片頭痛の費用・保険適用の目安|診察・検査・薬剤費

片頭痛の費用・保険適用の目安|診察・検査・薬剤費|0th CLINIC 日本橋

片頭痛の費用・保険適用の目安
日本橋・茅場町・東京駅周辺から通院される方向けに、診察・検査・薬剤費を整理しました

「受診したらいくらくらいかかる?」「CTやMRIを撮ったら高額にならない?」
費用への不安は、受診をためらう大きな理由の一つです。
このページでは、0th CLINIC 日本橋で片頭痛診療を受ける際の保険診療の目安を、 日本橋・茅場町・東京駅周辺の方に向けてまとめました。

※以下はあくまで概算です。実際のご負担額は、保険の種類(1〜3割負担)、
処方薬の種類・日数、検査内容、診療報酬改定などにより変動します。

① 初診・再診の費用目安(保険診療・3割負担の例)

まずは、診察だけの場合簡単な検査を併用した場合の概算です。
日本橋・茅場町・東京駅周辺で「ひとまず相談してみたい」という方の目安になります。

シチュエーション 内容 自己負担額の目安(3割)
初診・診察のみ 問診・診察・簡単な神経学的診察のみ。
頭痛のタイプが典型的で、当日採血などを行わない場合。
約 1,000〜2,000円前後
初診+血液検査 初診に加え、貧血・炎症・甲状腺などの血液検査を実施。
他の病気が隠れていないか確認したい場合。
約 3,000〜5,000円前後
再診・診察のみ 経過観察・処方調整のみ。検査なし。
月1回〜数か月に1回のフォローアップ受診。
約 500〜1,000円前後

※上記に薬剤費(院外処方の薬局でのお支払い)は含まれていません。
※自費の診断書・文書料などが加わる場合は別途ご案内します。

② 検査費用の目安(血液検査・CT/MRIなど)

検査は全員に必須ではありません。必要性を見極めたうえでご提案します。

検査の種類 内容例 自己負担額の目安(3割)
血液検査 一般血算・炎症反応・電解質・甲状腺機能など
(頭痛に関わる他疾患のスクリーニング)
診察料込みで+約 2,000〜3,000円前後
頭部CT 緊急性の高い頭痛(くも膜下出血・脳出血などが疑われる)時に、
連携医療機関で撮影することがあります。
約 10,000〜15,000円前後(3割/撮影施設により変動)
頭部MRI/MRA 脳腫瘍・脳梗塞・血管異常などの除外目的で、
連携医療機関にて予約検査を行うことがあります。
約 15,000〜25,000円前後(3割/内容により変動)

※CT/MRIの料金は撮影を行う医療機関・検査項目により変わります。
※実際にご紹介する際には、おおよその費用レンジをあらためてご説明します。

③ お薬代の目安(発作時・予防薬・新しい治療薬)

片頭痛では、「発作時に飲む薬」「頭痛を減らすための予防薬」を組み合わせることが多くなります。
以下は、一例としての薬剤費のイメージです(院外処方・3割負担)。

区分 代表例 使用イメージ 1か月あたりの目安(3割)
市販薬相当の鎮痛薬 ロキソプロフェン、イブプロフェン、アセトアミノフェンなど 月に数回の軽めの頭痛に使用。
処方薬として出す場合、錠数により変動。
数百〜1,000円台前半
トリプタン系発作時治療薬 スマトリプタン など 月数回〜十数回の強い発作に、
「出始め」に服用。
約 2,000〜5,000円前後
(処方回数・剤型により変動)
ジタン系・CGRP受容体拮抗薬 ラスミジタンウブロゲパント など トリプタンが使いにくい方や効きにくい方の選択肢。
頻度に応じて費用が変わります。
数千〜1万円台程度
内服の予防薬 バルプロ酸ナトリウム などの抗てんかん薬、
一部の降圧薬(β遮断薬など)
ほぼ毎日服用し、頭痛日数を減らす目的。
用量により費用が変わります。
約 1,000〜3,000円前後
CGRP関連注射薬 エレヌマブ など 条件を満たす中〜重症例で、
月1回などの間隔で自己注射/医療機関投与。
約 10,000〜20,000円台
(3割負担・製剤により変動)

※薬価や保険適用条件は定期的に改定されます。最新の費用は診察時にあらためてご説明します。
※高血圧など他の病気で既にお飲みのお薬(例:アムロジピン)と併せて、全体として過不足のない処方になるよう調整します。

④ よくあるケース別:1か月の費用イメージ

実際には、診察・検査・薬剤費を合わせた「1か月トータルの負担」が気になる方が多いと思います。
以下は、代表的な3パターンのイメージです(保険診療・3割負担の場合)。

CASE A:軽症〜中等症・月1回受診

市販薬+トリプタン少量でコントロール

  • 再診料:500〜1,000円
  • 発作時:トリプタン少量+鎮痛薬:2,000〜3,000円
  • 検査:特になし

1か月トータル:目安 2,500〜4,000円前後

→ オフィスワーカーで、ときどき寝込む発作がある方に多いパターンです。

CASE B:中等症・月1回受診+内服予防薬

予防薬+トリプタン併用で頭痛日数を減らす

  • 再診料:500〜1,000円
  • 予防薬(内服):1,000〜3,000円
  • 発作時の薬:2,000〜4,000円

1か月トータル:目安 4,000〜8,000円前後

→ 月に多くの頭痛日数があり、仕事や家事への影響が大きい方で、
頭痛日数を減らすことを目標にするケースです。

CASE C:重症・CGRP関連薬を併用

CGRP関連注射+内服薬の組み合わせ

  • CGRP関連注射:10,000〜20,000円台
  • 予防薬内服・発作時薬:数千円〜
  • 再診料:500〜1,000円

1か月トータル:目安 15,000円〜(条件により大きく変動)

→ 長年難治性の片頭痛でお困りの方が、効果と費用のバランスを
よく話し合いながら導入する治療です。

※上記はあくまで一例です。同じ薬でも用量・日数により負担額は変わります。
※治療を決める前に、おおよその費用レンジを必ずご説明し、ご希望も伺ったうえで選択します。

⑤ 自費診療になる可能性があるもの

片頭痛診療の多くは保険適用となりますが、以下のようなものは自費となる場合があります。

  • 生命保険や会社提出用などの各種診断書・証明書
  • 保険適用外のサプリメント・健康食品・一部の検査 など

自費になる場合は、事前に料金の目安をご案内し、同意いただいた上で実施いたします。

⑥ 費用と効果のバランスをとるために

費用だけを見て「安い治療」だけを選ぶと、頭痛が十分に抑えられず、かえって市販薬の自己負担が増えることもあります。
一方で、常に最も高価な治療が必要とは限りません。

  • 頭痛日数・仕事や生活への影響・費用を総合して、「いまのあなたに合う治療の強さ」を決める
  • 薬剤乱用頭痛を防ぐために、予防薬+発作時薬のバランスをとる
  • 高額な治療を検討する際は、段階的に試しながら、費用対効果を一緒に確認する

日本橋・茅場町・東京駅周辺で忙しく働きながら通院される方にとって、
「通いやすさ」「時間コスト」も含めたトータルの負担を減らせるよう、治療計画を立てていきます。

片頭痛についてさらに知りたい方へ(関連ページ)

治療内容や受診のタイミングについては、以下のページもあわせてご覧ください。

症状の入口から知りたい方は、「頭痛が続く・痛みが強い」のページもご参照ください。

👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

片頭痛の費用・保険適用の目安|診察・検査・薬剤費
「『いくらかかるか分からない』という不安は、受診を先延ばしにしてしまう大きな理由になります。
このページが、おおよその費用感をつかんでいただくための参考地図になればと思います。」

0th CLINICでは、費用だけでなく、お仕事やご家庭の状況、今後のライフプランも含めて治療法をご提案しています。
日本橋・茅場町・東京駅周辺で片頭痛にお悩みの方は、「まずは相談」のつもりで受診していただければ幸いです。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/消化器病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定 産業医/健康スポーツ医
総合診療・救急科での診療歴10年以上

アクセス

東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階
(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)

診療時間(現在)

曜日 時間 備考
9:00–20:00
11:00–20:00
9:00–17:00
9:00–17:00
9:00–20:00
9:00–14:00
日・祝 休診 現在 日・祝は休診

※ 発熱外来は予約制・承認制でのご案内です。必ずLINEからご予約ください。

※ 診療時間・担当医は変更となる場合があります。最新情報は 0th CLINIC 日本橋トップページをご確認ください。

※本ページの費用は概算であり、診療報酬改定・薬価改定などにより変動します。
※正確な自己負担額は、実際の診療内容・処方内容に基づき算定されます。

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