後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)|見分け方と治療(ピコレーザー1064nm中心)
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
“青っぽい・灰色っぽい”くすみは、深い場所にある色が原因かも
ADMは真皮(肌の深い層)にメラニンを作る細胞が残るタイプの色素異常です。
そばかすや肝斑と一緒に出ていることも多いため、まずは正確な見分けが大切。当院では皮膚科の診察と写真記録をもとに、ピコレーザー(1064nm中心)を弱めから段階調整し、ダウンタイムと色素沈着(PIH)に配慮して進めます。
アクセス
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
ADMとは?(やさしい解説)
見た目の特徴
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、頬骨〜目尻にかけて、青〜灰色の小さな点がちらばるのが特徴です。
思春期〜成人で目立ちやすく、左右対称に出ることもあります。
また、そばかす・肝斑・日光黒子などと混ざっていることも少なくありません。
青っぽく見えるのは、色のある細胞が皮膚の深い層(真皮)にあるためです(チンダル現象)。
※撮影はメイクなし・明るい場所・正面/左右がわかりやすいです。
まずは見分ける:よく混ざる相手
ADMが主な原因の場合、表面だけの治療(例:IPL)では十分に反応しないことがあります。
深さに合わせた治療計画が大切です。
当院の方針:土台 → テスト → 段階調整 → 維持
機器の使い分け(要点)
ADMは真皮性のため、色素沈着(PIH)に配慮が必要です。
まずは弱めから、安全を最優先に進めます。
回数・間隔の目安
回数
3〜6回を目安に、少しずつ重ねていきます(個人差あり)。
間隔
4〜6週ごとに調整。
季節・生活リズム・行事に合わせて前後します。
併用
肝斑が強い時は、肝斑モードや外用で炎症を落ち着かせてからピコへ進みます。
※反応はゆっくり。あせらずに“積み上げる”ことが、お肌にとっていちばん安全です。
術後ケア(今日からできること)
リスク・副作用
- 赤み・ひりつき・一時的な色むら・乾燥
- まれに色素沈着(PIH)や炎症(紫外線・摩擦で増悪)
- 妊娠・授乳中、日焼け直後、活動性の炎症がある場合は不可/慎重
※自由診療です。効果・副作用には個人差があります。適応外使用が含まれる場合があります。
料金(参考)
ADMには、ピコ1064nmを複数回の設計が基本です。
状態や併用治療により費用は変わります。
関連リンク(院内ページ)
医療広告ガイドラインに基づき、効果には個人差があり、自由診療にはリスク・副作用・費用が発生します。詳細は診察時に丁寧にご説明します。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修
「皮膚を“よく見る”ことは、体全体を診ることにもつながります。
見た目の変化だけでなく、背景にある体調や生活環境も含めて考えるのが当院の皮膚科診療です。
適切な診断と予防のアドバイス、根拠に基づいた治療で、長く安心して過ごせるようサポートします。」
当院では、アトピー性皮膚炎・にきび・じんましんなどの一般皮膚疾患から、 帯状疱疹や膠原病など全身と関わる皮膚症状まで幅広く対応。必要に応じて 血液検査や内科的評価も行い、皮膚のサインを見逃さず、的確な診断と治療につなげます。
0th CLINIC 日本橋 院長/日本病理学会 認定病理専門医/総合診療・救急診療歴10年以上/医学博士/産業医
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