片頭痛FAQ|検査・薬・タイミング・予防・妊娠/授乳・日常生活
片頭痛 FAQ(よくある質問)
検査や薬の使い分け、妊娠/授乳中の注意点、日常生活の工夫、費用や通院の目安など、受診前後に多いご質問への回答をまとめました。
検査(CT/MRI・採血)
Q. 片頭痛でCTやMRIは毎回必要ですか?
A. いいえ。赤旗(危険サイン)や初発・急変など適応がある場合に検討します。多くは臨床診断で十分です。
Q. CTとMRI、どちらを選べば良い?
A. 急性出血が疑わしい直後はCTが迅速です。神経徴候や慢性経過、腫瘍・炎症の鑑別にはMRIが有用です。→ CT/MRIの選び方
Q. 採血は何を見ますか?
A. 感染・炎症、代謝・内分泌(電解質・血糖・甲状腺など)を状況に応じて確認します。→ 採血の目安
急性期薬の使い方
Q. 薬はいつ飲むのが一番効きますか?
A. 前兆〜痛み初期の早期内服が最も有効です。悪心が強い場合は制吐薬の併用で吸収を助けます。→ 急性期治療
Q. 何回まで飲んでいい?薬剤過剰使用頭痛(MOH)が心配。
A. 使用日数の多さはMOHの原因になります。回数が増えている場合は予防療法や系統変更を検討。→ MOHを避ける
Q. ラスミジタンは運転できますか?
A. 鎮静・眠気の可能性があり、服用後は運転や危険作業を避ける必要があります。勤務内容に合わせて薬剤選択を相談します。→ 薬剤ページ
予防療法
Q. いつから予防薬を考えるべき?
A. 発作が頻回/重症/急性期薬の使用過多/日常生活の支障が大きい場合に検討します。→ 予防療法
Q. CGRP抗体やCGRP阻害薬はどんな人に向いている?
Q. 効果判定はどのくらいで?やめ時は?
A. 多くは2–3か月で効果判定。十分に改善が続けば、状況に応じて減量・休薬を検討します(医師と計画的に)。
Q. 月経の前後だけ悪化します。短期予防はできますか?
A. 予測できるタイプでは、前後数日の短期予防(パルス)を検討します。→ 短期予防
日常生活・学校/仕事
Q. 生活で気をつけることは?
A. 睡眠・食事・水分の時刻を揃える、カフェインの一定化、天候対策、ストレス/運動、姿勢・画面環境の調整が基本です。→ 再発予防と生活調整
Q. 天候や気圧で悪化します。対策は?
A. 予測アプリで変化を把握し、前駆期サインで早期内服。屋内環境(光・音・温度差)の調整も有効です。→ 天候対策
Q. 学校や職場ではどう配慮すれば?
A. 「予兆時は5分離席・内服」の取り決め、光/音対策、予定の柔軟化などが有効です。→ 学校・職場の工夫
Q. カフェインはやめるべき?
A. 「過多」も「急な断ち」も誘因になります。1日の上限と時間帯を決めて一定化を。減らすときは段階的に。→ カフェインの整え方
女性のライフステージ(妊娠/授乳・月経)
Q. 月経の前後だけひどいのですが?
A. 月経関連片頭痛の可能性があります。早期内服+短期予防(パルス)や予防療法を検討します。→ 短期予防
その他(費用・通院頻度・受診目安)
Q. どのくらいの頻度で通院しますか?
A. 開始直後は2–3か月で効果判定、安定すれば間隔を延ばします。症状変化があれば随時調整します。→ 受診フロー
Q. どんな症状なら救急や早めの受診が必要?
A. 突然の激烈な頭痛・発熱/項部硬直・神経脱落症状・新規発症(特に50歳以上)・妊娠/産褥・外傷後・抗凝固薬内服中などは二次性頭痛の可能性があり、早めに評価が必要です。→ 赤旗
👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「片頭痛は、少しの痛みでも生活に支障をきたします。
だからこそ、症状のないうちから予防と管理に取り組むことが重要です。
検査データや生活背景まで丁寧に確認し、“納得して続けられる医療”を心がけています。」
0th CLINICの片頭痛治療では、生活スタイルにあわせた選択肢を複数選択できるように、忙しい現代人にも続けやすい医療設計を行っています。
未来の病気を防ぐ「未病医療」を、あなたの日常に無理なく取り入れていきましょう。
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/外科病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士(心臓血管外科学)
日本病理学会認定 病理専門医/元外科専門医/プライマリケア認定医
総合診療・救急・心臓血管外科領域での診療経験10年以上
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士(心臓血管外科学)
日本病理学会認定 病理専門医/元外科専門医/プライマリケア認定医
総合診療・救急・心臓血管外科領域での診療経験10年以上
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