イソトレチノイン治療|副作用・妊娠・口コミの“本当”を医師が解説
イソトレチノイン治療(内服レチノイド)
重症〜難治のニキビに対して、皮脂の抑制・角化の是正・抗炎症を全身的に行う内服治療です。 医師監修:黒田 揮志夫 MD, PhD 安全管理下で実施
アクセス
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階
(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
診療時間(現在)
| 曜日 | 時間 | 備考 |
|---|---|---|
| 月 | 9:00–20:00 | — |
| 火 | 11:00–20:00 | — |
| 水 | 9:00–17:00 | — |
| 木 | 9:00–17:00 | — |
| 金 | 9:00–20:00 | — |
| 土 | 9:00–14:00 | — |
| 日・祝 | 休診 | 現在 日・祝は休診 |
※ 発熱外来は予約制・承認制でのご案内です。必ずLINEからご予約ください。
これはどんな治療?(目的と位置づけ)
イソトレチノインは、重症・難治性のニキビに対して、 皮脂を減らし、毛穴づまり(角化)を整え、炎症をしずめる内服治療です。 外用薬や抗生物質を適切な期間行っても良くならない場合に、科学的にも推奨される選択肢です。
「重症ニキビ」とは?(目安)
- 炎症性の赤いニキビ・しこりが多い/深い。
- 瘢痕(クレーター)化が進みそう、または進んでいる。
- 外用+抗生物質を十分に続けても再発・再燃を繰り返す。
※最終判断は診察で。写真記録も参考にします。
効果のポイント
一定期間の寛解が期待 必要量の内服で2–3年の再発率≲20%に抑制(目安)
- 通常16〜24週間を目安に、体重に応じて用量を設計(医師が個別調整)。
- コース終了後も、良好な状態が長く続く方が多い治療です。
※効果の出方・持続は体質や併用治療で個人差があります。
なぜ副作用のある内服を検討するの?
それは、得られるメリットがデメリットを上回る可能性が高いからです。メリットは見た目の改善だけではありません。
「痛み・赤み・皮むけのストレスが減る」「鏡や人目が怖くなくなる」「学業・仕事・対人の自信が戻る」など、
精神的な安心と生活の質の向上がとても大きいのが、この治療の本質です。
副作用は事前の説明と定期検査、必要に応じた用量調整でコントロールします(怖がらせない、でも油断しない運用)。
まず大切なこと:イソトレチノインは重症ニキビに科学的に推奨される有効な治療ですが、 効果が高いぶん安全な使い方のルールがあります。日本では未承認薬のため、当院では 医師の指導のもと、定期検査と問診を行いながら安全に治療します。 (米国でも厳格な管理のもと使われています。当院はそれに準じた安全管理を行います)
※ 個々の条件により可否や方法が変わります。自己判断せず、安全管理と治療の流れをご確認ください。監修医: 黒田 揮志夫 MD, PhD
不安① 副作用はどのくらい?対処法 要点3行
乾燥(口唇・皮膚・眼)と一過性の肝機能/脂質の変動が中心です。当院は初回後2–4週、その後8週ごとに採血・問診を行い、症状に合わせて用量や期間を調整します。
- 保湿:ワセリン/セラミド配合を基本、唇はこまめに重ね塗り
- 眼:人工涙液で装用時間を調整(コンタクト長時間は控えめ)
- 運動:関節痛が強い時は一時的に強度を落とす
- 受診の目安:強い頭痛/視力異常/激しい筋肉痛/腹痛 など
初回 → 2–4週 → 以降8週ごと(採血:肝機能/脂質、症状チェック、必要時 妊娠検査)
不安② 妊娠・避妊ルール(最重要) 要点3行
胎児への影響があるため、妊娠可能性がある方は治療前・治療中・終了後の一定期間、避妊の徹底が必要です(詳細は当院基準に準拠)。男性はパートナー配慮に関する説明を行います。
- 女性:開始前の確認、毎月のチェック、終了後の避妊継続
- 推奨:低用量ピル/IUS・IUD+バリア法のダブルメソッド
- 相談:個別状況により最適策を医師が提案します
※国内の承認/適応、流通経路、入手方法、提供可否は医師の判断と最新の法令・学会指針に従います。個別にご相談ください。
不安③ 口コミが割れる理由 要点3行
効果や副作用は体質・用量・期間・併用治療・生活環境で差が出ます。個別差を前提に、当院は“あなたに合う”用量設計とモニタリングで再現性を高めます。
- 再発の定義が人により異なる → 目標と評価指標を共有
- 体験談の扱い:誇大表現なし、医療広告ガイドライン順守
不安④ 再発と2コース目 要点3行
寛解後も生活・ホルモン・季節変動で再燃することがあります。まずは外用・生活・メンテを整え、必要に応じて少量・短期の再コースを検討します。
- 維持戦略:外用(レチノイド/ベンゾイル)+保湿+紫外線対策
- 瘢痕対策:ピーリング・光/レーザー・ニードル治療等
不安⑤ 学校/仕事/イベントの両立 要点3行
- 乾燥ピーク時期は保湿とメイクでカバー、無理のないスケジュールに
- 屋外活動:日焼け止め(SPF30+)・帽子・サングラス
- 撮影/面接:皮むけ予測を共有し、日程を逆算
当院の安全運用(プロセス公開)
よくある質問(抜粋)
保湿は何を使えばいい?
日焼けはどの程度注意が必要?
飲酒は可能?
コンタクトは装用できる?
妊娠はいつから可能?
再発したらどうする?
さらに詳しく:ニキビ治療100の疑問/副作用と対処
👨⚕️ 医師からのコメント・監修
「皮膚疾患や感染症治療では、適切な薬剤選択と正しい使い方の指導が最も大切です。
再発を防ぎ、症状を早く抑えるために、丁寧に診療と説明を行っています。」
0th CLINICでは、肌トラブルや感染症に対しても、患者さまごとに最適な治療を組み立て、必要に応じて漢方や生活指導も含めて多面的にサポートしています。
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定 産業医/健康スポーツ医
総合診療・救急科での診療歴10年以上
