ほうれい線(鼻唇溝)のヒアルロン酸注入|線上補正+外側サポートで“自然に浅く”
ほうれい線(鼻唇溝)のヒアルロン酸注入
— 線上補正+外側サポートで、無理なく浅く —
ほうれい線は「線だけを埋める」と不自然になりがちです。0th CLINICでは、線に沿う微量注入に加えて、外側(頬・中顔面・鼻翼基部)の支持で 溝を相対的に浅く見せる安全設計。国内承認製剤中心、溶解(ヒアルロニダーゼ)対応も整えています。
ほうれい線は“線の問題”だけではありません
原因の多層性
- 皮膚の薄さ・弾性低下
- 表在/深部脂肪コンパートメントの移動(中顔面のボリューム減少)
- 骨支持(上顎・梨状口<ピリフォーム>)の加齢性変化
- 表情筋の使い方・口唇周囲の癖
診察で見るポイント
- 静止時と笑顔時の深さの差
- 頬のボリューム・中顔面の下垂の程度
- 鼻翼基部(鼻の付け根)のくぼみ
- 皮膚厚・血管走行(顔面動脈周囲)
診察では正面・斜位・側面を確認し、最小限量での自然仕上げを設計します。
治療戦略|線に沿う注入 × 外側サポート
① 線上に沿う微量注入(リニア/ファンニング)
- 浅すぎ/入れすぎを避け、ごく少量を線に沿って均等に(リニアスレッディング)
- 中等度以上ではファンニングで段差の遷移をなだらかに
- 表情変化時もなじむ硬さ・レオロジーの製剤を選択
② 外側から相対的に“持ち上げる”
- 頬・中顔面(マラーファット周辺)の支持点を強化
- 鼻翼基部/ピリフォーム(梨状口)を適量で補強
- 必要に応じ深層>浅層の順で少量ずつ(過矯正回避)
しわの程度によっては「線上:外側=3:7〜5:5」など配分を調整します。単に“埋める”よりも、全体の支持を最小限で整える方が自然です。
施術の流れ・回数・持続
- 診察・デザイン:深さ・皮膚厚・ボリューム低下・骨支持を評価
- 麻酔・冷却:必要に応じ麻酔クリーム/笑気麻酔を併用
- 注入:極細針またはカニューレで、線上と外側支持点へ少量ずつ
- 仕上げ確認:正面・斜位・側面・表情で微調整
- アフターケア:当日〜数日の注意点、内出血ケアをご案内
回数の目安
初回で最小限量を設計。必要があれば2〜4週後に微調整(リタッチ)をご提案します。
持続の目安
製剤・部位・個人差により6〜18か月程度。過量注入は避け、自然に減衰していく前提で設計します。
安全対策・合併症
- 腫れ・赤み・内出血:数日〜1週間前後
- 左右差・しこり感:多くは経過で改善(必要に応じマッサージ/溶解)
- 稀:血管塞栓(痛み/蒼白/網状変色/感覚異常など)→ 直ちにご連絡ください(院内にヒアルロニダーゼ常備)
痛みが強い・急な蒼白や斑状の変色・視界異常などの異変を感じたら、時間外でも早急にご連絡ください。
料金
製剤・量・デザインにより異なります。詳しくは料金ページをご確認ください。
関連ページ
当院の方針
- 国内承認製剤を原則使用し、非正規品は使用しません。
- 解剖に基づく安全域での注入と、過矯正回避を徹底します。
- 効果・限界・リスクを丁寧に説明し、納得のうえで実施します。


【自由診療および使用製剤に関するご案内】
- 本治療は自由診療です(保険適用外)。
- 当院では、国内で承認されているヒアルロン酸製剤(ジュビダームビスタⓇシリーズ、レスチレンⓇ)を使用しております。
-
また、一部施術においては、国内未承認のヒアルロン酸製剤「ビエンフィル(Bienfill)」を使用することがあります。
この製剤は韓国MFDS(食品医薬品安全処)の基準を満たしており、安全性・品質が認証された製品です。 - 国内未承認医薬品の使用については、医師の責任において輸入・管理しており、日本国内における同一成分・効能を有する代替製剤は存在しません。
※未承認医薬品に関する詳細は、厚生労働省の公式情報をご参照ください:
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
信頼できる公的機関の参考リンク
【監修医師について】
本ページの内容は、0th CLINIC 院長 黒田 揮志夫(くろだ きしお)
[病理専門医/皮膚病理医]が監修しています。
すべての治療情報は、国内外の医療文献・臨床ガイドライン・承認情報に基づき、医学的エビデンスに即して正確かつ中立的に記載しています。
情報は随時、最新の知見に基づいて更新・確認を行っております。
関連コラム
ただいま準備中です。少々お待ちください。