乾燥肌の治療なら0th CLINIC|日本橋 美容皮膚科
💧 乾燥肌とは?
乾燥肌(ドライスキン)は、皮膚のうるおいが不足し、バリア機能が低下している状態です。
特に冬場や加齢、過度な洗顔・摩擦などが引き金となって発症しやすく、かゆみや赤み、粉吹きなどを伴うこともあります。
■ 乾燥肌の主な特徴
■ 敏感肌や湿疹の前兆になることも
肌が乾燥していると、外部刺激に対する防御機能が低下します。
その結果、アトピー性皮膚炎やかぶれなどの皮膚トラブルを引き起こすリスクも高くなります。
■ 原因には生活習慣・環境要因も
原因は加齢や体質だけではありません。空気の乾燥、冷暖房、洗浄力の強い洗顔料、ストレスや睡眠不足など、日常生活のなかに潜む乾燥因子が多く関係しています。
🔍 乾燥肌の原因と悪化を招く要因
乾燥肌は、皮膚の水分保持機能が低下し、外部刺激に弱くなっている状態です。
単なる「水分不足」ではなく、バリア機能の乱れや炎症、生活環境の影響が複雑に関与しています。
■ 主な原因と増悪因子
- バリア機能の低下:セラミドや天然保湿因子(NMF)の不足により、水分が蒸発しやすくなり外的刺激が侵入しやすくなります。
- 環境因子(乾燥・寒冷・エアコン):外気の乾燥や暖房、冷風などが皮膚から水分を奪い、皮脂の分泌も抑制されがちになります。
- 誤ったスキンケア:洗顔のしすぎや、アルコール成分の多い化粧品が角層を傷つけ、乾燥をさらに悪化させます。
- 加齢やホルモン変化:加齢や更年期に伴い皮脂分泌や保湿成分の生成が減少しやすくなります。
■ 炎症が悪化のループを引き起こす
肌が乾燥するとバリアが壊れ、そこから細菌や刺激物質が侵入。
これが炎症 → かゆみ → 掻く → さらにバリア破壊という悪循環を生みます。
アトピー性皮膚炎やかぶれなどの発症リスクも上昇します。
■ 治療のポイント:保湿とバリア修復
乾燥肌の治療では、皮膚バリアの修復と炎症の抑制が基本です。
セラミドやヒアルロン酸配合の保湿剤に加え、ヘパリン類似物質やワセリン製剤による保湿ケアが重要です。
炎症が強い場合は、ステロイド外用剤を適切に使用することで、かゆみや赤みを速やかに抑えることができます。
💡 乾燥肌は「肌が弱っているサイン」です。
まずは刺激を避け、潤いを補うやさしいケアからはじめましょう。
慢性化する前に、医師の診断を受けることが大切です。
💭 なぜ乾燥肌は悩みの種になるのか?
乾燥肌は、つっぱり感・かゆみ・粉吹き・メイクのノリの悪さなど、日常生活の中で不快感をもたらす症状です。
特に顔や手などの露出部の乾燥は、見た目にも影響し、清潔感や若々しさの印象を損なうことがあります。
■ 乾燥肌の改善で期待できること
- ✅ 肌のキメや質感が整い、すべすべ肌へ
- ✅ 粉吹き・赤み・かゆみなどの症状が軽減
- ✅ 保湿力のある肌に変わり、メイクのりが良くなる
- ✅ 肌全体にハリ・ツヤが出て、明るく健康的な印象に
■ 外見だけでなく、心にも影響します
かゆみや不快感が続くことでストレスがたまりやすく、集中力の低下や睡眠の質の悪化など、生活の質(QOL)にも影響を及ぼすことがあります。
肌の不調を我慢せず、早めに適切なケアを受けることが大切です。
乾燥肌ケアは、単に「保湿するだけ」ではなく、肌の状態に合わせた医学的なアプローチによって、見た目の改善だけでなく心の快適さにもつながります。
💡 「季節的なものだから」と我慢していませんか?
乾燥肌は、きちんと対処すれば改善できる症状です。
「もっと肌に自信を持ちたい」「快適に過ごしたい」――そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
🕰 年齢とともに進行する乾燥肌のメカニズム
年齢を重ねるにつれて、「肌がカサつく」「粉を吹く」「化粧水がなじまない」などの悩みを感じやすくなります。
これは単に水分不足というだけでなく、肌の構造そのものが変化していることが原因です。
■ 肌のバリア機能と乾燥の関係
健康な肌は「セラミド」「NMF(天然保湿因子)」「皮脂膜」によって水分を守り、外部刺激を防ぐバリア機能を担っています。
加齢によりこのバリアが低下し、かゆみや赤みなどを伴う乾燥肌が現れやすくなります。
■ 年代別の変化
年代 | 肌の変化 | 乾燥症状 |
---|---|---|
20代後半〜30代 | ターンオーバーが遅れ始める | つっぱり・粉吹き・メイク崩れ |
40代 | セラミド・皮脂分泌が低下 | かゆみ、カサつき、かぶれが出やすく |
50代以降 | エストロゲンの急減でバリア崩壊 | 全身乾燥、アトピー性皮膚炎リスクも |
■ 加齢と乾燥の主な原因
- 🔸 セラミドの減少 → 水分を保持できずバリアがスカスカに
- 🔸 皮脂分泌の減少 → 保護膜が薄くなり、刺激に敏感に
- 🔸 ターンオーバーの乱れ → NMFの生成がうまくいかない
- 🔸 ホルモン(エストロゲン)の低下 → 肌の厚み・ハリ・潤いが失われる
■ 乾燥を放置すると…
かゆみや赤みが慢性化すると、ステロイド外用剤が必要になるケースもあります。
また、ヘパリン類似物質やワセリンなどの早めの保湿対策が肌の健康維持に不可欠です。
💡 年齢とともに乾燥は「体質」に近づきます。
自己流ケアに限界を感じたら、医師のアドバイスをもとに肌に合った治療と保湿ケアを行いましょう。
🩺 乾燥肌から発症しやすい皮膚疾患とは?
乾燥肌は「かゆい・粉を吹く」だけではなく、皮膚のバリア機能が低下した結果として、さまざまな皮膚疾患の引き金になることがあります。
以下のような症状が現れた場合は、単なる乾燥ではない可能性があるため、早めの受診がおすすめです。
-
✅ アトピー性皮膚炎
乾燥や刺激により炎症が慢性化すると、赤み・かゆみ・湿疹が繰り返される病気です。かゆみが強く、夜間の睡眠障害にもつながります。 -
✅ かぶれ(接触皮膚炎)
乾燥によって皮膚が敏感になっていると、普段は問題のない化粧品やマスクにも反応してしまうことがあります。 -
✅ 皮膚の赤み(炎症)
乾燥によって毛細血管が刺激され、顔や体に赤みが現れることがあります。特に摩擦や気温差でも悪化しやすい症状です。 -
✅ かゆみ
バリアが壊れた乾燥肌は外部刺激に敏感となり、強いかゆみを感じることがあります。掻くことでさらに悪化する悪循環に陥りがちです。 -
✅ 湿疹(皮脂欠乏性湿疹)
加齢や冬場の乾燥により起こる湿疹で、すねや腕、背中などに赤く細かい湿疹が出るのが特徴です。放置すると慢性化します。
💡 肌の乾燥は、単なるスキントラブルではなく、皮膚疾患の入り口です。
「かゆい」「赤い」「かぶれる」といった症状がある場合は、医師の診察を受け、適切なケアや治療を行いましょう。
💧 乾燥肌の治療方法について
乾燥肌の治療は、単なる保湿だけでなく、バリア機能の修復や炎症の抑制を目的とした、医療的なアプローチが重要です。
外用薬・内服・美容治療を肌の状態に応じて使い分けることで、より高い効果が期待できます。
■ 主な治療法
-
✅ ヘパリン類似物質外用(ヒルドイドなど)
保水力を高め、赤みやかゆみの予防にも有効な保湿剤です。 -
✅ ワセリン(プロペト)
水分蒸発を防ぎ、バリア機能をサポート。刺激が少なく安心して使えます。 -
✅ ステロイド外用剤
強い炎症やかゆみを伴う乾燥には、短期間の使用で症状をコントロールします。 -
✅ エレクトロポレーション
針を使わずに美容有効成分を肌深部へ導入できる低刺激な美容治療です。 -
✅ 肌育注射(保湿注射)
ヒアルロン酸やアミノ酸などを直接肌へ注入し、うるおいとハリのある肌質へ改善します。 -
✅ リジュラン(サーモン注射)
皮膚再生因子を補い、バリア修復と水分保持力をサポートする注入治療です。 -
✅ ジュベルック
水光注射×スキンブースターのハイブリッド。肌の内側からふっくら潤いを実感できます。
■ 当院の乾燥肌治療の特徴
0th CLINICでは、肌診断・症状の程度・ライフスタイルをもとに、最適な治療法をご提案しています。
スキンケア指導や漢方相談も含め、一時的な改善ではなく根本ケアを重視しています。
💡「保湿しても改善しない」「年々乾燥がひどくなる」
そんな方は、医師による肌診断と本格的な保湿治療をぜひご検討ください。
💧 乾燥肌治療が向いている方・避けるべきケース
A. 乾燥肌治療が推奨される方(こんな方におすすめ)
乾燥肌治療は、以下のような方に特におすすめです。
- 市販の保湿やスキンケアだけでは改善が見られない方
- つっぱり・粉吹き・かゆみ・赤みが慢性的に続く方
- バリア機能低下によるかぶれやアトピー性皮膚炎の初期症状が見られる方
- 保湿外用だけでなく、ヘパリン類似物質やワセリン、ステロイド外用剤など医療的保湿ケアを試したい方
- 美容施術(エレクトロポレーション・肌育注射など)で根本的な保湿力アップを目指したい方
乾燥肌治療の効果には、継続的な保湿ケアと生活習慣の改善が欠かせません。 自宅での正しいスキンケアとクリニックでの専門治療を組み合わせることで、根本から潤いを保つ肌質改善が期待できます。
B. 治療を避けるべき、あるいは延期すべきケース
以下のような場合は、まずは他の疾患や状態を優先して診断・治療を行ったうえで、乾燥肌治療を検討します。
- 皮膚の感染症や化膿症の疑いがある場合(抗菌治療を優先)
- 活動性のヘルペスや真菌感染(カンジダなど)がある場合
- 全身性疾患(甲状腺機能低下症、糖尿病など)による皮膚症状の可能性が高い場合
- 重度の日焼け直後など、皮膚が過度にダメージを受けているとき
- 肌にアレルギー反応(特定成分に対する過敏症)が確認されている場合
- 妊娠中・授乳中で、使用成分の安全性確認が必要な場合
- 治療への期待値が過度に高い場合(現実的な改善目安の共有が必要)
安全で効果的な乾燥肌ケアには、問診・皮膚診察の上で適切な治療法を選択することが重要です。 気になる症状がある場合は、まず専門医へご相談ください。
各乾燥肌治療法の主な副作用と注意点(患者体験の視点から)
乾燥肌の治療では、安全性の高い方法が多く用いられますが、それぞれの方法には特有の副作用や注意点があります。治療前に正しい理解を持つことが、トラブルを防ぐ鍵となります。
治療法 | 軽微な副作用 | 重篤な副作用・リスク | 主な注意点 |
---|---|---|---|
ワセリン | べたつき感、まれに毛穴づまり | 接触皮膚炎(まれ) | 厚塗りしすぎない。肌に合わない場合は使用中止。 |
ヘパリン類似物質 | かゆみ、軽度の刺激感 | 発赤・アレルギー性皮膚炎 | 顔など皮膚が薄い部位は慎重に使用。 |
ステロイド外用薬 | 一時的なヒリつきや赤み | 皮膚萎縮、毛細血管拡張、ニキビ様皮疹 | 長期使用は医師の指導下で行うこと。 |
肌育注射 | 一時的な赤み、腫れ | 内出血、感染(まれ) | 治療当日はメイク・洗顔制限あり。 |
リジュラン | つっぱり感、軽度の腫れ | しこり形成(まれ) | 連続的な施術で効果を実感しやすい。 |
ジュベルック | 赤み、軽い痛み | 注射部位の腫れ・内出血 | 2〜4週間おきに複数回治療が推奨される。 |
乾燥肌の再発とメンテナンス治療
乾燥肌は季節や体調、環境により繰り返しやすいため、一時的なケアだけでなく、長期的な保湿習慣が重要です。
- 洗顔・入浴後は10分以内に保湿剤を塗布
- 季節に応じて保湿剤の種類を変更
- 週に1〜2回のエレクトロポレーションなどの機器治療の併用も有効
- 肌の状態に応じて医師のフォローアップを受ける
生活習慣と予防対策
乾燥肌の予防には、スキンケアだけでなく日常生活の見直しも欠かせません。
- 加湿器や衣類の工夫で環境の乾燥対策
- 水分摂取(こまめに)とバランスのよい食事
- 強くこする洗顔やピーリングの頻用を避ける
- ストレスをためない、規則正しい睡眠
💰 乾燥肌治療に関する料金表(すべて税込)
施術内容 | 価格 | 備考 |
---|---|---|
カウンセリング(VISIA撮影・診察付き) | 5,500円 | 肌診断+医師カウンセリング |
VISIA肌診断のみ | 3,300円 | 診察なし |
肌育注射 | 22,000円 | |
リジュラン注射 1cc | 55,000円 | 2ccセット 98,000円 |
ジュベルック注射 | 49,500円 | 1cc固定 |
ボライト(ジュビダーム ボライト XC) | 85,000円 | 1cc/モニター価格あり |
ジュベゲル(ヒアルロン酸) | 88,000円 | 1cc |
エレクトロポレーション(保湿成分) | 8,800円 | ※他施術併用時 6,000円 |
保湿内服(ビタミン類・セラミドなど) | 3,300円 | 1ヶ月分 |
保湿外用薬(院内調合保湿クリーム) | 2,200円 | 低刺激処方 |
※すべて自由診療です。初診・再診料は別途かかる場合があります。
※他の施術と組み合わせることで割引が適用されることがあります。
よくある質問(Q&A)|乾燥肌治療
乾燥肌は、皮膚のバリア機能の低下や皮脂・天然保湿因子(NMF)の不足により、水分が失われやすくなることで起こります。加齢、洗顔のしすぎ、冷暖房、ストレスなども原因になります。
炎症を伴う皮膚疾患(アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏性湿疹など)の場合は保険適用の外用薬や内服薬が処方されます。美容目的や保湿注射は自由診療です。
施術内容によりますが、肌育注射やエレクトロポレーションなどダウンタイムの少ない施術は当日からメイク可能なことが多いです。詳しくは医師へご確認ください。
体質的な要素がある場合もありますが、適切なスキンケアと治療で症状を大きく改善し、健やかな状態を維持することは可能です。早期の対処が鍵です。
乾燥肌に関する公的機関・エビデンス情報リンク
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🔗
日本皮膚科学会「乾燥肌(皮脂欠乏症)とは?」(一般向けQ&A)
加齢や外部環境による乾燥のメカニズム、対策などを簡潔に解説。 -
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日本皮膚科学会「保湿外用薬ガイドライン 2021年版(PDF)」
ワセリン・ヘパリン類似物質などの外用薬の推奨度と使用指針を詳述。 -
🔗
Skin Barrier Function and the Role of Moisturizers – PMC
皮膚バリアと保湿剤の科学的役割について解説した総説論文。 -
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Moisturizers for the treatment of xerosis: A review – PubMed
乾燥肌(xerosis)に対する各種保湿剤の有効性を比較したレビュー(PubMed掲載)。 -
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「皮脂欠乏性湿疹の診療実態と治療指針」– アトピーケア研究会誌
実臨床における乾燥性皮膚炎(皮脂欠乏性湿疹)の治療選択と考え方を整理。
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