性感染症(STI)外来|排尿痛・膿・陰部の水ぶくれなど症状がある方の保険診療
性感染症(STI)外来|症状がある方の保険診療
「排尿するとしみる」「尿道から膿が出る」「陰部に水ぶくれや腫れが出てきた」など、
症状がある方のための泌尿器科STI外来です。
日本橋・茅場町・東京駅エリア(銀座線・東西線・京葉線沿線)から通院しやすい立地で、
保険診療の範囲で診察・検査・治療を行います。
※当外来は保険診療です。健康保険証の提示が必要で、完全な匿名での受診はできません。
※「症状はないが、念のためチェックしたい」「自費でまとめて検査したい」方は、
性感染症(性病)総合ガイド(無症状チェック・自費検査)をご確認ください。
概要:症状がある方の「まず泌尿器科」窓口です
性感染症(STI)は、症状がはっきり出ている場合と、ほとんど症状のないまま進行する場合があります。
このページでは、
「排尿時の痛み」「尿道からの膿」「陰部の水ぶくれ・しこり」「陰嚢の腫れ」など症状が出ている方を対象に、
泌尿器科として保険診療で行う診察・検査・治療の流れをまとめています。
一方で、症状がない方の無症状チェック・検診目的の自費検査は、
「性感染症(性病)総合ガイド」(無症状チェック・自費検査)に集約し、
検索意図がカニばらないよう整理しています。
受診の目安:こんな症状があればご相談ください
- 排尿時にしみる・痛い(排尿痛)
- 尿道から膿が出る・下着が汚れる
- 陰部(ペニス・外陰部)の水ぶくれ・ただれ・びらん
- 陰嚢や鼠径部の腫れ・痛み
- 性交渉後から違和感・かゆみ・赤みが続く
- パートナーから「性病だった」と伝えられた
- 健診や献血で梅毒・B/C型肝炎などの陽性を指摘された
日本橋・茅場町・東京駅周辺(銀座線・東西線・京葉線沿線)で、
通勤途中・仕事の合間の受診もしやすい立地です。
- 高熱・悪寒が強い
- 陰嚢や陰部が急に強く腫れて激痛がある
- 尿がほとんど出ない、血尿が止まらない
- 発疹が全身に急に広がっている
- 意識がもうろうとする・動けないほどつらい
上記に当てはまる場合は、近隣の救急医療機関への受診を優先してください。
当院からも必要に応じて連携病院をご案内します。
保険診療と匿名性について(重要)
当外来は保険診療を基本としています。
そのため、
- 健康保険証の提示が必要です
- カルテに氏名・生年月日・住所などを記載します
- 保険請求の都合上、完全な匿名での受診はできません
プライバシーには最大限配慮し、待合・呼び出し方法・結果の伝え方なども含めて
外から見て内容が分かりにくい運用を心がけていますが、
「全く個人情報を出さずに検査だけしたい」というご希望にはお応えできません。
完全匿名に近い形での検査をご希望の方は、行政の無料検査・匿名検査など公的窓口のご利用も含めてご案内します。
その場合も、まずはご相談いただければ、選択肢をご一緒に整理します。
検査の種類:症状と「どの部位か」に合わせて選びます
| 尿検査(NAAT/PCR) |
主に男性の尿道クラミジア・淋菌などを調べます。 最初に出る尿(初尿)を少量採るのがポイントです。 |
|---|---|
| スワブ検査(咽頭・直腸・性器) |
咽頭(のど)・直腸・性器(尿道/膣/子宮頸部)など、症状がある部位から綿棒で採取します。 「口だけ」「アナルセックス」など行為の種類に応じて、部位を組み合わせて検査します。 |
| 血液検査 |
梅毒(RPR・TP)、HIV、B型肝炎・C型肝炎などを調べます。 リスクの時期からの経過(いわゆる「窓期」)も考慮してスケジュールを提案します。 |
| 培養・薬剤感受性試験 |
再発を繰り返す場合や、耐性菌(薬が効きにくい菌)が疑われる場合に実施します。 抗菌薬の選び直しや連携病院での治療方針決定に役立ちます。 |
検査の正確さは、「どの部位から検体を取るか」「リスクからの経過日数」で大きく変わります。
問診で行為の内容や時期を丁寧にお聞きし、必要最小限で、見逃しの少ない検査セットをご提案します。
治療の考え方:保険診療内で「確実に治す」を優先
- ガイドラインに基づき、適切な抗菌薬・抗ウイルス薬を選択します
- 症状や既往、内服中の薬、妊娠・授乳の有無を確認し、安全性を優先して調整します
- 治療後に必要に応じて再検査(治癒確認:TOC)を行います
- パートナーの検査・治療もあわせてご案内し、再感染を防ぎます
「余っている抗生剤を自己判断で飲む」「市販薬で様子を見る」ことは、耐性菌の増加や診断の遅れにつながります。
気になる症状がある場合は、市販薬の前に一度ご相談ください。
費用の目安:保険診療内での検査・治療が中心です
| 初診・再診+診察 |
健康保険適用(3割負担の場合で数千円程度〜)。 症状・検査内容により変わります。 |
|---|---|
| 尿検査・スワブ検査 |
多くは保険診療の範囲で行います。 一部の高度なPCRパネルなど、自費となる検査をおすすめする場合は、事前に費用をご説明します。 |
| 血液検査(梅毒・HIV・B/C型肝炎など) |
原則として保険診療内です(健診結果の精査など)。 自費でのスクリーニングをご希望の場合は、性感染症(性病)総合ガイド側でご確認ください。 |
| 治療薬(内服・注射) |
抗菌薬・抗ウイルス薬などは、保険適用の薬剤を基本に使用します。 特殊な治療が必要な場合は、連携病院も含めてご提案します。 |
正確な金額は、診察内容・検査項目によって変わります。
「どのくらいの費用になりそうか」を事前に知りたい方は、LINEや受診時にお気軽にご相談ください。
よくある質問(症状がある方のSTI外来)
症状があります。まず何科を受診すればよいですか?
女性で膣からの出血や下腹部痛が強い場合などは、婦人科の受診が望ましいケースもありますので、状況に応じてご案内します。
保険診療で受けたいのですが、匿名にできますか?
そのため、完全な匿名での受診はできません。
ただし、待合・呼び出し・結果の伝え方など、外から内容が分かりにくい形での運用に努めています。
「症状なし・不安だけ」の場合はこちらで良いですか?
「症状はないが、念のためチェックしたい」「自費でまとめて検査したい」場合は、
性感染症(性病)総合ガイド(無症状チェック・自費検査)をご覧ください。
パートナーにも検査や治療を受けてもらった方がいいですか?
再感染を防ぐためにも、診察時に状況を伺い、伝え方や一緒に受診するタイミングなどをご相談いただけます。
会社や家族に知られないか心配です。
ただし、家族の方の扶養に入っている場合のレセプト通知など、制度上避けられない部分もあります。
気になる点があれば、受付や診察時に遠慮なくご相談ください。
👨⚕️ 医師監修
荘子 万可 医師(日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医)
0th CLINIC 日本橋 泌尿器科・性感染症外来
- 監修日:2025-11-19
- 最終更新日:2025-11-19
- 監修範囲:症状ありSTI外来の概要・検査・治療・FAQ
「性病」という言葉のイメージから、受診をためらってしまう方も少なくありません。
当院では、一般的な感染症のひとつとして淡々と・ていねいに対応することを心がけています。
関連ページ:疾患別の詳しい説明はこちら
それぞれの感染症について、原因・症状・検査・治療・パートナーへの伝え方などを詳しく解説しています。
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