(ポンピングチップ)を備えていますが、ダーマペンにはありません 。RFエネルギーは止血効果も持つため、ポテンツァはダーマペンと比較してダウンタイムが短い傾向にあります 。一般的に、ポテンツァ1回の治療効果はダーマペン約5回分に相当するとも言われています 。さらに、ポテンツァは炎症期のニキビや肝斑の治療も可能ですが、ダーマペンでは難しい場合があります 。ただし、ダーマペンはポテンツァよりも費用が抑えられることが多いです 。ダーマペンは、比較的浅いニキビ跡や肌質の改善に適しており 、ポテンツァはより広範囲の悩み、特に引き締めやリフトアップ効果を求める場合に適しています 。
フラクショナルレーザーも、ポテンツァと同様に皮膚に微細な損傷を与えることで肌の再生を促す治療法ですが 、フラクショナルレーザーは皮膚の表面からレーザーを照射するため、皮膚の表面が損傷するリスクがあります 。一方、ポテンツァはマイクロニードルを通して真皮内にRFエネルギーを直接届けるため、皮膚表面への熱損傷を最小限に抑え、熱傷のリスクが低いとされています 。
HIFU(ハイフ)は、高密度の超音波を照射して皮膚の深層にあるSMAS筋膜に働きかけ、リフトアップ効果を発揮する治療法です 。ポテンツァはRFを用いて真皮層を加熱し、引き締め効果をもたらしますが 、HIFUはより深い層に作用するため、主に顔面の引き上げ効果に優れています 。ポテンツァは主に真皮の引き締めと肌の若返りを目的とし、HIFUはより深部の組織へのリフトアップを目的とするという違いがあります。
ポテンツァ治療が向いている方
ポテンツァ治療は、様々な肌の悩みに対応できる治療法ですが、特に以下のような方に向いています。
肌のハリや弾力の低下が気になる方: ポテンツァは、肌の深層に熱エネルギーを届けることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌にハリと弾力を取り戻します。
ニキビ跡の凹凸や毛穴の開きが気になる方: マイクロニードルとラジオ波の相乗効果で、ニキビ跡の凹凸や毛穴の開きを改善します。
小じわやたるみが気になる方: 肌の深層にアプローチすることで、小じわやたるみを改善し、若々しい印象に導きます。
肌のトーンアップをしたい方: くすみを改善し、肌のトーンを明るくします。
肌質改善をしたい方: キメを整え、滑らかでハリのある肌へと導きます。
新しい肝斑治療をしたい方:トラネキサム酸内服、ハイドロキノン外用、トーニング治療以外で、肝斑の改善に効果的です。
こんな方におすすめ
ダウンタイムが少ない治療を希望する方: ポテンツァ治療は、ダウンタイムが比較的短いため、忙しい方でも治療を受けやすいです。
肌質や肌の色を問わず、安全な治療を受けたい方: ラジオ波は、あらゆる肌質に対応できるため、肌の色に関係なく、安全に治療を受けることができます。
体にメスを入れたくない方: ポテンツァ治療は、非侵襲的な治療法であるため、体にメスを入れることなく、肌の悩みを改善することができます。
治療を避けるべきケース
ポテンツァ治療は多くの肌の悩みに効果的な治療法ですが、以下のようなケースでは施術を避けるべきです。
・ペースメーカーを使用している方: ポテンツァ治療で使用されるラジオ波がペースメーカーの動作に影響を与える可能性があります。
・妊娠中または授乳中の方: 妊娠中または授乳中のホルモンバランスの変化は、肌の状態に影響を与える可能性があり、治療の効果が予測できない場合があります。また、胎児や乳児への影響も考慮する必要があります。
・ケロイド体質の方: ポテンツァ治療によって、ケロイドが発生するリスクが高まる可能性があります。
治療部位に金属または電子インプラントがある方: ラジオ波が金属や電子インプラントに影響を与える可能性があります。
・過去に金糸による皮膚若返り治療を受けた方: 金糸が残っている場合、ラジオ波との相互作用で予期せぬ反応が起こる可能性があります。
・治療部位に活動性の皮膚感染症がある方: 治療によって感染症が悪化する可能性があります。
さらに、以下の項目も注意が必要です。
・血液凝固剤を使用している方: 内出血のリスクが高まる可能性があります。
・糖尿病の方: 創傷治癒が遅れる可能性があります。
・治療部位に開いた傷がある方: 感染症のリスクが高まります。
・ヘルペス: 治療によってヘルペスが悪化する可能性があります。
・全身性エリテマトーデス: 治療によって症状が悪化する可能性があります。
ポテンツァ治療の流れ
ポテンツァ治療は、以下の流れで行われます。
1.カウンセリング: 医師、カウンセラーによるカウンセリングで、肌の状態、治療に関する希望、治療法、費用などを確認します。
2.洗顔: メイクや汚れを落として、清潔な状態にします。
3.麻酔: 痛みを軽減するために、麻酔クリームを塗布します。30分ほど置いて麻酔が効くのを待ちます。
4.ポテンツァ照射: ポテンツァ機器を用いて、肌に微細な穴を開けながらラジオ波を照射します。 医師が肌の状態に合わせて、適切なチップとRFモードを選択します。
5.クーリング: 照射後の肌を冷却し、炎症を抑えます。
6.アフターケア: 保湿クリームや日焼け止めを塗布し、肌を保護します。 施術後の注意事項やホームケアについて説明を受けます。

施術時間は、治療する部位や範囲によって異なりますが、顔全体で30分〜1時間程度が目安です。
カウンセリングから施術までのステップ
・治療選択のポイント
POTENZA治療では、症状や肌質に合わせて、適切なチップと薬剤を選択します。
・チップの種類
POTENZA治療で使用するチップは、症状に適したものを選択することで治療効果を高めることができます。 多彩なマイクロニードルのチップがあり、それぞれ異なる肌の悩みに対応しています。
・薬剤の種類
POTENZA治療で使用する薬剤は、チップと同様に、症状や肌質に合わせて選択します。
・症状別の治療選択
ニキビ跡
ニキビ跡の治療には、ニキビ跡・美肌用チップを用います。 薬剤は、McCoom(PLLA製剤) やBENEV(成長因子) を使用することが多いです。ニキビ跡の程度や種類によって、チップや薬剤、照射するRFの出力などを調整します。 POTENZAは、〈ニードル穿刺による創傷治癒プロセス〉〈モノポーラRF照射による引き締め&組織再生〉〈ドラッグデリバリーシステム〉によるトリプル効果で、クレーターのニキビ跡や毛穴に効果を発揮します。
毛穴の開き
毛穴の開きの治療には、肝斑・毛穴・ニキビ・酒さ用チップ やニキビ跡・美肌用チップ を用います。薬剤は、ボトックス やBENEV(成長因子) を使用することが多いです。毛穴の開き具合や肌質によって、チップや薬剤、照射するRFの出力などを調整します。
小じわ
小じわの治療には、引き締め・たるみ改善チップ や肝斑・毛穴・ニキビ・酒さ用チップ を用います。薬剤は、リジュラン(サーモン注射) やBENEV(成長因子) を使用することが多いです。小じわの深さや肌質によって、チップや薬剤、照射するRFの出力などを調整します。
肌のハリ・弾力不足
肌のハリ・弾力不足の治療には、引き締め・たるみ改善チップ やダイヤモンドチップ を用います。薬剤は、リジュラン(サーモン注射) やBENEV(成長因子) を使用することが多いです。肌の状態によって、チップや薬剤、照射するRFの出力などを調整します。
肝斑
肝斑の治療には、肝斑・毛穴・ニキビ・酒さ用チップを用います。 2週間毎に5~10回の治療が推奨されています。 薬剤は、トラネキサム酸やビタミンC誘導体などを併用することが多いです。肝斑の程度や肌質によって、チップや薬剤、照射するRFの出力などを調整します。
赤ら顔
赤ら顔の治療には、肝斑・毛穴・ニキビ・酒さ用チップを用います。 薬剤は、ビタミンC誘導体などを併用することが多いです。赤ら顔の程度や肌質によって、チップや薬剤、照射するRFの出力などを調整します。
ポテンツァ治療の注意点と副作用
注意点
施術前のカウンセリング: 施術を受ける前に、医師に肌の状態や治療に関する希望を伝え、しっかりとカウンセリングを受けることが重要です。 過去の病歴、アレルギー、服用中の薬などについても伝えるようにしましょう。
施術部位の状態: 施術部位に感染症や炎症がある場合は、治療を控える必要があります。 また、金属アレルギーの方は、医師に相談する必要があります。
日焼け: 施術後は、紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼け止めを塗るなど、紫外線対策を徹底する必要があります。
スキンケア: 施術後は、肌が敏感になっているため、刺激の少ないスキンケア用品を使用し、保湿を十分に行うようにしましょう。
生活習慣: 施術後は、激しい運動や飲酒、サウナなどは避け、肌を清潔に保つようにしましょう。
術後の注意点
ポテンツァ治療後の注意点は、以下の通りです。
スキンケア: 施術当日は、洗顔、入浴を避け、医療機関指定の化粧品のみを使用してください。翌日以降は、洗顔、入浴、化粧水等の使用、メイクが可能ですが、角質除去剤やスクラブの使用、美白化粧品(レチノール、AHA含有)の使用は1~2週間控えてください。 洗顔時は、肌に刺激を与えないように、十分に泡立てて顔全体をやさしく洗い、摩擦が起こらないように注意してください。 スクラブ入りの洗顔料や、肌負担の大きい洗顔料は避けましょう。
紫外線対策: 施術後は、紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼け止めクリームを塗る、日傘をさすなど、紫外線対策を徹底してください。
保湿: 施術後は、肌が乾燥しやすくなるため、保湿剤をこまめに塗るなど、保湿を十分に行うようにしましょう。
生活習慣: 施術後は、激しい運動や飲酒、サウナ、長風呂などは避け、肌を清潔に保つようにしましょう。 これらの行為は、血流を促進させ、赤みや腫れを悪化させる可能性があります。
かさぶた: 施術部位にかさぶたができることがありますが、無理に剥がすと色素沈着や傷跡が残る可能性があります。自然に剥がれるまで待ちましょう。
その他: 施術部位をこすったり、引っ掻いたりするなど、刺激を与えないようにしましょう。 また、施術後、気になる症状がある場合は、自己判断せずに、医療機関に相談するようにしましょう。
ポテンツァ治療は、ダウンタイムが比較的短い治療法ですが、施術後の過ごし方によって、効果や副作用に影響が出ることがあります。上記の注意点をしっかり守ることで、より安全に、そして効果的に治療を受けることができます。
ポテンツァ治療の副作用
ポテンツァ治療で起こりうる主な副作用は以下の通りです。
赤み・腫れ: 施術後、数日間は赤みや腫れ、ヒリヒリ感などが生じることがあります。 これは、マイクロニードルによる皮膚への刺激によるもので、通常は数日以内に治まります。
内出血: マイクロニードルを刺入した部分に内出血が生じることがあります。 これも、通常は数日以内に治まります。
かさぶた: 施術部位にかさぶたができることがあります。 かさぶたを無理に剥がすと、色素沈着や傷跡が残る可能性があるため、自然に剥がれるまで待つようにしましょう。
色素沈着: まれに、施術後に色素沈着が起こることがあります。 これは、メラニン色素が過剰に生成されることによって起こります。紫外線対策を徹底することで、色素沈着のリスクを軽減できます。
毛嚢炎: 毛穴に炎症が起こり、ニキビのような症状が出る場合があります。 これは、マイクロニードルによる刺激や、施術後のスキンケア不足などが原因で起こります。
これらの副作用は、ほとんどの場合、一時的なもので、適切なケアを行うことで改善されます。しかし、症状が重い場合や、長引く場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。
ポテンツァ治療の料金表


ポテンツァ治療のよくある質問(Q&A)
Q1. ポテンツァ治療は、どのような効果がありますか?
A. ポテンツァ治療は、ニキビ跡、毛穴の開き、小じわ、肌のハリ・弾力不足、肝斑、赤ら顔など、様々な肌トラブルの改善に効果が期待できます。 また、肌のトーンアップや美白効果も期待できます。
Q2. ポテンツァ治療は、どのくらいの頻度で受ければ良いですか?
A. お肌の状態や治療内容にもよりますが、4~6週間に1回の間隔で施術を受けるのがおすすめです。 1クール(3~5回)の治療で、効果を実感できる方が多いです。
Q3. ポテンツァ治療は、痛いですか?
A. ポテンツァ治療は、極細の針を使用するため、チクチクとした痛みを感じることがあります。 痛みの感じ方には個人差がありますが、麻酔クリームを使用することで、痛みを軽減することができます。
Q4. ポテンツァ治療後、メイクはいつからできますか?
A. 施術当日はメイクを控える必要がありますが、翌日からはメイクが可能です。 ただし、施術部位によっては、赤みや腫れが残っている場合もあるため、ファンデーションは薄めに塗るようにしましょう。
Q5. ポテンツァ治療のダウンタイムは、どのくらいですか?
A. ポテンツァ治療のダウンタイムは、1~2日程度と短いです。 赤みや腫れ、内出血などが生じることがありますが、通常は数日以内に治まります。
Q6. ポテンツァ治療は、誰でも受けられますか?
A. 妊娠中の方、心臓ペースメーカーなどの埋め込み型医療機器を使用している方、金属アレルギーの方などは、ポテンツァ治療を受けられない場合があります。 また、施術部位に感染症や炎症がある場合も、治療を控える必要があります。
Q7. ポテンツァ治療の費用は、どのくらいですか?
A. ポテンツァ治療の費用は、使用するチップや薬剤、施術範囲などによって異なります。 医療機関によって料金設定が異なるため、事前に確認しておきましょう。
Q8. ポテンツァ治療とダーマペン治療の違いは何ですか?
A. ポテンツァ治療とダーマペン治療は、どちらもマイクロニードルを使用した治療法ですが、ポテンツァ治療は、ダーマペン治療にRF(高周波)照射が加わったものです。 RF照射により、コラーゲン生成促進効果や、肌の引き締め効果などが期待できます。
Q9. ポテンツァ治療で、副作用はありますか?
A. ポテンツァ治療で起こりうる副作用としては、赤み、腫れ、内出血、かさぶた、色素沈着などがあります。 副作用の程度や期間には個人差がありますが、ほとんどの場合、一時的なもので、適切なケアを行うことで改善されます。
当院のポテンツァ治療を選ぶ理由
・豊富な経験と高い技術力
0th CLINICは、ポテンツァ治療に精通した医師が多数在籍し、豊富な経験と高い技術力を有しています。そのため、一人ひとりの肌質や悩みに合わせた最適な治療プランを提案し、安全かつ効果的な施術を提供することが可能です。
・最新の機器と充実した薬剤
0th CLINICでは、常に最新のポテンツァ機器を導入し、高品質な治療を提供することに努めています。また、様々な肌悩みに対応できるよう、豊富な種類の薬剤を取り揃えています。これにより、患者様一人ひとりのニーズに合わせた、より効果的な治療を実現できます。
・痛みの少ない治療
0th CLINICでは、痛みの少ない治療を心がけています。麻酔クリームや冷却装置などを用いることで、施術中の痛みを最小限に抑え、快適に治療を受けていただけます。
さらに、0th CLINICでは、患者様とのコミュニケーションを重視し、丁寧なカウンセリングを行っています。治療に関する疑問や不安を解消し、安心して治療を受けていただけるよう、サポート体制も充実しています。
これらの理由から、0th CLINICはポテンツァ治療を受ける上で最適なクリニックと言えるでしょう。
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