尿路結石の排石促進(MET)|タムスロシン等で“痛みを減らし最短で”

尿路結石の排石促進(MET)|タムスロシン等で“痛みを減らし最短で”|0th CLINIC 日本橋

尿路結石の排石促進(MET)|痛みを減らし“最短で抜ける”を目指す

尿路結石の多くは自然に排石しますが、部位・サイズ・痛みによってはα1遮断薬などを併用して“自然排石を後押し”する選択肢(MET:Medical Expulsive Therapy)があります。
0th CLINICは、画像での見極め→痛みの最小化→MET→再発予防まで、ムダのない外来ルートを提供します。

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このページは「MET(薬物による排石促進)」に特化します。
痛み対策(NSAIDs/アセトアミノフェン/座薬)は 疼痛コントロール
結石の評価・自然排石率・外科的治療は 結石総論 に整理しています。

まずは救急/入院・速やかな紹介が必要なサイン

  • 発熱を伴う強い疝痛(閉塞性腎盂腎炎の疑い)
  • 腎機能障害の悪化・片腎・両側結石による排尿困難
  • 鎮痛薬でコントロール不可の持続痛、嘔吐で内服困難

※当院は連携先での緊急ドレナージ・手術の手配を行います。

METの適応(部位・サイズ・痛み)

  • 尿管遠位部(下部)結石で効果を期待しやすい
  • サイズの目安:〜5mmは自然排石を期待、5〜10mmでMETを検討
  • 痛みが内服鎮痛でコントロールでき、発熱/腎不全がないこと

※最終判断は画像(エコー/CT)と全身状態を踏まえて医師が行います。

使用薬(例):α1遮断薬中心

タムスロシン

尿管遠位部での排石促進を狙う代表薬。排石率の向上、疼痛発作・鎮痛薬使用量の減少に寄与が期待されます。

▶ 薬の詳細(用法・副作用・注意)

他の選択肢

患者さんの年齢・血圧・併用薬で最適薬を検討します。低血圧/起立性めまいの既往がある方は必ずお知らせください。

▶ 結石総論へ(評価と治療選択)

※薬剤の選択・用法/用量は状態により個別化します(自己判断の内服は避けてください)。

METで期待できること・限界

期待できること

  • 排石率の上昇(特に遠位尿管)
  • 排石までの日数短縮
  • 疼痛発作・鎮痛薬使用の減少
  • 救急受診・外科介入の回避につながる場合

限界・中止判断

  • 発熱/腎機能悪化/痛み制御不能なら中止・緊急対応
  • サイズ/形状/位置で効果が限定的なことがある
  • 投与中のめまい/血圧低下などに注意

外来の流れ(当日ここまで)

  1. 問診・診察(痛み/既往/服薬/腎機能の確認)
  2. 尿検査(血尿/感染所見/結晶)+ 腹部エコー(当日可)
  3. 必要に応じて CT 手配(当日〜翌日)
  4. 疼痛コントロール(内服/坐薬)とMETの可否を判断
  5. 在宅の注意(飲水/体位/発熱時の連絡)+ 再診(通常1〜2週)

来院目安:60〜90分(混雑状況・画像検査連携により変動)。

よくある質問

Q. どのくらい続けるとよいですか?
A. 多くは2〜4週間程度を目安に経過をみます。サイズ・症状で個別化します。
Q. めまい・立ちくらみが心配です。
A. 就寝前の服用などで回避できる場合があります。初期は立ち上がりをゆっくり行い、症状が強い時はご連絡ください。
Q. 自然排石を待つと腎臓は傷みませんか?
A. 発熱・腎機能低下・痛み制御不能がなければ短期間の経過観察は一般的です。異常があれば速やかに方針変更します。
Q. 水はたくさん飲むべき?
A. 体調に無理のない範囲での飲水を勧めます。過剰摂取は夜間頻尿や気分不良の原因になるため適量を保ちます。
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持ち物:服薬中のお薬手帳、これまでの画像/結果(あれば)
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