肝斑
頬骨周囲、額、口周囲などに、左右対称性の淡褐色〜褐色斑としてみられることがあります。 紫外線、可視光、ホルモンなど複数の要因が関係します。
頬に広がる淡い褐色斑が、すべて肝斑とは限りません。 日光黒子、炎症後色素沈着、ADMなどが混在していることもあります。
0th CLINIC 日本橋では、まず医師が色素斑を見分け、 紫外線・可視光対策と外用治療を基本に、 必要に応じてトラネキサム酸内服や機器治療を検討します。 レーザーを最初から主役にはしません。
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肝斑は多くの場合、臨床所見から診断します。 VISIAやダーモスコピーは診断や経過観察を補助しますが、 機械だけで肝斑を確定するものではありません。
頬骨周囲、額、口周囲などに、左右対称性の淡褐色〜褐色斑としてみられることがあります。 紫外線、可視光、ホルモンなど複数の要因が関係します。
比較的境界が明瞭な褐色斑。 肝斑とは異なり、スポットレーザーが適することがあります。
ニキビ、湿疹、摩擦、施術などの炎症後に生じる色素沈着です。 原因となる炎症を落ち着かせることが優先されます。
頬などに灰色〜青褐色の色素斑としてみられることがあり、 肝斑とは治療する深さ・波長が異なります。
2025年の国際コンセンサスでも、肝斑治療では 毎日の広域スペクトラム光防御がすべての患者さんに推奨されています。 可視光も色素沈着に関与するため、日焼け止めの選び方も重要です。
日焼け止めを十分量使用し、屋外活動に応じて塗り直します。 帽子・日傘なども併用します。
肝斑では可視光も悪化要因となり得ます。 鉄酸化物などを含む色付き日焼け止めは、可視光対策の選択肢です。
強いクレンジング、こすり洗い、刺激の強い外用を重ねることを避け、 肌状態に合う保湿を行います。
最新の国際コンセンサスでは、肝斑の中心は外用治療です。 機器治療を先に重ねるより、遮光と薬物治療で土台を整えることを優先します。
ハイドロキノンは、肝斑で最もよく研究されている外用成分の一つです。 海外の2025年コンセンサスでは、 ハイドロキノン+レチノイド+弱いステロイドの3剤併用療法が 医師管理下でのゴールドスタンダードとされています。
日本では使用できる製剤や承認状況が異なるため、 実際の外用内容は肌状態と入手可能な薬剤に合わせて決めます。
HIGH / CONSENSUSハイドロキノンが合わない場合や維持治療では、 アゼライン酸、コウジ酸、トラネキサム酸外用などが候補になります。 効果と刺激性のバランスを見て選択します。
MODERATE / ALTERNATIVE中等度以上、再発性、外用だけでは十分でない肝斑で 補助治療として検討されます。 2024年のRCTメタ解析では、 標準的な外用治療に経口トラネキサム酸を加えることで MASI改善と再発低下が示されました。
一方、肝斑に対する内服は適応外使用です。 血栓症の既往・リスク、女性ホルモン製剤、持病、内服薬などを確認してから処方を判断します。
MODERATE / SELECTED PATIENTS外用トラネキサム酸にも有効性を示す研究があり、 ハイドロキノンを使いにくい場合の選択肢の一つです。 ただし、製剤濃度やデリバリー方法によってエビデンスの質は異なります。
EMERGING / ADJUNCTレーザー・光治療で改善する症例はあります。 しかし、肝斑は再燃しやすく、機器治療で色素沈着や色素脱失を生じることもあります。 そのため、現在の国際コンセンサスでは難治例・選択例での補助治療という位置づけです。
一部の研究では改善が示されていますが、 2026年のランダム化試験ではハイドロキノン+遮光にレーザーを追加しても 対照側との差は限定的でした。
反復照射による斑状色素脱失や再燃にも注意が必要です。 「回数を重ねるほど良い」とは考えません。
ピコトーニングの詳細ピコ秒レーザーにも有効性を示す研究がありますが、 2026年のメタ解析では対照治療を明確に上回る結果は示されませんでした。
2025年の755nmピコ秒レーザーのRCTメタ解析では、 3剤併用外用の方がMASI改善で優れ、 PIHはピコ秒レーザー側で多いという結果でした。
外用治療の補助として検討されることがあります。 ただし刺激で炎症後色素沈着を起こすこともあるため、 肌色と反応性を見て慎重に選択します。
肌質改善や薬剤導入を目的に併用することはありますが、 肝斑の標準治療の中心とは位置づけません。 特に「ジェネシスがピコトーニングを後押しする」と断定できるだけの高品質なエビデンスは十分ではありません。
広域スペクトラム光防御を全員に。 海外では医師管理下のハイドロキノン系3剤併用療法が最も支持されています。
外用で不十分な症例では、 リスク評価を行ったうえで経口トラネキサム酸などを検討します。
レーザー・ピーリング・マイクロニードリング等は、 難治例や適応のある症例で補助的に検討します。
肝斑、日光黒子、PIH、ADMなどを確認します。 必要に応じてVISIAやダーモスコピーを補助的に使用します。
UVA・UVB・可視光対策、摩擦や刺激の強いスキンケアがないかを確認します。
ハイドロキノン系外用、アゼライン酸などから、 肌状態・刺激性・妊娠授乳の有無を踏まえて選択します。
適応がある場合は、血栓症リスクなどを確認したうえで 経口トラネキサム酸を検討します。
写真やVISIAなどで経過を比較し、 外用の調整や機器治療を追加するかを判断します。
一律にはおすすめしません。遮光と外用治療が基本で、 レーザーは難治例や適応のある症例で補助的に検討します。
長期に漫然と継続する薬ではありません。 効果・再発・血栓症リスクなどを考慮し、期間を決めて使用します。 肝斑目的の内服は適応外使用です。
VISIAだけで確定診断することはできません。 色素分布や治療経過を記録する補助ツールとして利用し、 診断は医師の診察と必要に応じた補助評価で行います。
肝斑では可視光も悪化に関与するため、 鉄酸化物などを含む色付き日焼け止めは合理的な選択肢です。 ただし、使用感が悪く継続できないものより、 毎日十分量を使える製品を選ぶことも重要です。
肝斑は慢性・再燃性の疾患です。 改善しても紫外線、可視光、ホルモンなどの影響で再び濃くなることがあります。 「永久に消す」より、良い状態を維持する治療と考えます。
できません。当院のLINEは予約専用です。 肝斑は他の色素斑との鑑別が重要なため、来院時に医師が診察します。
肝斑では、レーザーを何回も重ねれば良いとは限りません。 まず色素斑を見分け、遮光と外用を整え、 それでも残る場合に内服や機器治療を追加する。 肌に不要な刺激を増やさない順序を大切にしています。
VISIAは診断機としてではなく、 撮影条件をそろえて治療経過を比較するための補助として使用します。
監修:黒田 揮志夫 医師(0th CLINIC 日本橋 院長)/医学博士/日本病理学会認定 病理専門医
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