後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)|見分け方と治療(ピコレーザー1064nm中心)
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
“深い層の色”に合わせた設計が重要です
ADMは頬骨〜目尻に散在する青〜灰色の点状が目安です。肝斑・そばかす等と混在しやすいため、
まずは見分けと順番(どの治療を先にするか)を整理します。
当院ではピコレーザー(1064nm中心)を弱めから段階調整し、
ダウンタイムと色素沈着(PIH)リスクに配慮して進めます。
ADMらしさの目安
セルフ判断は参考程度に。混在が多いので「見分け」を優先します。
- 色が青い・灰色っぽい(茶色だけではない)
- 頬骨〜目尻に点状に散在しやすい
- 左右に似た分布になることがある
- 肝斑やそばかすと一緒に見えることがある
青っぽく見えるのは、色が皮膚の深い層にある影響(見え方の特性)によることがあります。
受診の目安
- 「肝斑かADMか分からない」
- 複数のシミが混在していて、治療順が決められない
- 過去にIPLや外用で反応が乏しかった
- ダウンタイムやPIHが不安で、慎重に進めたい
強い日焼け直後・摩擦が多いスキンケア中・炎症がある場合は、まず肌状態を整えてから計画します。
当院の治療設計:土台 → テスト → 段階調整 → 維持
2) テスト(反応の確認)
- 小範囲を低出力で試し、反応と経過を確認
- 混在が強い場合は、先に肝斑ケアを優先することがあります
肌質・生活(予定/紫外線)に合わせて現実的なプランに落とし込みます。
回数・間隔の目安
回数
3〜6回を目安に、ゆっくり積み上げます(個人差)。
間隔
4〜6週で調整(季節・予定に合わせて前後)。
併用
肝斑が強い場合は先にケアしてからピコへ。
短期間で無理に強く当てるより、「安全に継続」しやすい設計を重視します。
診察時に持参すると役立つもの
- 気になる部位の「いつ頃から」
- 過去の治療歴(IPL/レーザー/外用)
- スキンケア(摩擦になりやすい習慣)
- 妊娠・授乳、内服(該当があれば)
写真記録(必要に応じ)で「変化」を追跡し、設定を微調整します。
術後ケア(今日から)
- 日焼け止めの追い塗り(外出・窓際・通勤)
- 乾燥対策(保湿を増やす)
- こすらない(マスク・枕・洗顔)
しみる日は、強い外用(ハイドロキノン/レチノイド等)を一時的に調整することがあります。
内服・外用の併用
- トラネキサム酸などは状態で個別判断
- 肝斑が混在する場合は、先に土台作りを優先
強い赤み・痛み・水疱など「いつもと違う反応」があれば早めにご連絡ください。
リスク・副作用
- 赤み・ひりつき・乾燥・一時的な色むら
- まれに色素沈着(PIH)や炎症(紫外線・摩擦で増悪)
- 妊娠・授乳中、日焼け直後、活動性の炎症がある場合は不可/慎重
本ページは一般的な情報提供です。効果・副作用には個人差があり、診察で適応と計画を決定します。
よくある質問
ADMはIPL(光治療)で良くなりますか?
治療回数はどのくらいですか?
ダウンタイムはありますか?
色素沈着(PIH)が心配です。
肝斑がある場合はどう進めますか?
医師コメント・監修
皮膚を丁寧に観察し、混在を整理してから、負担の少ない順番で設計します。短期の強い刺激よりも、安全に継続できる治療計画を重視します。
0th CLINIC 日本橋/総合診療・救急診療歴/病理専門医(詳細は院内表記に準拠)
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