はじめの90日プログラム

ニキビをくり返さないために、最初の3か月で土台を作ります。
ポイントは①詰まり ②炎症 ③肌バリア（乾燥対策）を同時に整えること。
むずかしい専門用語はなるべく使わず、今日からできる手順に落とし込みます。

なぜ「90日（約3か月）」なの？

• 肌は生まれ変わるサイクル（ターンオーバー）に時間がかかります。
• 塗り薬は少しずつ効いてくるため、調整期間が必要です。
• 乾燥や摩擦など生活のクセも見直して、くり返しを減らすための土台を作ります。

週0：評価（スタート作戦会議）

• どのタイプのニキビ？（白/黒/赤/しこり）をチェック
  → しこり・嚢胞性は方針が変わります
• どこに出やすい？（マスクのふち、ひげ剃り部、背中など）
• 刺激の原因（摩擦・乾燥・メイク落とし不足・シャンプー残り など）
• 生活リズム（睡眠・食事・ストレス・運動）

※「インナードライ（外はテカるのに内側は乾く）かも？→ 対策ページ

週2〜4：外用（塗り薬）をあなた用に調整

• 赤み・ヒリつきが出やすい方：回数を減らす／塗る範囲をせまく／先に保湿多め
• 効きが弱いと感じる方：回数を増やす／夜だけ→朝夜へ段階（医師の指示に合わせて）
• BPO/アダパレンが合わない：別の選択肢（アゼライン酸、ピーリング併用、イソトレ早期検討 など）
• 乾燥・粉ふき：インナードライ対策＋エレクトロポレーションやボライトで保水力の底上げ

週6：見直し（効き方・刺激のバランス）

• できる数は減ってきた？ → 減っていれば方向性はOK
• まだしこりが出る／同じ場所にくり返す → 方針再設計
• 跡（赤み/色）が気になる → ピーリングや光/レーザーの検討
• イベント直前で腫れがつらい → ニキビ注射（※緊急の平坦化用）

※ 感染がある場所にステロイド注射をすると悪化することがあるため、医師の判断が必須です。注射は根本治療ではありません。

週12：維持＋跡ケア（次の3か月へ）

維持の基本

• 塗り薬は“やめずに薄く続ける”（回数や量を調整）
• 再塗布：日中の保湿・日焼け止めは重ね塗りで守る
• 生活：枕カバー・マスク・髪との摩擦を減らす

関連：ピーリング総論 ／ ポテンツァ（凹みに） ／ ピコフラクショナル