【老人性色素斑/雀卵斑】ルメッカ(IPL)の適応とスポット併用
ルメッカ|老人性色素斑/雀卵斑への適応
— スポット治療(ピコスポット等)との最適な順番 —
顔全体に細かいシミが多いならまずルメッカ(全体照射)、仕上げにスポット治療が基本。
濃いシミが少数なら最初にスポットも選択肢です。本ページでは、費用・ダウンタイム・照射間隔(PIH:炎症後色素沈着)まで、順番の理由を解説します。

適応:どんなシミに向く?
- 老人性色素斑(いわゆる加齢ジミ):境界明瞭〜中程度、薄め〜中等度の濃さに良相性
- 雀卵斑(そばかす):顔全体に点在する薄い斑点に
- 炎症後色素沈着:ニキビ跡などの薄い茶ぐすみに
- くすみ・色むら:全体のトーンアップを狙う場合
順番:まず全体照射→最後にスポットが基本
顔全体に細かいシミが多い場合は、ルメッカ(全体照射)で色むらを均一化し、その後残存した濃い斑だけをスポットで仕上げるのが合理的です。
理由:費用・PIH・照射間隔の壁
- 費用の現実:スポット全顔はコストが膨らみがち。全体照射の料金でベースを整える方が費用対効果が高い。
- PIH(炎症後色素沈着)リスク:スポットは1カ所に高エネルギーが入るため、次回同部位は最低3か月空けたいのが原則。肌質や部位によっては6か月程度空けるのが無難。
- 1回で取り切れない現実:スポットで取り切れない場合、次回まで3〜6か月待ち。その間に他部位の薄い斑が目立ち直すことも。
先にルメッカで全体の土台を上げると、必要なスポット数が減る=費用・リスク・待機期間を最小化。
ケース別おすすめ戦略
回数・間隔と費用感
- ルメッカ:30〜45日間隔で3〜5回が基本。肌代謝は約10日ほど早まり、1〜1.5か月のペースが適正。
- スポット治療:ピコスポット等は1部位ごとに3〜6か月は同部位を空けるのが安全。1回で取り切れない場合の待機が前提。
- 費用の最適化:まず全体照射で必要スポット数を減らし、合計費用とダウンタイムを圧縮。
※ 料金はルメッカ料金ページ、スポットは該当メニューをご参照ください。
注意:肝斑/ADMが混在する場合
よくある質問
全体照射とスポット、どちらから始めるべき?
細かいシミが多い場合はルメッカ→スポットが基本。濃いシミが少数ならスポット優先も妥当です。
スポットはどれくらい間隔を空ける?
同じ部位は最低3か月、肌質や反応によっては6か月空けます。PIH(炎症後色素沈着)を避けるためです。
ルメッカは何回・どの間隔?
30〜45日間隔で3〜5回が基本です(肌色と生活に合わせて調整)。
濃いシミとそばかすが混在しています。
まず診断で肝斑/ADMの有無を確認。全体照射→残存部のみスポットが費用とダウンタイムの両面で合理的です。
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👨⚕️ 医師からのコメント・監修

「ルメッカはシミや赤み、くすみに対する総合的な美肌治療です。
従来のIPLよりも高いピークパワーを持ち、少ない回数で実感できる治療効果が魅力です。
肌質や症状に合わせて、安全かつ効果的な出力設定で治療を行うことが大切です。」
当院では、VISIA肌診断などを用いて、色素斑や毛細血管の状態を正確に評価した上でルメッカ治療を行っています。
シミ・そばかす・赤ら顔・毛穴の開きなど、複数のお悩みを同時に改善したい方におすすめです。
施術前後のスキンケアや、他治療とのコンビネーションについても丁寧にご案内いたします。
監修:黒田揮志夫 医師(病理専門医/皮膚病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
日本病理学会認定 病理専門医/総合診療、救急科での診療歴10年以上
0th CLINIC 日本橋 院長
日本病理学会認定 病理専門医/総合診療、救急科での診療歴10年以上
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