【老人性色素斑/雀卵斑】ルメッカ(IPL)の適応とスポット併用

【老人性色素斑/雀卵斑】ルメッカ(IPL)の適応とスポット併用|0th CLINIC 日本橋

ルメッカ|老人性色素斑/雀卵斑への適応
— スポット治療(ピコスポット等)との最適な順番 —

顔全体に細かいシミが多いならまずルメッカ(全体照射)、仕上げにスポット治療が基本。
濃いシミが少数なら最初にスポットも選択肢です。本ページでは、費用・ダウンタイム・照射間隔(PIH:炎症後色素沈着)まで、順番の理由を解説します。

【老人性色素斑/雀卵斑】ルメッカ(IPL)の適応とスポット併用
全体照射でベースを整え、スポットで仕上げるのが基本戦略。

適応:どんなシミに向く?

  • 老人性色素斑(いわゆる加齢ジミ):境界明瞭〜中程度、薄め〜中等度の濃さに良相性
  • 雀卵斑(そばかす):顔全体に点在する薄い斑点に
  • 炎症後色素沈着:ニキビ跡などの薄い茶ぐすみに
  • くすみ・色むら:全体のトーンアップを狙う場合
Before(色むら+散在斑) After Lumecca(均一化) Spot finish(濃い斑だけ)
全体照射でベースを均一化 → 残った濃い斑だけスポット仕上げ。

順番:まず全体照射→最後にスポットが基本

顔全体に細かいシミが多い場合は、ルメッカ(全体照射)で色むらを均一化し、その後残存した濃い斑だけをスポットで仕上げるのが合理的です。

理由:費用・PIH・照射間隔の壁

  1. 費用の現実スポット全顔はコストが膨らみがち。全体照射の料金でベースを整える方が費用対効果が高い。
  2. PIH(炎症後色素沈着)リスク:スポットは1カ所に高エネルギーが入るため、次回同部位は最低3か月空けたいのが原則。肌質や部位によっては6か月程度空けるのが無難。
  3. 1回で取り切れない現実:スポットで取り切れない場合、次回まで3〜6か月待ち。その間に他部位の薄い斑が目立ち直すことも。
    先にルメッカで全体の土台を上げると、必要なスポット数が減る費用・リスク・待機期間を最小化。

ケース別おすすめ戦略

① 細かいシミが顔全体に多い

ルメッカ(30〜45日間隔で3〜5回)→ 残りだけピコスポットで仕上げ。

② 濃いシミが数カ所だけ

まずピコスポットで集中的に。必要に応じて、全体のトーンアップにルメッカを追加。

③ そばかす(雀卵斑)が中心

全体の面積に対して点在が多いのでルメッカとの相性◎。必要に応じて一部スポットを追加。

④ 肝斑やADMが混在の疑い

ルメッカやスポット前に診断が最重要。肝斑は当院方針、ADMはピコ等の選択肢へ。

回数・間隔と費用感

  • ルメッカ30〜45日間隔で3〜5回が基本。肌代謝は約10日ほど早まり、1〜1.5か月のペースが適正。
  • スポット治療ピコスポット等は1部位ごとに3〜6か月は同部位を空けるのが安全。1回で取り切れない場合の待機が前提
  • 費用の最適化:まず全体照射で必要スポット数を減らし、合計費用とダウンタイムを圧縮

※ 料金はルメッカ料金ページ、スポットは該当メニューをご参照ください。

注意:肝斑/ADMが混在する場合

  • 肝斑:ルメッカは非肝斑部出力調整で計画。当院の方針(トーニング・内服/外用の併用)をご覧ください。
  • ADM(後天性真皮メラノサイトーシス):IPL/スポットでの反応が限定的なことがあり、ピコ等の選択肢を検討。

よくある質問

全体照射とスポット、どちらから始めるべき?

細かいシミが多い場合はルメッカ→スポットが基本。濃いシミが少数ならスポット優先も妥当です。

スポットはどれくらい間隔を空ける?

同じ部位は最低3か月、肌質や反応によっては6か月空けます。PIH(炎症後色素沈着)を避けるためです。

ルメッカは何回・どの間隔?

30〜45日間隔で3〜5回が基本です(肌色と生活に合わせて調整)。

濃いシミとそばかすが混在しています。

まず診断で肝斑/ADMの有無を確認。全体照射→残存部のみスポットが費用とダウンタイムの両面で合理的です。

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👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

【老人性色素斑/雀卵斑】ルメッカ(IPL)の適応とスポット併用
ルメッカはシミや赤み、くすみに対する総合的な美肌治療です。
従来のIPLよりも高いピークパワーを持ち、少ない回数で実感できる治療効果が魅力です。
肌質や症状に合わせて、安全かつ効果的な出力設定で治療を行うことが大切です。」

当院では、VISIA肌診断などを用いて、色素斑や毛細血管の状態を正確に評価した上でルメッカ治療を行っています。
シミ・そばかす・赤ら顔・毛穴の開きなど、複数のお悩みを同時に改善したい方におすすめです。
施術前後のスキンケアや、他治療とのコンビネーションについても丁寧にご案内いたします。

監修:黒田揮志夫 医師(病理専門医/皮膚病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
日本病理学会認定 病理専門医/総合診療、救急科での診療歴10年以上

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