炎症後色素沈着(PIH)|原因・治療・セルフケア
炎症後色素沈着(PIH)
焦らず、刺激を減らして少しずつ薄くする
ニキビ、かぶれ、擦り傷のあとに茶色〜灰色の色が残る状態をPIH(Post-Inflammatory Hyperpigmentation)と呼びます。
PIHは摩擦・紫外線で濃くなりやすい一方、土台(遮光・保湿・摩擦回避)を整えるだけでも改善しやすくなります。必要に応じて弱め×回数で安全に段階治療を行います。
PIHとは
炎症が落ち着いたあとに「色だけ」が残る状態です。
- ニキビ・かぶれ・やけど・虫刺され・擦り傷などの炎症後に起こる
- 色は茶色〜灰色に見えることが多い
- 摩擦・紫外線・乾燥で濃く/長引くことがある
- 急がず、土台を整えるほど改善が安定しやすい
なりやすい原因・背景
刺激・摩擦
強い洗顔、スクラブ、拭き取り、マスク・枕の擦れ、髭剃り、爪で掻くなど。
紫外線
炎症後の肌は色がつきやすい状態。日焼け止めの追い塗りが重要です。
肌質・体質
色素沈着が出やすい肌質、アトピー素因、ニキビが長引きやすい方など。
当院の方針:土台 → テスト → 段階調整 → 維持
2) テスト
- 小範囲を低刺激で試す
- 反応と経過を確認
強い施術を一度に行うより安全です。
3) 段階調整
- 外用・ピーリング・機器を組み合わせ
- 弱め×回数で積み上げ
季節・予定に合わせて現実的な計画にします。
主な治療(安全第一の段階アプローチ)
ホームケア(最重要)
- 日焼け止め:SPF/PAは生活に合わせて。追い塗りを優先
- 保湿:乾燥を減らす
- こすらない:洗顔・タオル・マスクの当たり
改善速度は「刺激を減らせるか」で大きく変わります。
外用(肌の状態に合わせて)
- アゼライン酸、ビタミンCなど
- ハイドロキノン:刺激が出る日は調整
- レチノイド:頻度・量を段階調整
赤み・ヒリつきが出る日は「休む」判断も重要です。
回数・間隔の目安
回数
3〜6回を目安に、少しずつ積み上げ(個人差あり)。
間隔
4〜6週。季節・予定・肌状態で前後します。
併用
肝斑や赤みが強い場合は、鎮静を優先し順番を調整します。
反応はゆっくりです。焦らず「悪化しない設計」を重視します。
セルフケア(今日から)
- 日焼け止めの追い塗り(外出・窓際・通勤)
- 保湿を増やす(乾燥は刺激になりやすい)
- こすらない(洗顔・タオル・マスク・枕)
改善が安定するほど、施術の設定も安全に組みやすくなります。
外用の調整
- しみる日は攻めの外用(HQ/レチノイド等)を一時的に調整
- 赤み・乾燥が強い時は、鎮静と保湿を優先
リスク・副作用
- 赤み・ヒリつき・乾燥・一時的な色むら
- まれに色素沈着が強く見えること(摩擦・紫外線で増悪)
- 妊娠・授乳中、日焼け直後、活動性の炎症がある場合は不可/慎重
効果・副作用には個人差があります。診察で適応と計画を決定します。
よくある質問
どれくらいで薄くなりますか?
肝斑やそばかすと一緒に治療できますか?
ホームケアだけでも良くなりますか?
ピーリングの頻度は?
レーザーは強いほうが早いですか?
赤み(PIE)が残っています。
アクセス・診療時間
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