コラム
頭痛外来と内科の違いとは|どちらを受ける?当院の位置づけ解説
頭痛外来と内科の違いとは——当院の位置づけ
「頭痛で受診したいけど、まずは内科?それとも頭痛外来?」そんな疑問にお答えします。0th CLINICは内科ベースの頭痛診療として、初期評価・鑑別・必要時の画像検査手配・薬物治療・生活調整までワンストップで対応し、専門外来(神経内科・脳神経外科・眼科 等)へ速やかに連携します。
要点の比較
| 項目 | 頭痛外来(専門) | 内科(当院) |
|---|---|---|
| 想定する状態 | 難治性・慢性化・合併症が多い例、専門処置が必要な例 | 初発〜反復する頭痛の初期評価・鑑別、片頭痛・緊張型頭痛などの標準治療 |
| 検査 | 専門的神経学的評価、入院精査、特殊検査 | 赤旗があれば優先して採血・画像(提携機関でCT/MRI)を手配、結果は当院で説明 |
| 治療 | 難治例への高度治療(ボツリヌス、入院治療 等) | 急性期(トリプタン・ジタン等)と予防(CGRP関連・内服)を個別最適化。生活調整も併用 |
| 連携 | 専門内で完結 | 必要時に迅速紹介(神経内科・脳神経外科・眼科・耳鼻科・心療内科 等) |
| 受診の第一歩 | 専門外来へ直接予約(紹介状が望ましいことあり) | まずは内科でOK。赤旗の確認→初期治療→継続 or 専門連携を判断 |
まず確認したい「赤旗(危険サイン)」
次のいずれかに当てはまる場合は緊急性を考え、直ちに受診・救急受診を検討します。
- 突然の激痛(雷鳴頭痛)/これまでにない強さ
- 発熱・項部硬直、意識障害、けいれん、麻痺・しびれ・ろれつ不良、視力低下
- がん・免疫不全・抗凝固療法中、妊娠/産褥期、高齢で新規発症
- 外傷後の頭痛、進行性に増悪、姿勢で悪化、夜間覚醒
→ 詳しくは 診断と検査(赤旗) をご参照ください。
どちらを受ける?簡易フローチャート
STEP 1:赤旗の有無
赤旗があれば救急対応または速やかな画像手配(当院でも初期評価の上、緊急連携します)。
STEP 2:反復する頭痛か/生活に支障か
片頭痛・緊張型が疑われる場合、当院内科で標準治療+生活調整を開始。
STEP 3:難治性・合併症・特殊治療の適応
反応不十分・鑑別が複雑な場合は、専門の頭痛外来にご紹介します。
当院では、提携医療機関でのCT/MRIの手配が可能です。結果は当院でご説明し、次の一手を一緒に考えます。
0th CLINICの位置づけ(できること・強み)
できること
強み
- 「まずはどこへ?」に答える一次窓口としてのアクセス性
- 保険診療を基本とした現実的な治療設計と費用説明
- オンライン予約(LINE)・再診フォローのしやすさ
- 他科併存(高血圧・不眠・自律神経症状等)もまとめて相談可能
→ 費用の目安は 片頭痛の費用と保険適用 をご参照ください。
検査・治療の考え方(コンパクト)
- 検査は必要最小限:赤旗や経過から適応を判断(過剰検査は避けます)
- 急性期:早期内服・服用設計の最適化(吸収・制吐・剤形)
- 予防:発作頻度・生活支障・副作用バランスを見て段階的に導入
- MOH対策:使用日数管理、系統切替、生活調整の併用
→ 詳細は 治療(急性期・予防)/再発予防 をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 初めての強い頭痛です。内科と頭痛外来どちらへ?
A. 赤旗に当てはまる場合は緊急です。迷ったらまず当院にご相談ください。必要時は速やかに救急・専門へ連携します。
Q. 画像検査は院内で受けられますか?
A. 必要時は提携医療機関でCT/MRIを手配し、結果は当院でご説明します。
Q. 仕事で運転があります。薬は大丈夫?
A. 眠気の出やすい薬は避ける/服用タイミングを調整します。ラスミジタンなどは服用後の運転不可です。個別に設計します。
Q. 片頭痛と高血圧を一緒に診てもらえますか?
A. 可能です。高血圧治療の最適化が頭痛コントロールに寄与することもあります(例:むくみ・睡眠・ストレスの調整)。
受診前の不安があれば、LINEチャットから簡単にご相談いただけます。
