片頭痛のよくある質問(FAQ)|受診の目安・薬の使い分け・治らないとき
片頭痛のよくある質問(FAQ)
「病院はどこ?」「治らない?」「薬の使い分けは?」に日本橋からお答えします
「この頭痛は片頭痛?」「どの診療科にかかればいい?」「薬を飲みすぎていないか心配」——。
片頭痛は身近な症状である一方、正しい情報にたどり着きにくい病気でもあります。
ここでは、日本橋・茅場町・東京駅周辺から通院される方からよくいただく質問を、Q&A形式でまとめました。
- ✅ 「受診すべきか迷う」「いまの治療が本当に合っているか分からない」ときの判断材料に。
- ✅ 詳細な解説が必要なテーマでは、原因・症状・診断・治療・予防・費用ページやコラムへリンクしています。
A. 受診の目安・どこにかかるか
Q1. 片頭痛はどの診療科・どんな病院を受診すればよいですか?
片頭痛は、脳神経内科・神経内科・頭痛外来・一般内科が主な担当です。
0th CLINIC 日本橋では、脳神経内科+プライマリ・ケアとして、
「頭痛が続く・痛みが強い」症状ページからのご相談も含めて診療しています。
日本橋・茅場町・東京駅周辺にお勤め・お住まいの方は、まず通いやすいクリニックで相談し、
必要に応じてCT/MRIなどの画像検査や入院治療ができる基幹病院と連携していく流れが一般的です。
👉 「頭痛外来と内科の違い」は、コラムでも詳しく解説しています。
Q2. どんな頭痛なら、すぐに病院へ行った方がよいですか?
救急受診を考えるべき危険な頭痛の一例です。
- 突然の「雷に打たれたような」激しい頭痛(秒〜分単位でピークになる)
- 今まで経験したことのない強さ・性質の頭痛
- 麻痺・しびれ・ろれつの回りにくさ・視力低下などを伴う頭痛
- 発熱・項部硬直(首が硬い)・意識障害を伴う頭痛
こうした場合は、片頭痛というよりくも膜下出血・脳出血・髄膜炎など、 命に関わる病気の可能性もあるため、救急受診をおすすめします。
一方で、長年同じような片頭痛を繰り返している場合は、診断・検査ページも参考に、 外来受診のタイミングを一緒に考えましょう。
Q3. 片頭痛は治りますか?一生付き合う病気ですか?
片頭痛は、体質や脳の反応性が関わる病気で、完全にゼロにすることが難しいケースもあります。
しかし、発作時治療・予防薬・生活改善を組み合わせることで、
「ほとんど支障なく生活できる」状態まで改善する方も多くおられます。
年齢とともに自然に落ち着いてくるパターンもあるため、「治らないから我慢する」ではなく、 今できるコントロールを一緒に探すイメージが大切です。
B. 診断・検査(CT/MRIなど)
Q4. 片頭痛にCTやMRIは必ず必要ですか?
典型的な片頭痛の経過で、神経学的異常所見がなければ、必ずしもCT/MRIは必要ではありません。
一方で、発症パターンが急激に変わった場合や危険なサインがあるときは画像検査が推奨されます。
診察では、症状、 病歴、神経学的診察を丁寧に行い、 画像検査が必要かどうかを判断します。
👉 CT/MRIが必要なケースは、コラム「CTやMRIは片頭痛で必要?」でも解説しています。
Q5. 受診当日にCTやMRIまで全部できますか?
当院内にはCT/MRIの設備はありませんが、必要に応じて近隣の連携医療機関に検査を依頼します。
緊急性が低い場合は、別日での予約検査となることが多く、救急性が高いと判断した場合は、
高次医療機関への紹介・救急搬送を含めて検討します。
検査のタイミングや費用の目安は、費用ページでもご案内しています。
C. 薬の種類・使い分け・副作用
Q6. 市販薬とトリプタン(スマトリプタンなど)はどう使い分けますか?
Q7. トリプタンが効きません。他にどんな薬がありますか?
まずは「効かない」のか「飲むタイミングが遅い」のかを確認します。
そのうえで、以下のような選択肢を検討します。
- ラスミジタン(ジタン系):心血管疾患リスクの高い方でも使用しやすいが、眠気に注意
- ウブロゲパント(CGRP受容体拮抗薬):新しい急性期治療薬
- 予防薬の強化:バルプロ酸ナトリウムなど
詳細は治療ページと 「薬が効かない片頭痛」コラムもご参照ください。
Q8. 片頭痛の薬を飲み続けると、クセになったり依存したりしませんか?
片頭痛治療で一般的に用いられる薬は、いわゆる「依存性」が問題となる薬ではありません。
ただし、市販薬やトリプタンを高頻度で使用し続けると、
「薬剤乱用頭痛(薬を飲むことで頭痛が増えてしまう状態)」に陥ることがあります。
当院では、頭痛日数と薬の使用回数を一緒にモニタリングしながら、
予防薬や生活改善も併用して、薬の量を適切な範囲に保つように調整していきます。
D. 予防薬・生活習慣・トリガー
Q9. どのくらい頭痛があれば、予防薬を始めた方がよいですか?
一つの目安として、
- 月に4〜5日以上片頭痛がある
- 月に数回でも、寝込むほどの強い頭痛があり仕事や家事に大きな支障が出る
- 市販薬やトリプタンの使用回数が増えてきている
といった場合には、予防薬を検討する価値が高まります。
頭痛の頻度だけでなく、生活への影響やご本人の希望も踏まえて判断します。
Q10. 予防薬はどのくらいの期間続けますか?やめどきは?
予防薬は、通常少なくとも2〜3か月程度継続したうえで効果を評価します。
頭痛日数や重症度が十分に減って安定している場合は、数か月〜1年ほど続けてから、少しずつ減量・中止を検討します。
無理に自己判断で中止すると、かえって頭痛が悪化することもあるため、減量・中止は必ず医師と相談しながら進めましょう。
Q11. 天気や気圧、生理前後で片頭痛が悪化します。何かできることはありますか?
気圧の変化やホルモンバランスと片頭痛は密接に関わっています。完全に防ぐことは難しいですが、
- 気象病アプリや頭痛日記で、悪化しやすいタイミングを見える化する
- 悪化が予想される日には、睡眠・水分・カフェイン量・PC作業時間を意識的に調整する
- 必要に応じて、予防的に内服する薬を組み込む
具体的な工夫は予防・生活指導ページおよび コラム「天気や生理で片頭痛が悪化する理由」もご覧ください。
E. 仕事・妊娠・子ども・通院
Q12. 片頭痛があっても、仕事や勉強は続けられますか?
適切な治療により、多くの方は仕事や学業を続けながら片頭痛をコントロールできます。
日本橋・茅場町・東京駅周辺はオフィスワーク中心の方も多いため、
勤務時間帯や会議・出張スケジュールを考慮した薬の使い方が重要です。
仕事との両立については、「仕事に支障が出る片頭痛を軽くするためにできること」も 参考にしてください。
Q13. 妊娠希望・妊娠中・授乳中ですが、片頭痛治療は受けられますか?
使用できる薬は限られますが、完全に「何もできない」わけではありません。
アセトアミノフェンなど比較的安全性が確認されている薬を中心に、睡眠・ストレス・栄養・運動などの非薬物療法も組み合わせます。
妊活を始める前・妊娠が分かった段階で、現在の片頭痛薬を見直すことが大切です。
必要に応じて産婦人科とも連携しながら、安全性を最優先に治療を調整します。
Q14. 子どもの頭痛・片頭痛も診てもらえますか?
小児・思春期の頭痛・片頭痛にも対応しますが、年齢や症状によっては
小児神経専門医・頭痛専門外来が適切なこともあります。
まずは年齢・症状・これまでの経過をお伺いした上で、当院でのフォローか、連携先のご紹介かを判断します。
Q15. 通院頻度はどのくらいですか?オンライン診療はありますか?
初診〜治療の立ち上げ期は、1〜2か月ごとに通院いただき、頭痛日数や薬の効き具合を確認することが多いです。
状態が安定してくれば、3か月ごとの受診で様子を見るケースもあります。
日本橋・茅場町・東京駅周辺でお仕事の都合上通院が難しい方には、オンライン診療の活用も含めて、 継続しやすいフォロー方法を一緒に相談します。
F. 費用・通院の準備
Q16. 片頭痛の診療や検査、薬の費用はどのくらいかかりますか?
費用は、以下の要素で変わります。
- 初診料・再診料などの診察料
- 必要に応じた血液検査やCT/MRIなどの検査費用
- 処方される薬の種類・日数(トリプタン、ジタン、CGRP関連薬など)
保険診療の場合は原則3割負担となり、高額な自費診療は事前に十分説明いたします。
目安は費用ページにまとめていますので、ご参照ください。
Q17. 初診のとき、何を準備して行けばよいですか?
可能であれば、以下をお持ちいただくとスムーズです。
- 保険証・各種医療証、お薬手帳
- 頭痛の回数・時間帯・痛みの場所・伴う症状・きっかけなどのメモ
- これまでに使った頭痛薬と、その効き具合の情報
- 他院で撮影したCT/MRI画像や検査結果(お持ちであれば)
スマホのメモやカレンダーでも構いません。「なんとなくツラい」から「こんなパターンが多い」に言語化するだけでも、診断の精度が上がります。
片頭痛についてさらに知りたい方へ(関連ページ)
より詳しい解説は、片頭痛の各ページに分けて掲載しています。
症状の種類から調べたい方は、「頭痛が続く・痛みが強い」のページもご参照ください。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修
「頭痛は『よくあることだから』と我慢されている方が多い一方で、実際には 日常生活や仕事に大きな影響を与える病気です。
このFAQが、受診のタイミングや治療の選択肢を考えるうえでの 小さなガイドになればと思います。」
0th CLINICでは、薬の選択だけでなく、日本橋・茅場町・東京駅周辺のライフスタイルに合わせた治療の組み立てを大切にしています。
「いまの治療が本当にベストなのか知りたい」「まず話だけ聞いてほしい」といったご相談も歓迎です。
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医/プライマリ・ケア連合学会認定 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定 産業医/健康スポーツ医
総合診療・救急科での診療歴10年以上
アクセス
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階
(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
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※ 発熱外来は予約制・承認制でのご案内です。必ずLINEからご予約ください。
※ 診療時間・担当医は変更となる場合があります。最新情報は 0th CLINIC 日本橋トップページをご確認ください。
※本ページの内容は一般的な情報であり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状が気になる場合は、受診のうえ担当医とご相談ください。
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