腎盂腎炎(発熱・悪寒・背中/わき腹の痛み)|当日検査と点滴治療の判断
腎盂腎炎|発熱・悪寒・背中(わき腹)の痛みは「当日評価」が安心
発熱(38℃前後)・悪寒(震える)・背中/わき腹の強い痛みは、腎盂腎炎の代表的なサインです。
当院では当日、尿検査・採血・エコーで重症度と閉塞(結石など)の可能性を評価し、
必要に応じて点滴治療、連携CT、入院が適切なケースの早期連携まで一気に判断します。
※このページは一般的な医療情報です。症状が強い/悪化する場合は、救急受診を優先してください。
いま一番知りたいのは、どれですか?
高熱+ぐったり/嘔吐/尿が出ない等は緊急性が高いことがあります。
救急の目安へ尿・採血・エコーで重症度/閉塞を短時間で判断します。
検査の内容へ内服可能か、リスクが高いか、閉塞があるかで方針が変わります。
治療の考え方へ- 腎盂腎炎で急いだ方が良いサイン(救急の目安)
- 当日に行う検査(尿・採血・エコー、必要時CT)
- 点滴/内服や入院連携の判断ポイント
- 妊娠・高齢・糖尿病・免疫抑制など注意が必要な方
- 再発しやすい方の原因の棚卸しと予防
すぐ受診・救急の目安
救急受診を優先してほしいサイン
- 高熱+悪寒戦慄でぐったりする
- 吐き気/嘔吐が強く、内服や水分がとれない
- 妊娠中、高齢、糖尿病、免疫抑制治療中
- 片腎/移植腎、尿が極端に少ない・出ない(閉塞の疑い)
- 意識がぼんやりする、呼吸が苦しい、脈が速い、血圧が低い感じがする
夜間・休日は救急外来へ。可能なら「いつから」「内服薬」「抗菌薬歴」をメモして持参してください。
当日〜早めの受診をおすすめするサイン
- 背中/わき腹のズキズキする痛み+発熱/寒気
- 排尿痛・頻尿・血尿があり、発熱が出てきた
- 市販薬で改善しない発熱・だるさ・食欲不振
- 尿路結石/膀胱炎の既往が多い、再発を繰り返す
似た症状との違い(ざっくり整理)
| 腎盂腎炎 |
発熱・悪寒+背中/わき腹の痛み。だるさ、吐き気を伴うことも。 閉塞(結石など)があると重症化しやすく、点滴や入院が必要なことがあります。 |
|---|---|
| 膀胱炎 |
頻尿・排尿痛が中心。発熱がない/軽いことが多い。 発熱・背部痛が加わったら腎盂腎炎を疑います。 |
| 尿管結石 |
突然の疝痛(のたうつ痛み)、血尿。発熱がある場合は感染合併(閉塞)に注意。 結石+発熱は緊急対応が必要になることがあります。 |
※自己判断が難しい症状が多い領域です。「発熱+背部痛」なら、早めの評価が安全です。
来院当日の流れ(検査〜方針決定)
1) バイタル・問診
発熱の推移、悪寒、嘔吐、痛みの場所、既往、内服、妊娠可能性、抗菌薬歴を確認します。
2) 尿検査(必要に応じて尿培養)
炎症や血尿の所見を確認。可能なら抗菌薬開始前に培養を提出し、結果で最適化します。
3) 採血
炎症反応、腎機能、電解質、脱水を評価し、重症度と入院適応の判断材料にします。
4) 画像(エコー ± 連携CT)
エコーで水腎症(閉塞)を確認。必要時は連携CTで結石や合併症を評価します。
5) 治療方針の決定
内服か点滴か、外来か入院かを「状態・リスク・閉塞の有無」で判断します。
検査:重症度・閉塞・原因菌を短時間で把握
| 尿検査 | 白血球・亜硝酸・血尿、沈渣で炎症所見。必要に応じて尿培養で菌種と感受性を確認します。 |
|---|---|
| 採血 | CRP/WBC、腎機能、電解質、脱水評価。重症化リスクや点滴/入院の判断に役立ちます。 |
| エコー | 水腎症(尿の流れの詰まり)などを確認。結石・狭窄・閉塞が疑われる場合は重要です。 |
| 連携CT(必要時) | 結石、閉塞、膿瘍など合併症の評価。症状や所見から必要性を判断してご案内します。 |
すでに抗菌薬を内服していても評価は可能です(培養の出方が変わることがあります)。受診時にお知らせください。
治療:内服/点滴、外来/入院を「安全側」に判断
- 内服や水分がとれる
- 呼吸・血圧など全身状態が安定している
- 重症化リスクが高くない
- エコーで強い閉塞が疑われない
症状が強い場合は外来でも点滴(抗菌薬・補液・制吐・鎮痛)を検討します。
- 高熱・悪寒戦慄でぐったりする
- 嘔吐で内服困難
- 閉塞性(結石・狭窄など)が疑われる
- 妊娠、高齢、糖尿病、免疫抑制中、片腎/移植腎
- 腎機能低下・脱水が強い
閉塞が疑われる場合、尿路ドレナージ(ステント/腎瘻)などが必要になることがあり、速やかに連携します。
腎盂腎炎は、適切な抗菌薬を適切な期間使うことが大切です。
可能なら抗菌薬開始前に培養を提出し、結果が出たら必要最小限に最適化(切り替え/調整)します。
「余っている抗菌薬を自己判断で飲む」「市販薬だけで様子を見る」は、治りにくさ・耐性化・診断遅れにつながることがあります。
※治療内容は、症状・検査・既往・薬剤アレルギー・腎機能・妊娠/授乳の有無で個別に決定します。
妊娠・高齢・糖尿病・免疫抑制:合併症に配慮した設計
- 妊娠:母体・胎児の安全性を最優先に、薬剤選択と入院適応を慎重に判断します。
- 高齢:脱水・腎機能・併用薬・転倒リスクに注意し、早めの点滴/入院を検討することがあります。
- 糖尿病/免疫抑制:重症化しやすく、点滴や入院、広域治療からの適正化が必要になることがあります。
- カテーテル留置:閉塞・交換時期・ケア手順を確認し、必要に応じて培養採取や管理方針を調整します。
再発予防:原因の棚卸しと生活面の“現実解”
生活面のポイント
- 水分:体調に合わせてこまめに(脱水を避ける)
- 排尿:我慢しすぎない、トイレを我慢する習慣がある方は調整
- 便秘:腸の状態が悪いと再発が増えることがあります
- 過度な洗浄や刺激の強いケアを見直す
背景評価(再発・治りにくい方)
- 結石・解剖学的要因(狭窄など)
- 培養結果の推移(耐性傾向)
- 男性:前立腺炎/排尿障害の関与
- 女性:再発パターン(性交後など)を踏まえた対策
FAQ:よくある質問
膀胱炎との違いは?
仕事の合間に短時間で評価できますか?
内服を始めたらすぐ良くなりますか?
家でできることは?
費用の目安(保険診療・自己負担概算)
| 初診+尿検査 | 約3,000円前後(3割負担の目安) |
|---|---|
| 尿培養 | 約2,000円前後(目安) |
| 採血(炎症・腎機能) | 約2,000円前後(目安) |
| エコー | 約3,000円前後(目安) |
| 点滴(抗菌薬/補液等) | 症状・内容に応じて加算(事前に説明します) |
※上記は概算です(検査項目・加算・負担割合で変動します)。正確な金額は当日ご案内します。
当院の基本方針:膀胱炎/腎盂腎炎などは保険診療で対応します。
医師からのコメント・監修
「腎盂腎炎は、“熱+背中/わき腹の痛み”がそろったら早めの評価が安心です。
閉塞(結石など)が隠れていると重症化しやすいので、尿・採血・エコーで安全側に判断し、必要なら点滴や入院連携まで迷わず進めます。」
監修日:2026-02-05/最終更新:2026-02-05
「感染症治療では、適切な重症度評価と抗菌薬の最適化が最も大切です。
早く安全に治し、再発を防ぐために、検査結果と経過を丁寧に見ながら方針を調整します。」
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士/プライマリ・ケア認定医/日本医師会認定 産業医・健康スポーツ医
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