ピーリングの禁忌・注意事項|受けられない方・併用NG・休薬ガイド

ピーリングの禁忌・注意事項|受けられない方・併用NG・休薬ガイド|0th CLINIC 日本橋

ピーリングの禁忌・注意事項|受けられない方・併用NG・休薬ガイド

0th CLINICでは、安全を最優先に医師が個別評価を行います。本ページでは、原則禁忌注意が必要なケース薬剤別の違い前後の休薬・併用可否の目安をまとめました。

原則禁忌(受けられない可能性が高い)

  • 妊娠中・授乳中(いずれの薬剤も原則回避
  • 施術部位に活動性の皮膚感染(ヘルペス・膿疱性ニキビ・蜂窩織炎など)や開放創/日焼け・火傷
  • アスピリンアレルギー/アスピリン喘息サリチル酸は禁忌)
  • 全身性レチノイド内服(イソトレチノイン等)中、または中止後6か月以内(深い化学ピーリングでリスク上昇/浅層でも原則回避
  • 重度の皮膚炎の増悪期(アトピー・脂漏性皮膚炎・接触皮膚炎など)
  • ケロイド体質の強い方(特にTCA系は原則回避)

※上記に該当しても、施術部位・濃度・時期を調整することで可能なケースがあります。まずは診察で個別判断します。

注意が必要(個別判断)

  • 光感受性を上げる薬剤(一部の抗菌薬・利尿薬・漢方など)内服中
  • 強い日焼け直後/直前の海外・屋外イベント
  • 色素沈着リスクが高い肌質(IV–VI型)※プロトコルを下げて慎重に
  • ロザケア(酒さ)/敏感肌乾燥肌赤みが強い時は回避
  • 金属摩擦・汗・マスク刺激が強い環境(職業・スポーツ)
  • 糖尿病など創傷治癒に影響する持病:血糖コントロールが重要
  • 口唇ヘルペスの既往(周囲施術は再燃予防の検討)
  • ピーリング化粧品の併用者(自宅ケアとの重複刺激に注意)

薬剤別の禁忌・注意

PRX-T33(いわゆる“マッサージピール”)

  • 禁忌:妊娠・授乳、活動性皮膚感染、強い皮膚炎、日焼け・火傷直後、イソトレチノイン内服中(~6か月)
  • 注意:ケロイド既往、口唇ヘルペス既往(周囲)、感作歴(コウジ酸等)
  • 備考:剥離は少なめでも刺激はゼロではないため、敏感肌は試験塗布や濃度調整

ミラノリピール

  • 禁忌:妊娠・授乳、活動性皮膚感染・強い炎症、アスピリンアレルギー(配合サリチル酸のため)、イソトレチノイン内服中
  • 注意:濃い日焼け直後、炎症性ニキビの強い部位、ケロイド傾向、IV–VI型の濃い肌色
  • 備考:皮むけ(剥離)日数を見越したスケジュール設計が必須

サリチル酸(サリチル酸マクロゴール等)

  • 禁忌:妊娠・授乳、アスピリンアレルギー/アスピリン喘息、活動性皮膚感染、強い皮膚炎、イソトレチノイン内服中
  • 注意:乾燥肌赤み・刺激に弱い肌、角質ケア製品の併用者
  • 備考:顔以外(背中など)は摩擦・発汗で過刺激になりやすく出力を下げる

施術前後の休薬・スキンケア中止目安

項目 施術前 施術後 メモ
トレチノイン/高濃度レチノール 3–5日停止 3–5日後に再開(赤みが引いてから) 刺激相加を避ける
AHA/BHA・スクラブ・ピーリング化粧品 2–3日停止 2–3日後に再開 重複刺激に注意
過酸化ベンゾイル 2–3日停止 2–3日後に再開 刺激・乾燥が強い場合は更に延期
イソトレチノイン(内服) 内服中は不可 中止後6か月以降に再評価 浅層でも原則回避
ワックス脱毛/スレッディング 7日停止 7日後から可 表皮バリア回復を待つ
シェービング 24–48時間停止 48–72時間後から可 擦過刺激でヒリつきやすい
日焼け・日光曝露 直前は回避/SPF50+徹底 1–2週間はUV対策徹底 色素沈着リスク低減

同日・前後施術の併用可否(目安)

施術 同日 前後インターバル 備考
毛穴治療系(ハイドラ等) 条件付き可 同日 or 1週間 順番・出力を医師調整
レーザー(ピコ・IPL等) 条件付き可 同日 or 1–2週間 炎症強い部位は間隔を延長
ダーマペン/ポテンツァ 基本同日不可 前後2週間 創傷治癒を優先
医療脱毛(同部位) 原則不可 1–2週間 熱ダメージ重複を回避

※当院の価格表にも「他施術との併用(条件あり)」設定があります。診察で可否と順番を決定します。

禁忌の場合の代替・併用プラン

禁忌に該当する、あるいは刺激に弱い肌質の方は、以下の“やさしめ”戦略が有効です。

関連メニューと費用

※禁忌に該当する場合は施術不可、注意項目に該当する場合は出力・部位・時期を調整します。

マッサージピール(顔/デコルテ)

¥15,400

『他施術との併用(ただし、条件あり)』¥11,000


首:¥9,900 / 併用:¥5,500

サリチル酸ピーリング

¥8,800

『他施術との併用(ただし、条件あり)』¥5,500


背中:¥16,500 / 併用:¥9,800

ミラノリピール(顔/デコルテ)

¥15,400

『他施術との併用(ただし、条件あり)』¥11,000

よくある質問

妊娠・授乳中でも、刺激が弱いメニューなら受けられますか?

原則として妊娠・授乳中はピーリングを回避します。安全第一で、保湿・紫外線対策・刺激回避のホームケアをご提案します。

イソトレチノイン内服をやめてから、どのくらいで再開できますか?

中止後6か月以降に診察で可否を判断します。浅層でも原則同様です。

色黒・日焼けしやすい肌ですが、色素沈着が心配です。

IV–VI型の肌では出力を下げ、間隔を空け、強いUV対策を行います。まずは刺激の少ない代替から段階的に。

化膿しているニキビがあっても受けられますか?

活動性の炎症がある部位は回避します。まず炎症コントロールを優先します。

イベント前、どのくらい前なら安全ですか?

PRX-T33は数日、ミラノリピールは剥離日数を見越して1–2週間あけるのが安心です。個別にご提案します。

👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

ピーリングの禁忌・注意事項|受けられない方・併用NG・休薬ガイド
「皮膚疾患や感染症治療では、適切な薬剤選択と正しい使い方の指導が最も大切です。
再発を防ぎ、症状を早く抑えるために、丁寧に診療と説明を行っています。

0th CLINICでは、肌トラブルや感染症に対しても、患者さまごとに最適な治療を組み立て、必要に応じて漢方や生活指導も含めて多面的にサポートしています。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/消化器病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
  日本医師会認定 産業医/健康スポーツ医 総合診療・救急科での診療歴10年以上

禁忌・注意に該当しても完全に諦める必要はありません。出力や順序、組み合わせを調整する方法があります。

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