【健診】LDL・中性脂肪・非HDLが高いと言われたら|脂質検査の見方(空腹/非空腹)
【健診】LDL・中性脂肪・非HDLが高いと言われたら
脂質検査の見方(空腹/非空腹)
結論:脂質はLDL / HDL / TG(中性脂肪)/ 非HDLをセットで読むと迷いが減ります。
「食後だから全部ダメ?」→ 非HDLは活用しやすい/「どれが要注意?」→ しきい値で整理します。
※このページは一般的な整理です。既往(心筋梗塞・脳梗塞など)や糖尿病、腎機能、家族歴で「目標値」は変わります。
まず押さえる:脂質は“4つ”で読む
健診の「基準値」は施設で少し違います。迷ったらまず、下の“しきい値”で整理してから次の行動へ進みます。
| 項目 | 意味(ざっくり) | 高い/低いの目安 | 次の一手 |
|---|---|---|---|
| LDL-C | 動脈硬化に関与する主要指標 | ≧140 mg/dLが続くと評価対象 |
家族歴・既往・喫煙・糖代謝などを確認して目標値を個別設定。 次にやること / FHの確認 |
| HDL-C | “回収役”の目安(低いほどリスク) | <40 mg/dL |
体重・運動・喫煙・睡眠を見直し、必要なら二次性要因を確認。 二次性原因 |
| TG(中性脂肪) | 食後・飲酒・糖質で上がりやすい | 空腹時 ≧150 / 随時(非空腹)≧175 mg/dL |
採血条件を揃えて再検。 500以上は膵炎リスクに注意して早めに相談。 |
| 非HDL-C (TC − HDL) |
“動脈硬化に関与する総量”の目安 食後でも読みやすい |
≧170 mg/dLが続くと評価対象 |
LDLだけで判断せず、TGや粒子数(ApoB等)も含めて総合評価。 ApoB・非HDLを詳しく |
※上の“しきい値”は健診や一般診療でよく使う整理です。個々の目標値はリスクで変わります。
空腹・非空腹採血:迷ったらこの考え方
非空腹でも読みやすい
- TC / HDL
- 非HDL = TC − HDL
- LDLは状況により評価可能なことがあります
空腹が望ましい
- TGの精度を上げたい
- 前回と条件を揃えて再現性を取りたい
- TGが高くLDL計算がぶれやすい状況
ここだけ覚える
「食後だから全部ダメ」ではありません。まず非HDLで整理し、必要なら目的に合わせて空腹再検が効率的です。
※結果写真(スマホ)をお持ちいただけると話が早くなります。
よくある勘違い
- 「HDLが高い=安心」ではありません。LDLや非HDLが高ければ総合リスクは下がらないことがあります。
- 「食後=全部無効」ではありません。非HDLなど食後でも使いやすい指標があります。
- 「TGだけ見ればいい」は危険です。LDLや非HDLと合わせて判断する方が安全です。
- 「1回で結論」ではなく、改善介入後は2〜3か月で再検し、効いたかを確認します。
次にやること:最短ルート(3ステップ)
Step 1:採血条件を確認
空腹か食後か、飲酒、運動、採血時間を確認します。前回と条件を揃えると改善判定がしやすくなります。
Step 2:非HDLで全体像を見る
LDLだけ・TGだけで迷う場合は、まず非HDLで整理。必要ならApoB等で見落としを減らします。
Step 3:続けられる計画を作る
生活改善と必要最小限の治療を組み合わせ、まず2〜3か月後の再検で方向性を確認します。
よくある質問
非HDL(TC−HDL)は動脈硬化に関与するコレステロールの総量の目安で、食後でも使いやすい指標です。LDLが一見正常でも非HDLが高い場合、TGやApoBも含めた総合評価で見落としを減らせます。
食後TGは上がりやすいので、必要に応じて空腹で再検します。まずは飲酒・甘味飲料・大盛り(炭水化物+脂質)を見直し、採血条件を揃えるのがコツです。
生活改善や薬の調整後は、2〜3か月で再検し、効いたかどうかを判定することが一般的です。TGが非常に高い場合は短めに設定することがあります。
検査目的(TG重視か、再現性重視か)で最適な条件が変わります。迷う場合は事前にLINEでご相談ください。
アクセス(日本橋駅 徒歩3分/東京駅エリア)
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階
■ 日本橋駅 徒歩3分
東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線 D1出口
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東京メトロ日比谷線 12番出口
👨⚕️ 医師からのコメント・監修
循環器領域監修:遠藤 大介 医師
順天堂医院 心臓血管外科 外来医長
成人心臓血管外科/心臓血管外科専門医・修練指導者
健診で見つかる脂質異常を、単なる数値の問題ではなく、将来の心血管リスクの視点から整理できるよう、本ページの医学的整合性と受診導線を監修しています。
「脂質検査はLDL / HDL / TG / 非HDLをまとめて読むと、次にやることが明確になります。 健診異常をきっかけに、無理のない生活改善と必要な治療を整理していくことが大切です。」
こんな方はご相談ください
- 健康診断で「LDL(悪玉)コレステロールが高い」と指摘された
- 「中性脂肪(TG)」が高く、再検査を勧められた
- 「HDL(善玉)コレステロール」が低いと言われた
- 血縁者に心筋梗塞・脳卒中・高脂血症の方がいる
- 運動や食事に気をつけても、数値がなかなか下がらない
- コレステロールの薬を飲んでいるが、副作用や効果が気になる
- 新しい治療(例:PCSK9阻害薬など注射薬)を検討したい
- 糖尿病・高血圧・肥満なども同時に治療していきたい
- 将来的には薬を減らしたい、できればやめたいと考えている
- 正しい食事・運動の方法をプロの視点で教えてほしい
- 忙しくて通院が続けられず、自己管理に不安がある
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