ベムペド酸(経口・ACL阻害薬)|スタチン不耐/LDL目標未達の追加・切替
ベムペド酸(経口)|スタチン不耐の追加・切替の選択肢
筋症状などでスタチンが続かない/エゼチミブ併用でもLDLが届かないときに検討する、経口のACL阻害薬です。
「今の薬をどう組み替えると届くか」「副作用をどう避けるか」を、検査と治療歴から一緒に整理します。
スタチン不耐
LDL 目標未達
エゼチミブ 追加後も高い
尿酸
腱障害
※本ページは一般向け情報です。開始・変更は診察と採血のうえ医師が判断します(オンライン販売/通販は行いません)。
先に答え:ベムペド酸は「こういう時」に役立ちます
- スタチンで筋症状が出てしまい、必要量まで増やせない/続かない
- スタチン+エゼチミブでもLDL(またはApoB/非HDL)が目標に届かない
- 注射治療(PCSK9阻害薬/インクリシラン)の前に、まず経口で追加を検討したい
来院がスムーズになる持ち物:
直近の採血結果(推移が分かると◎)/お薬手帳(サプリ含む)/痛風の既往/服用中の抗菌薬・ステロイド歴
いつ選ぶ?(判断のポイント)
- スタチン不耐:筋症状/相互作用などで増量や継続が難しい
- 目標未達:スタチン最適化+エゼチミブ追加後もLDL(またはApoB/非HDL)が高い
- 現実的に続けられる設計を優先したい(頻度・費用・通院のバランス)
迷ったらここだけ:
① どれだけ下げる必要がある?(リスクで決まる)
② 今の内服はどこまで最適化できる?(不耐/相互作用)
③ 追加で「経口で届く」か「注射が必要」か(必要低下量で決まる)
② 今の内服はどこまで最適化できる?(不耐/相互作用)
③ 追加で「経口で届く」か「注射が必要」か(必要低下量で決まる)
使い方・併用(相互作用の要点)
基本の飲み方(目安)
- 通常は1日1回の内服(生活リズムに合わせて継続しやすく)
- 開始/変更後は2〜3か月で再検(脂質・肝機能・腎機能・尿酸など)
よくある組み合わせ
- スタチン+エゼチミブで届かない → ベムペド酸を追加
- スタチン不耐 → エゼチミブ+ベムペド酸、など “続けられる”設計に
相互作用(ここは必ずチェック)
- 特定のスタチン(例:シンバスタチン/プラバスタチン)では相互作用により用量調整が必要になることがあります。
- 他のスタチン併用でも、筋症状が出ないかを確認しながら設計します。
- サプリ・健康食品(赤酵母米など)も含め、併用中のものはすべて申告してください。
※実際の調整は添付文書と患者さんの状況に合わせて行います。
副作用と注意(尿酸・腱・肝機能)
よく確認するポイント
- 尿酸上昇/痛風:既往がある方は特に注意(開始前後で尿酸を確認)
- 腱障害:肩・上腕・アキレス腱など。高齢、腎機能低下、ステロイドや一部抗菌薬併用などで注意
- 肝酵素上昇、消化器症状 など
受診の目安(迷ったら連絡)
・ふくらはぎ/肩などの急な痛み・腫れ、動かすと強い痛み(腱障害の可能性)
・足の母趾付け根などの激痛・発赤(痛風発作の可能性)
→ いったん中止して、早めにご相談ください。
・ふくらはぎ/肩などの急な痛み・腫れ、動かすと強い痛み(腱障害の可能性)
・足の母趾付け根などの激痛・発赤(痛風発作の可能性)
→ いったん中止して、早めにご相談ください。
妊娠・授乳の可能性がある場合は事前に必ずご相談ください。
効果の目安(“どれだけ必要か”で選びます)
ベムペド酸は、注射治療ほどの大幅低下ではなく、“中等度の上乗せ”として使われることが多い薬です。
逆に言うと、必要な低下量が大きい高リスク(心筋梗塞/脳梗塞後やFHの可能性など)では、早い段階で
注射治療も含めて比較検討します。
当院の進め方:
「目標値(リスク)→ 現在の治療歴 → 追加で必要な低下量」を計算し、最小の負担で目標到達する組み合わせを提案します。
フォロー(検査と評価の流れ)
- 導入前:二次性原因(甲状腺/腎/糖代謝/薬剤など)と併用薬を整理
- 導入後2〜3か月:脂質+尿酸+肝機能などを確認 → 目標に合わせて微調整
- 以降:3〜6か月ごとに定期評価(リスクにより頻度は調整)
費用感と保険適用(ここは“個別に”確認)
- 保険適用の可否や自己負担は、適応・治療歴・制度で変わります。
- 開始前に、続けられる費用設計かどうかも含めてご案内します。
- 制度や価格は変更されることがあるため、最新情報は受付/診療でご確認ください。
よくある質問
ベムペド酸は「スタチンの代わり」になりますか?
状況によります。基本はスタチンが土台ですが、不耐などで難しい場合は、続けられる組み合わせ(エゼチミブ等)で設計します。
尿酸や痛風が心配です。
尿酸が上がることがあります。痛風の既往がある方は特に、開始前後で尿酸を確認し、症状があれば早めに対応します。
腱障害ってどんな症状?
ふくらはぎ(アキレス腱)や肩などの急な痛み・腫れ、動かすと強い痛みが出た場合は中止してご連絡ください。
他の薬との飲み合わせは?
併用は可能なことが多い一方、特定のスタチンでは用量調整が必要な場合があります。サプリも含めて必ず確認します。
注射治療とどちらが良い?
必要なLDL低下量、リスク(再発予防の重要度)、通院頻度、費用の見通しで選びます。高リスクでは注射も含めて早期に比較します。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修
「“飲み薬で整える”選択肢として、ベムペド酸はスタチン不耐や到達困難で役立つことがあります。
尿酸・腱の安全性と飲み合わせを確認しつつ、無理なく続く組み合わせを一緒に作りましょう。」
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/外科病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士(心臓血管外科学)
更新日:2026-02-07
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士(心臓血管外科学)
更新日:2026-02-07
※個別の治療は診察・検査結果により異なります。本ページは一般向け情報で、個別の治療指示に代わるものではありません。
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