尿失禁(腹圧性/切迫性/混合型)|原因と対策・検査・治療

尿失禁(腹圧性/切迫性/混合型)|原因と対策・検査・治療|日本橋の泌尿器科 0th CLINIC

尿失禁(腹圧性/切迫性/混合型)|原因を見極め、最短で改善へ

くしゃみ・咳・重い物で漏れる腹圧性、急に間に合わない切迫性(OAB関連)、両方ある混合型――タイプにより治療は異なります。
当院は症状・誘因・検査から病型を素早く判定し、骨盤底筋トレーニング・膀胱訓練・薬物療法・連携手術までを統合。まずはお気軽にご相談ください。

対応エリア:日本橋・東京駅・茅場町・人形町(駅近)。当日:尿検査/残尿量測定/超音波は原則可、CT・MRIは連携で手配。

尿失禁のタイプと特徴

腹圧性尿失禁(SUI)

くしゃみ・咳・笑い・ジャンプ・重い荷物などで尿が漏れる。
原因:骨盤底筋の支持低下、尿道括約筋の閉鎖不全(出産/加齢/体重増加/骨盤手術歴)など。

切迫性尿失禁(UUI)

我慢できない強い尿意→間に合わず漏れる。頻尿・夜間頻尿を伴いやすい。
原因:過活動膀胱(OAB)など。過活動膀胱の解説も参照。

混合型尿失禁(MUI)

腹圧性+切迫性の両方があるタイプ。症状の強いほうから優先的に治療します。

自己チェック:困りごとの強さを把握しましょう

下記3問の合計が高いほど生活影響が大きい目安です。スコアは来院時に参考としてお持ちください(正式評価は診察内で実施)。

合計スコア:0 / 21

受診〜検査の流れ(当日できること/連携検査)

  1. 問診:いつ漏れるか(動作/尿意)、回数、量、夜間回数、産後/手術歴、薬剤、便秘、体重、咳嗽の有無など。
  2. 尿検査:感染/血尿の確認。必要に応じて培養(尿検査)。
  3. 超音波:膀胱・腎・残尿量評価(当日可、エコー)。
  4. スコア:OABSS(切迫性/頻尿評価)、IPSS(男性LUTS参考)、ICIQ(生活影響)。
  5. 必要に応じ連携検査:CT/MRI(CT / MRI)、尿流動態検査(提携)。

感染が疑わしい時は先に治療(膀胱炎総論)→症状安定後に失禁評価へ。肉眼的血尿は鑑別が必要(血尿)。

治療:タイプ別に“効くこと”だけを

保存的療法(全タイプの基礎)

  • 骨盤底筋トレーニング(SUI/MUIで特に有効):正しいやり方を指導。アプリや図で継続支援。
  • 膀胱訓練(UUI/MUI):尿意のコントロール法・間隔延長・行動療法。
  • 生活改善:体重管理、便秘・慢性咳嗽の是正、カフェイン/アルコール見直し、就寝前の飲水調整。
  • 排尿日誌:客観化で治療方針が明確に(排尿日誌)。

薬物療法(主に切迫性/混合型)

  • 抗コリン薬β3作動薬:過活動膀胱による切迫性尿失禁に。副作用・禁忌を確認。
  • 男性でBPH合併:排尿症状が強い場合はBPH治療(前立腺肥大症)の併用を検討。
  • 薬の選択は年齢・併存疾患・内服中薬剤・生活背景を踏まえ最適化。

連携治療(適応を見極めてご案内)

  • 女性SUI手術:中等度〜重症で保存療法が不十分な場合に、中部尿道スリング術などを連携病院で検討。
  • 尿道充填術:選択肢の一つとして連携施設で適応を評価。
  • 前立腺全摘後の失禁:骨盤底筋訓練+時間経過での改善を見込みつつ、難治例は連携センターへ。

※手術の適応は年齢・出産歴・重症度・画像/機能検査の結果から総合判断します。

よくあるケース別の提案

産後・更年期の腹圧性

骨盤底筋トレの適切なフォームと回数設計が鍵。咳嗽/便秘/体重のコントロールも同時に。

急に間に合わない(UUI)

膀胱訓練+薬物療法で改善を狙います。夜間頻尿には飲水/塩分・むくみ対策も。

男性・前立腺疾患合併

BPH治療と切迫性対策を並走。血尿/感染の鑑別は先に行いましょう(BPH / 血尿 / 膀胱炎)。

よくある質問

受診の目安は?まず何をしますか?
いつ漏れるか(動作/尿意)・回数・量・夜間回数・出産歴/手術歴・内服・便秘/咳の有無などを確認し、尿検査・超音波・スコアでタイプを判定します。
薬はいつから始めますか?副作用は?
切迫性/混合型では保存療法と併行して検討。抗コリン薬やβ3作動薬を選択し、口渇・便秘・動悸などの副作用や禁忌を確認します。
手術は必要ですか?
腹圧性で中等度以上・保存療法が不十分な場合に連携施設でスリング術等を検討。適応は検査所見と生活影響から総合判断します。
市販品(パッド/骨盤底筋トレ器具)は効果がありますか?
一時的な安心感は得られますが、根本は“正しいフォームでの骨盤底筋トレ”と原因治療です。自己流で改善が乏しい場合はご相談ください。

費用の目安

  • 初診:保険診療(検査内容により自己負担額が変動)
  • 尿検査・超音波:保険適用(症状・必要性に応じて実施)
  • 連携検査(UFM/UDS/CT/MRI):適応時にご案内
  • 自由診療が関与する場合は事前に明示します

アクセス・予約

日本橋駅すぐ。雨天は地下ルート推奨。近隣駐車場あり。
Google Map(CID):こちら

👨‍⚕️ 医師からのコメント・当院の方針

尿失禁は「原因」と「困りごと」の両面から解決します。感染や血尿などの“赤旗”を除外しつつ、保存療法を土台に、必要な薬物/連携手術を速やかに選びます。
「まず何から?」という方も、LINEでご相談ください。

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💬 24時間受付中
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👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

尿失禁(腹圧性/切迫性/混合型)|原因と対策・検査・治療
「泌尿器のお悩みは、年齢・性別を問わず生活の質に大きな影響を与えるものです。
0th CLINICでは、性病や排尿トラブル、性機能低下に対しても、科学的根拠に基づいた医療と丁寧なカウンセリングを提供しています。」

テストステロン補充療法などの自由診療を含め、人に相談しづらい症状にも真摯に向き合い、患者さまが前向きに過ごせるようサポートいたします。
排尿の悩み、性機能の変化、疲労感など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

監修:荘子 万可 医師
0th CLINIC
・日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・テストステロン治療認定医
尿失禁(腹圧性/切迫性/混合型)|原因と対策・検査・治療
「膀胱炎や頻尿は、繰り返す不安や対人関係の悩みにつながることもあります。
専門的な視点から、再発予防や痕を残さない治療、パートナーへの配慮も含めたケアをご提案しています。」

泌尿器に生じる症状には、病理的な知識と臨床判断の両面が重要です。
当院では、皮膚科・泌尿器科・病理学の豊富な知見を活かし、的確な診断と治療方針をご提案します。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/皮膚病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医
総合診療・救急科での診療歴10年以上

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