目的
- LDL低下と心血管イベント予防
- 非HDL・ApoBの改善にも寄与(残余リスクの低減)
      要約:目的はLDL低下とイベント予防。
      スタチンの使い分け、CK上昇時の初期対応、併用注意薬を患者さん目線で整理しました。
    
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
※ 妊娠・授乳中は原則使用しません。疑いがあれば必ずご相談ください。
    スタチンは、体の中で“コレステロールを作るスピード”をゆるめるお薬です。
    その結果、血液中のLDLコレステロール(悪玉)が下がり、心筋梗塞や脳卒中の再発・初発を減らすことが期待できます。
  
※ 妊娠・授乳中は原則使いません。可能性がある場合は必ずご相談ください。
| 薬剤 | 一般的な強さ(LDL低下) | 服用タイミング | 補足 | 
|---|---|---|---|
| ロスバスタチン | 強い(高強度まで可) | いつでも(1日1回) | 腎機能に応じ用量調整 | 
| アトルバスタチン | 強い(高強度まで可) | いつでも(1日1回) | CYP3A4相互作用に注意 | 
| ピタバスタチン | 中〜やや強め | いつでも(1日1回) | 相互作用が比較的少なめ | 
| シンバスタチン | 中等度 | 就寝前が一般的 | CYP3A4相互作用に注意 | 
| フルバスタチン | やや弱め | 就寝前が一般的 | 相互作用は比較的少なめ | 
※ 個別の到達目標・副作用歴・併用薬で選び方は変わります。表はあくまで目安です。
→ 持続する場合は自己判断で中断せずご相談を。
→ この場合は至急受診。CK/腎機能評価とお薬調整が必要です。
副作用が疑わしい場合も、再設計(別薬・低用量・隔日投与)や非スタチン併用で続けられる形を一緒に探せます。
※ 独断での中止・再開は避け、必ずご相談ください。再挑戦は別系統/低用量/隔日や非スタチン併用で調整します。
| カテゴリ | 代表例 | ポイント | 
|---|---|---|
| CYP3A4阻害 | マクロライド系、アゾール系、グレープフルーツ | 特にシンバ/アトルバで血中濃度↑ → 筋症リスク | 
| OATP1B1阻害 | シクロスポリン等 | 肝取り込み↓で曝露↑ → 用量調整や他剤へ | 
| フィブラート併用 | フェノ/ペマ/ベザ 等 | ベネフィット>リスクの時に慎重併用(CK/LFT観察) ※ ジェムフィブロジルは併用回避が一般的 | 
| ワルファリンほか | 抗凝固・免疫抑制・抗不整脈など | 相互作用・出血/筋症リスクを個別に評価 | 
※ サプリ・漢方・健康食品も必ず共有ください(赤酵母米等)。
※ 個々の病歴・併用薬・費用で最適解は変わります。無理なく続く形に調整します。
 
    「“効かせる工夫”と“安全に続ける工夫”は両輪です。
症状・検査・内服歴を統合し、無理なく続く処方に仕立てます。」
ただいま準備中です。少々お待ちください。