肥満外来|よくある誤解と正しい理解(FAQ)
よくある誤解と正しい理解(FAQ)
薬に「頼る」のではなく、運動と食事の土台+必要時の薬で、長期的な到達と維持をめざします。単回の減量目的処方は行いません。
適応・料金・副作用などの基本情報は 肥満外来メインページ / プログラム詳細は こちら。
アクセス
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
コアポリシー
薬だけで痩せられますか?
いいえ。薬は行動変容の補助です。運動・食事・睡眠の土台と併用して効果が安定します。
単回(短期)処方はできますか?
お受けしません。短期目的はリバウンド・有害事象のリスクが高く、当院方針に反します。
BMIが22以下でも受けられますか?
当院ではBMI22以下の方には行いません。安全性と利益のバランスを優先します。
GLP-1は誰でも同じように効きますか?
反応は個人差があります。行動・睡眠・併用薬・消化器の感受性などが影響します。
「保険」より広く対応とは?
自由診療を含め、生活支援と伴走に重点を置きます。安全性評価と適応判断は厳格に行います。
安全性・禁忌
副作用は何がありますか?
吐き気・食欲低下・胃部不快感・便秘/下痢・注射部位反応など。低用量から漸増します。
妊娠中・授乳中は?
原則適応外です。妊娠希望・予定・可能性は必ずご申告ください。
甲状腺髄様癌・MEN2の既往がある場合?
GLP-1は禁忌です。診察で代替案を検討します。
膵炎の既往があります。
慎重評価が必要です。症状歴や再発リスク次第で適応外となることがあります。
胆石・胆嚢炎の既往は?
症状・再発リスクを確認し、注意深く運用します。痛み・黄疸等があれば直ちに受診。
低血糖は起きますか?
GLP-1単独では稀ですが、SU薬やインスリン併用時は注意が必要です。
飲酒は可能?
可能でも最小限に。食行動の乱れや胃腸症状悪化の要因です。
適応・評価・採血
適応の考え方は?
医学的リスク・生活行動・副作用リスクを総合評価し、利益が上回る場合に提案します。
採血は必須?
必須ではありません。希望があればスクリーニングを実施し、方針調整に活用します。
どんな検査をしますか?
HbA1c・脂質・肝腎機能・電解質、必要に応じTSH・尿検査など。
面談頻度は?
初回→2週→4週→8〜12週、その後2〜4週ごと。副作用・効果・行動の固定化を確認します。
薬剤・自己注射・保管
自己注射は難しい?
院内デモ+初回同席+復習動画で安全に学べます。針の太さや痛み対策もご説明します。
用量はどう決めますか?
少量から漸増し、症状・効果・生活の実行度で個別に調整します。
オゼンピックはどう保管?
未開封は冷蔵、開封後は指示に従い所定期間内に使用。直射日光・高温を避けます。
リベルサスの飲み方は?
起床時空腹でコップ半分の水で内服し、30分は飲食・他薬を避けます(詳細は薬剤ページ)。
マンジャロ(チルゼパチド)との違い?
作用機序や用量、投与間隔が異なります。適応は診察で個別判断します。
他の糖尿病薬と併用できますか?
状況次第で可。低血糖・脱水などのリスクを踏まえ医師が調整します。
サプリは必要ですか?
基本は不要。食事からの摂取を優先し、必要時のみ安全性を確認します。
行動変容(運動・食事・睡眠)
運動は何から?
速歩20分×週3+NEAT増(+1,500歩/日)から。慣れたらレジスタンス週2回を追加。
強度の目安は?
RPE11〜14を中心に、安全域で段階的に引き上げます。
食事は何から?
毎食のタンパク質、食物繊維を先に、夜遅い大食を避ける。飲料は無糖が基本。
停滞期の打ち手は?
PFC微調整、夕食前倒し、NEAT増、睡眠固定、飲料と外食の見直し。
外食・会食が多いです。
主食量の調整・たんぱく質先取・揚げ物や甘味飲料の回避・翌日の調整で帳尻を取ります。
睡眠は関係ありますか?
大いにあります。不足は食欲・意思決定を乱しやすく、同時に整えると成功率が上がります。
期待値・リスクコミュニケーション
どのくらい痩せますか?
個人差が大きく、保証はできません。週0.5〜1%の緩やかな変化を目安に、月単位で評価します。
やめたら戻りませんか?
行動が固定化していれば再増加は抑えられます。段階的減薬と卒業後フォローで支えます。
副作用が出たら?
用量調整・一時休薬・支持療法を検討。自己判断の継続は避け、早めにご連絡ください。
体重がすぐ減らないと不安です。
水分変動や月経周期の影響もあります。行動ログを見直し、月単位のトレンドで判断します。
ライフイベント・併存症
旅行・出張時は?
投与スケジュールを前倒し/後ろ倒しで調整し、飲料と夜食対策を優先します。
2型糖尿病があります。
目標・薬剤・低血糖リスクを踏まえ個別に調整します。主治医情報の共有をお願いします。
甲状腺疾患があります。
病型・コントロール状況で対応が異なります。検査データをご持参ください。
精神科薬を内服中です。
食欲・代謝への影響を考慮して設計します。中止や変更は必ず主治医とご相談を。
未成年・高齢者は?
未成年は対象外。高齢者は転倒・脱水・筋量減少に配慮し、強度と用量を丁寧に調整します。
運用・費用・予約
費用はどこで確認?
/medical/obesityに掲載。薬剤ごとの情報はmedicine配下をご覧ください。
キャンセル・再予約は?
LINEから手続き可能です。直前キャンセルの扱いは受付案内に従ってください。
データの扱いは?
体重・食事写真・活動量などは診療目的に限って利用し、院内規定に従い管理します。
連絡方法は?
日程・軽微な相談はLINE、医療判断が必要な内容は受診をお願いします。
プログラム終了の基準は?
目標到達・副作用リスク・行動の固定化を総合判断し、段階的に減薬・間隔延長します。
再開は可能?
可能です。生活イベントや体調変化に合わせて再評価します。
相談・予約
薬剤の詳細は:セマグルチド/チルゼパチド/リベルサス/SGLT2(例:ダパグリフロジン)/メトホルミン
👨⚕️ 医師からのコメント・監修
    「肥満治療では、短期間で体重を落とすことよりも、持続可能な生活習慣の再構築が重要です。
GLP-1などの薬剤はあくまで補助的な手段であり、運動・食事・睡眠の土台を整えることが治療の中心となります。」
        0th CLINICでは、単なる“ダイエット”ではなく、医学的根拠に基づいた体重管理を行っています。
        検査やカウンセリングを通して、一人ひとりの体質・生活に合った最適な方法を提案し、無理のない減量と再発予防をサポートします。
      
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定 産業医/健康スポーツ医
総合診療・救急科での診療歴10年以上
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