- 血液中の中性脂肪(TG)が多い状態。食事・体重・飲酒・糖代謝・薬の影響を受けやすいです。
- 500mg/dL以上で膵炎予防の優先度が上がり、1000mg/dL以上では急性膵炎の危険が高いと判断します。
- 自覚症状がなくても、膵炎・動脈硬化につながるため放置はNG。
高トリグリセリド血症(中性脂肪TG)|膵炎を防ぐ優先順位
高トリグリセリド血症(中性脂肪TG)|膵炎を防ぐ優先順位
結論:TG 500mg/dL以上では膵炎を起こさないことが最優先。 1000mg/dL以上の可能性があるときは急いで評価が必要です。 その日の対処から、生活・薬の優先順位、二次性原因の切り分けまでを整理します。
※ 強い腹痛・嘔吐・発熱・息苦しさなどがある場合は、LINEよりも救急受診を優先してください。
まず確認:あなたはどのパターン?
“何から手を付けるか”が分かると、ムダに不安が増えません。ここから順に整理します。
高トリグリセリド(TG)血症とは?
高TGはどうして膵炎を起こすの?
やさしい説明
- 血液が乳び(白く濁るほど脂が多い)になると、膵臓の周りの細い血管が詰まりやすい。
- 膵酵素で脂が分解されると刺激の強い物質が増え、局所の炎症が強くなる。
- 結果として激しい腹痛・嘔吐・発熱などの急性膵炎に。
つながりのイメージ
- 高TG(とくに1000以上)で血液がドロドロ・乳びに
- 膵臓周囲の微小循環が障害
- 脂の分解で炎症が加速
- 急性膵炎へ
※ 高TG由来の膵炎は急速・重症化に注意。迷ったら早めに受診が安全です。
TGが500以上と言われたら:最初の48時間でやること
当日すぐに
- 完全禁酒(少量でも跳ねる人がいます)
- 甘い飲料ゼロ・砂糖/菓子/白米/麺を控える(果糖も要注意)
- 揚げ物・生クリームなど高脂質を避ける
- 脱水で上がるため水分(甘くないもの)
受診・相談の準備
- 健診/採血の数値(写真でもOK)
- 薬手帳・サプリ一覧(自己中止はNG)
- 飲酒・食事・体重変化のメモ
- 糖尿病・甲状腺・腎肝疾患の既往
膵炎のサイン(赤旗)— 迷わず受診を
- 強い上腹部痛(背中に抜ける/持続)
- 吐き気・嘔吐、発熱、ぐったりする
- 飲酒・大食後に悪化、呼吸が苦しい
※ TGが1000以上の可能性がある/過去に言われた方はすぐ相談を。
赤旗があるときは「LINE」よりも、救急受診(緊急外来)を優先してください。 落ち着いている場合はLINEで受診導線をご案内します。
食後に高かったとき:再検のコツ(条件を揃える)
生活と薬の“優先順位”
| ステップ | やること | ポイント |
|---|---|---|
| ① 直ちに | 禁酒・水分・高糖質/高脂質制限(砂糖/ジュース/揚げ物/クリーム) | 脱水・飲酒はTG急上昇の引き金。 |
| ② 1〜2週間 | 精製炭水化物/果糖を減らす、野菜・たんぱくを先に/体重-2〜3% | 夜食・間食・甘い飲料を止めるだけでも効果。 |
| ③ 薬の検討 | フィブラート、処方EPA/DHA、必要に応じスタチン併用 | 相互作用・腎機能・妊娠/授乳で選択が変わります。 |
| ④ 背景是正 | 糖尿病/甲状腺/腎・肝、薬剤、アルコールの見直し | 二次性原因の切り分けが近道。 |
| ⑤ 再評価 | 条件を揃えて再採血/非HDL・ApoBで残余リスク確認 | 達成後は間隔を決めてフォロー。 |
※ 妊娠中/授乳中は薬の選択が変わります。必ずご相談ください。
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👨⚕️ 医師からのコメント・監修
「TGが高いときは、まず膵炎を起こさないことを最優先にします。今日できる対策と 原因の切り分けを並走させるのが、遠回りしないコツです。」
0th CLINICでは、急性膵炎の赤旗確認 → 採血条件の整理 → 二次性原因の評価 → 生活と薬の優先順位、の順に 「やることが明確な診療」を行います。
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定 産業医/健康スポーツ医
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