コラム
就活・受験期の簡易ミールプラン|“肌を荒らさない”時短ごはんと間食術(医師監修)
就活・受験期の簡易ミールプラン|“肌を荒らさない”時短ごはんと間食術
忙しい時期こそ、高GIと摩擦/睡眠不足を避けるだけで肌は安定しやすくなります。
保険中心+必要時のみ自費という当院方針に沿って、食事は“整える”脇役として設計します。
まずは3つのルール(時短×安定)
① 低GIを“主食で”作る
白パン→全粒、甘い飲料→水/茶。主食を未精製穀類やおにぎりへ置換。
② たんぱくは“食品ベース”優先
鶏・魚・卵・大豆を基本に。ホエイで悪化しやすい人は種類・量・タイミングを調整。
③ 空腹時間を作らない
3食+小さめ間食(ナッツ/ヨーグルト/バナナ半分)でドカ食いを予防。
悪化因子チェック10(当てはまるものに☑)
- 菓子パン・甘い飲料が週3回以上
- 夜食でカップ麺/揚げ物を選びがち
- ホエイプロテインを毎日飲む
- 朝食を抜きがち
- 水分が1日1L未満
- 昼食が油多め(フライ/ラーメン)
- 間食がチョコ・クッキー中心
- 外食で野菜/海藻が少ない
- 深夜まで勉強/準備で睡眠不足
- 運動/面接後にそのまま汗放置
☑が多いほど“整える余地”があります。生活アドバイスも併せてどうぞ。
コンビニ/学食で“迷わない”選び方
コンビニの基本セット
- 主食:おにぎり(鮭/梅/昆布)or 全粒パン
- 主菜:サラダチキン、焼き魚、卵、豆腐
- 副菜:海藻/ひじき/温野菜サラダ
- 汁物:減塩味噌汁 or スープ
- 間食:素焼きナッツ、ヨーグルト、果物少量
学食でのコツ
- 主菜は“焼く/蒸す/煮る”調理を優先
- 丼物は“ご飯少なめ+野菜追加”で低GI
- 汁物を加えて満足度と温かさを確保
甘いドリンク・揚げ物は“0か100”ではなく頻度と量のコントロールでOK。
1週間サンプル(置き換え可能)
時間 | 月 | 火 | 水 | 置き換え候補 |
---|---|---|---|---|
朝 | おにぎり+ゆで卵+味噌汁 | 全粒トースト+プレーンヨーグルト+バナナ½ | オートミール+豆乳+きな粉 | 納豆ごはん/卵かけ+海苔 |
昼 | 鶏むねサラダ+雑穀おにぎり | 焼き魚弁当(ご飯少なめ) | 豆腐チゲ+小ライス | そば+温野菜/海藻サラダ |
間食 | 素焼きナッツ小袋 | 低糖ヨーグルト | 果物少量 | チーズ/プロテインバー(糖質控えめ) |
夜 | 豚しゃぶサラダ+冷ややっこ+味噌汁 | サバの塩焼き+ご飯小+漬物 | 親子丼(ご飯小)+おひたし | チキンと野菜のスープ+パン少量 |
木〜日も同様に“主食/主菜/副菜/汁物”の型で回します。外食やご褒美は前後の食事で整えるだけで十分。
試験・面接“当日”の食べ方
朝(3〜4時間前)
- おにぎり+卵+味噌汁 など低GIで安定
- カフェインは普段通り(増やしすぎない)
直前(30〜60分前)
- 水/お茶、バナナ½やナッツ少量
- 甘いドリンク・揚げ物は避ける
長丁場(午前+午後)の場合
- 小分けの主食(おにぎり)を携帯
- ヨーグルト・スープで冷え/空腹を防ぐ
終わった後
- 水分と温かい汁物でリカバリー
- 夜は脂質控えめで早めに就寝
やりがちNG 3
- 空腹→ドカ食い:間食でつなぎ、主食は低GIに。
- エナジードリンク連投:水/茶で置き換え、必要ならコーヒーは普段量。
- 新食品の“実験”を当日に:当日初めては避け、慣れたメニューで。
受診の目安と院内でできること
受診の目安
- 赤み・痛み・しこりが強い/同じ場所をくり返す
- 面接や写真撮影が近いのに腫れが引かない
妊娠・授乳中、既往薬のある方は必ずご相談ください。
よくある質問
Q. 試験前夜は何を食べれば?
消化に優しい定番メニュー(ご飯+味噌汁+魚/鶏)で。揚げ物・刺激物は控えめに。
Q. 朝に時間がない…
おにぎり+卵 or ヨーグルト+バナナ½で十分。水分も忘れずに。
Q. 甘いもののコントロール方法は?
食後にフルーツやビター少量へ置換。空腹を作らないのがコツ。
Q. プロテインはダメ?
“ダメ”ではありません。悪化する人は種類・量・タイミングを調整し、食品由来へ寄せましょう。
Q. 長丁場の面接で持っていく物は?
おにぎり、ナッツ、常温の水。口周りの摩擦対策としてマスク替えも。