片頭痛(前兆あり・なし)|繰り返す頭痛の診断と予防
片頭痛(前兆あり・なし)
くり返す頭痛で「仕事・家事・育児」がつらい方へ
「ズキズキする頭痛で動けない」「市販薬が手放せない」「仕事や家事を何度も休んでしまう」…。
こうした頭痛は、片頭痛の可能性があります。
- ✅ 日本橋・茅場町・東京駅から徒歩圏内の脳神経内科・頭痛外来
- ✅ 片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛を鑑別し、「危険な頭痛」かどうかも評価
- ✅ 発作時のお薬+予防薬+生活アドバイスで、頭痛と付き合いやすくすることを目標に診療
こんな頭痛があれば、片頭痛かもしれません
(当てはまる項目が多いほど、脳神経内科でのご相談をおすすめします)
頭痛の特徴
- 頭の片側または両側がズキズキ・ドクドクと脈打つように痛む
- 階段を上る・歩く・動くと頭痛が悪化する
- 仕事・勉強・家事を中断して休まざるを得ない
- 頭痛が数時間〜3日程度続くことがある
頭痛以外の症状
- 吐き気・嘔吐を伴うことがある
- 光や音・においに敏感になり、暗い部屋でじっとしていたくなる
- 頭痛の前に、チカチカした光・ギザギザした模様が見える
- 一時的なしびれ・しゃべりにくさ・見えにくさが出ることがある
頻度・生活への影響
- 月に1〜2回以上、同じような頭痛発作が起こる
- 市販の頭痛薬が効きにくい・効きが悪くなってきた
- 頭痛のせいで、仕事・学校を休むことがある
- 鎮痛薬を飲む日が月10日以上になってきて不安
片頭痛とは?(前兆あり・前兆なし)
片頭痛は、脳の血管や神経が過敏になり、頭の片側を中心としたズキズキする痛みをくり返す慢性頭痛です。
こめかみ〜目のあたりの痛みが多いですが、頭全体が痛くなる方もいます。
片頭痛には大きく分けて、
- 前兆のない片頭痛:ズキズキする頭痛・吐き気・光・音に弱くなる典型的なタイプ
- 前兆のある片頭痛:頭痛の前に、視界のチカチカ・ギザギザ・しびれ・しゃべりづらさ などが現れるタイプ
前兆は一時的(5〜60分ほど)で多くは後遺症を残しませんが、脳卒中との見分けが必要な場合もあるため、脳神経内科での評価が重要です。
「いつもの片頭痛」かどうか不安なとき|受診・救急の目安
クリニック受診をおすすめするケース
- くり返す頭痛で、仕事や日常生活に支障が出ている
- 市販薬を頻繁に飲まないと不安になってきた
- 頭痛の頻度が増えてきた・効きが悪くなってきた
- 前兆のような症状(視界のチカチカ・しびれなど)が気になっている
クリニックでは、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などの鑑別とともに、
危険な頭痛ではないかどうかも含めて評価します。
救急受診を優先すべき頭痛
- 突然、バットで殴られたような人生最悪の頭痛が出た
- 頭痛と同時に、手足の麻痺・しびれ・ろれつが回らないなどが出現
- 発熱・首のこわばり・意識がぼんやりする
- 頭部の大きなけがのあと、だんだん頭痛や吐き気が悪化
このような場合は、当院ではなく119番通報やお近くの救急医療機関の受診を優先してください。
片頭痛の診断|問診がとても大切です
頭痛診療の中心は、詳しい問診です。0th CLINICでは、以下の点を丁寧にうかがいます。
- 頭痛の起こり方(突然か・じわじわか)と持続時間
- 痛む場所(片側・両側・後頭部など)と痛みの性質(ズキズキ・締め付けなど)
- 吐き気・光や音に弱くなるなど、頭痛に伴う症状
- 月経との関係・睡眠不足・ストレス・天候など誘因の有無
- 家族に片頭痛の方がいるかどうか
- 現在使っている薬・市販薬の使用頻度
必要に応じて、神経学的診察(麻痺・感覚・反射など)の確認や、血圧測定・採血を行います。
危険な頭痛が疑われる場合や、他の病気を否定する必要がある場合には、連携する医療機関での頭部CT・MRIを手配します。
「画像で異常がなかったから問題ない」と片付けるのではなく、頭痛のタイプを見極め、今後どう付き合っていくかまで一緒に考えることを大切にしています。
0th CLINICの片頭痛治療|発作時と「ならないようにする」治療
① 発作時の治療(急性期治療)
頭痛が起こったときに、早めに飲むことで痛みを抑える薬です。
-
スマトリプタン(/medicine/sumatriptan):
代表的なトリプタン系薬。片頭痛発作の「来たかな?」と感じたタイミングでの内服がポイントです。 -
ラスミジタン(/medicine/lasmiditan):
新世代のジタン系。眠気が出やすく、内服後の車の運転に注意が必要です。 -
ウブロゲパント(/medicine/ubrogepant):
CGRP受容体拮抗薬(急性期治療)。トリプタンが合わない方などに選択される場合があります。
それぞれの薬について、適応・作用機序・副作用・注意点・薬価・ジェネリック情報は、各薬剤ページに詳しくまとめています。
② 予防薬(発作の頻度・強さを減らす治療)
月に何度も片頭痛が起こる方には、毎日内服する予防薬や注射薬を検討します。
-
バルプロ酸ナトリウム(/medicine/valproate):
片頭痛予防薬として古くから使われる抗てんかん薬。妊娠希望のある方では注意が必要です。 -
エレヌマブ(/medicine/erenumab):
月1回程度の皮下注射で、CGRPを標的とする片頭痛予防薬です(保険適用要件あり)。 -
リメゲパント(/medicine/rimegepant):
内服で使えるCGRP阻害薬。急性期と予防の両面で使い分けが検討されます。 -
アムロジピン(/medicine/amlodipine):
高血圧を合併する方で、血圧コントロールと頭痛予防の両面から検討することもあります。
他疾患のお薬との相互作用や、ネキシエトール(/medicine/nexletol)など脂質異常症薬との併用も含めて、 トータルの内服バランスを一緒に確認します。
③ 生活リズム・誘因のコントロール
薬だけでなく、頭痛日記やアプリを活用して、片頭痛のパターンを見える化します。
- 寝不足・寝だめ・不規則な食事の調整
- ストレスとリラックスのバランスづくり
- 仕事・家事・育児との両立を見据えたペース配分
- ホルモンバランス(月経)と片頭痛の関係に応じた対策
「これはやめましょう」だけでなく、現実的に続けられるラインを一緒に探していきます。
片頭痛以外の頭痛もまとめて評価します
頭痛には、片頭痛だけでなく緊張型頭痛・群発頭痛・薬物乱用頭痛などさまざまなタイプがあります。
0th CLINICでは、以下のような頭痛も含めて総合的に評価します。
- 緊張型頭痛:首・肩こりを伴う締め付けられるような頭痛
- 群発頭痛:片側の目の奥がえぐられるように痛む、連日同じ時間帯に起こる激しい頭痛
- 薬物乱用頭痛:鎮痛薬の飲みすぎで、かえって頭痛が慢性化した状態
- 脳卒中後・外傷後の慢性頭痛 など
「自分の頭痛が片頭痛なのか分からない」「いくつかのタイプが混ざっていそう」という方も、まずは一度ご相談ください。
よくあるご質問
Q. 市販の頭痛薬ばかり飲んでいますが大丈夫でしょうか?
一度、頭痛のタイプを整理し、発作時薬と予防薬を使い分けることで、トータルの薬の量を減らしていくことが目標になります。
Q. 片頭痛は何科を受診すればよいですか?
0th CLINIC 日本橋では、脳神経内科の頭痛診療と、内科・循環器・代謝内分泌などの診療も行っているため、生活習慣病やストレス・睡眠との関係も含めた総合的な評価が可能です。
Q. 妊娠中・授乳中でも片頭痛の相談はできますか?
現在の週数・授乳状況・服用中のお薬をうかがった上で、安全性を優先した治療方針を相談して決めていきます。
Q. 日本橋・茅場町・東京駅から通いやすいですか?
詳しい地図や診療時間は、0th CLINIC 日本橋トップページ内「アクセス・診療時間」をご覧ください。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修
「頭痛診療では、命に関わる頭痛を見逃さないことと、片頭痛など慢性頭痛と上手に付き合う方法を一緒に考えることが大切です。
お一人おひとりの生活リズムやお仕事、家事・育児の状況に合わせて、現実的に続けられる治療と生活調整を意識して診療しています。」
0th CLINICでは、片頭痛や緊張型頭痛などの慢性頭痛に対して、内科・循環器・代謝内分泌の視点も含めた総合的な評価を行い、
必要に応じて睡眠やストレス、生活習慣病のコントロールも含めて、多面的にサポートしています。
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定 産業医/健康スポーツ医
総合診療・救急科での診療歴10年以上
アクセス
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階
(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
診療時間(現在)
| 曜日 | 時間 | 備考 |
|---|---|---|
| 月 | 9:00–20:00 | — |
| 火 | 11:00–20:00 | — |
| 水 | 9:00–17:00 | — |
| 木 | 9:00–17:00 | — |
| 金 | 9:00–20:00 | — |
| 土 | 9:00–14:00 | — |
| 日・祝 | 休診 | 現在 日・祝は休診 |
※ 発熱外来は予約制・承認制でのご案内です。必ずLINEからご予約ください。
※ 診療時間・担当医は変更となる場合があります。最新情報は 0th CLINIC 日本橋トップページをご確認ください。
※本ページの内容は一般的な情報であり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状に不安がある場合は、受診のうえ担当医とご相談ください。
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