膀胱炎(男女別・再発予防・抗菌薬の選び方)|“最短で改善・再発を減らす”

膀胱炎(男女別・再発予防・抗菌薬の選び方)|“最短で改善・再発を減らす” 0th CLINIC 日本橋の泌尿器科

膀胱炎|“最短で改善・再発を減らす” 0th CLINICの実践

排尿痛・頻尿・残尿感・尿が濁る/血が混じる…膀胱炎は女性に多い一方、 男性は鑑別(前立腺炎・尿閉・結石)が重要です。
当院は尿検査/培養を行い、必要時は超音波などを組み合わせ、 感受性に基づく抗菌薬選択と再発予防まで伴走します。

日本橋/東京駅/茅場町/人形町エリアからアクセス良好。 Googleマップ

概要:膀胱炎は「正確な診断」と「再発予防設計」が鍵

典型症状は排尿時の痛み・トイレが近い・出し切れない感じ・尿が白く濁る/赤いなど。
高い熱や背中の痛みがあるときは腎盂腎炎の可能性があり、早めの受診が安心です。再発しやすい方は、 尿培養・感受性に基づく抗菌薬の最適化と、生活/性行動の見直し・膣内環境ケアをセットで行うと改善が長続きします。

排尿痛・頻尿・残尿感 尿が濁る/血が混じる 再発性膀胱炎の予防 抗菌薬の選び方

すぐ受診・救急相談の目安(迷ったらTEL/LINEでOK)

🚨 いま急いだほうがいいサイン

  • 38℃以上の熱+背中(わき腹)のズキズキ寒気で震える(腎盂腎炎が心配)
  • おしっこが真っ赤血のかたまりが出る/出にくい
  • 男性でおしっこが出ない/少しずつしか出ない(尿がつまっている可能性)
  • 妊娠中で熱や下腹部の痛みが強い
  • 吐き気や嘔吐で水分がとれない/ぐったりする
  • 糖尿病や免疫を抑える治療中で、熱やだるさが急に強い

夜間・休日は救急外来を検討してください。

⏱️ できるだけ早めに受診をおすすめ

  • 下腹部の違和感やキリキリが続く/よくなったり悪くなったりする
  • トイレが近い・夜に何度も起きる・出し切れない感じ
  • おしっこがしみる/痛い・濁っている・いつもとにおいが違う
  • 一度だけの血尿でも、原因を確認しておくと安心
  • 膀胱炎をくり返す/性交後に症状が出やすい

迷うときは当院へご相談ください。必要に応じて高次医療機関へ迅速に連携します。

来院〜会計までの流れ(目安 15-30分)

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Step 1

問診(症状・経過・再発歴の確認)

頻尿・排尿時痛・残尿感・尿の濁り/血尿の有無、発症時期と持続時間、性交/生理との関係、再発回数、既往・内服、妊娠可能性などを丁寧にうかがいます。

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Step 2

中間尿の採取 → 尿検査・尿培養

試験紙と沈渣で炎症や血尿を確認し、尿培養で原因菌と有効な抗菌薬(感受性)を特定します。
※抗菌薬を飲む前の採取が望ましいです。

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Step 3

血液検査(必要時)

高熱や全身症状がある場合は、血液検査炎症反応・腎機能をチェックします。

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Step 5

診断・治療方針の決定と開始

結果をもとに原因菌に合った抗菌薬を選択。尿培養提出時は暫定治療→結果で最適化します。
併せて鎮痛薬性交関連UTI対策生活習慣・膣ケアなどの再発予防プランをお伝えします。

痛みが強い場合は鎮痛を優先。発熱や嘔吐があれば補液/注射抗菌薬を検討します。

まずはご安心ください。 はじめての膀胱炎や、たまに起こる程度で重い症状がなければ、 多くは適切な検査と薬でスムーズに改善します。
ただし注意: 38℃以上の発熱・背中/わき腹の痛み・寒気で震えるなどがあれば 腎盂腎炎の可能性。早めに受診し、点滴や画像検査が必要になることがあります。 (くわしくは 腎盂腎炎

診断:培養と感受性で「効く薬」を選ぶ

尿試験紙と尿沈渣で炎症を確認し、尿培養で起因菌と有効薬(感受性)を特定します。 再発/男性例/発熱や背中の痛みがあるときは、超音波(エコー)や必要に応じてCTで合併症も確認します。

基本 試験紙(白血球・亜硝酸・血尿)+尿沈渣尿培養で菌と感受性を確認。
画像 再発/発熱/背中の痛み/男性例/腎盂腎炎疑いではエコー。結石疑い・高熱持続・痛みが強い時は CT(連携)を検討。
男性 前立腺炎/尿閉/精巣上体炎/結石などを鑑別。 精巣上体炎前立腺肥大症 も確認。
合併症 糖尿病/妊娠/高齢/カテ留置/解剖学的異常(例:尿膜管遺残)では重症化・再発しやすく、個別に設計します。
培養結果は後日あらためてお伝えします。 症状が良くなっていても、近年は耐性菌の割合が増加しており、自己判断の中断や不適切な継続はさらなる耐性化につながります。
当院では結果を必ず共有し、必要に応じて薬の変更・短縮を行い、今後の治療にも生かします

抗菌薬の選び方(培養・感受性ベース)

地域の耐性状況・既往・重症度・妊娠/合併症の有無で決定します。自己判断での服用は耐性化再発の原因に。

外来・軽症の一例

※培養結果が出たら、必要に応じて変更/短縮します。

発熱/中等症以上 点滴治療例:セフトリアキソン など(腎盂腎炎・嘔気/嘔吐で内服困難時)
注意 過去の抗菌薬歴・薬疹歴・妊娠/授乳・腎/肝機能を加味。抗生剤の副作用 もご確認ください。

※上記は一般的な例です。必ず個別診察・培養結果に基づき決定します。

女性の膀胱炎:よくある誘因と対策

  • 誘因:性交後・長時間の我慢・脱水・生理前後・膣内環境の変化
  • 対策:十分な水分/排尿、過度なデリケートゾーン洗浄を避ける、合成繊維の密着下着を減らす、便秘改善
  • 性交関連UTI:医師の指示で予防内服(post-coital)を検討する場合があります
  • 閉経周辺の再発:膣内環境ケア(医師指導のケア製品選択 等)が有用なことがあります

男性の膀胱炎:前立腺炎/尿閉/結石の鑑別が重要

男性の膀胱炎は頻度が低く、前立腺炎(急性/慢性)尿閉尿管結石性感染症(咽頭/直腸炎含む)を優先して除外します。必要により 超音波CT・前立腺関連検査を行います。

長引く会陰部痛/射精時痛は 慢性骨盤痛症候群(前立腺炎) を検討します。

再発性膀胱炎:生活・非抗菌薬・予防内服を組み合わせる

生活 水分摂取/こまめな排尿・排便、性交後の排尿、汗をかく日は特に飲水、体調不良時は無理しない
膣/尿のケア 過度な洗浄や刺激物を避ける、ナプキン/吸水パッドはこまめに交換
非抗菌薬 医師と相談の上で、尿路粘膜の保護/酸性化/腸内・膣内環境の整備を検討(サプリやOTCを独断で多用しない)
予防内服 性交関連や明確な誘因がある場合、事前/事後の低用量内服を処方することがあります(医師指示下)。
検査の見直し 再発が多い場合は培養と抗菌薬歴の棚卸し、結石/解剖学的異常/カテ留置の有無も評価。

特別な状況(妊娠・高齢・糖尿病・カテーテル)

まずは安心

初発や、頻回に繰り返していない膀胱炎で重い症状がなければ、多くは適切な検査と薬でスムーズに改善します。

腎盂腎炎に注意

38℃以上の発熱・背中/わき腹の痛み・寒気で震えるなどがある場合は腎盂腎炎の可能性。早めの受診を。必要に応じて点滴や画像検査を行います。 腎盂腎炎の詳しい解説

  • 妊娠無症候性菌尿でも治療対象になることがあります。必ず妊娠週数・内服歴をお知らせください。
  • 高齢:脱水・便秘・残尿・骨盤底機能が再発に関与。転倒リスク/併用薬も考慮します。
  • 糖尿病:重症化しやすいため早期受診を。血糖コントロールは再発予防にも有用。
  • カテーテル留置/自己導尿:発熱や全身状態、閉塞・尿混濁の推移を確認し、適切な交換/ケアを行います。

HowTo:清潔な中間尿(ミッドストリーム)の採り方

  1. 採尿カップと清拭用ペーパーを受け取ります。
  2. 外陰部/尿道口を前から後ろへやさしく清拭します。
  3. 最初の尿は便器へ、途中の中間尿をカップに採ります。
  4. ふたをしっかり閉め、こぼれに注意して提出します。

採尿は抗菌薬を飲む前が理想です。スタッフが丁寧にご案内します。必要時は 排尿日誌も配布します。

膀胱炎(男女別・再発予防・抗菌薬の選び方)|“最短で改善・再発を減らす”

※院内掲示と同じ手順でご案内します

FAQ:膀胱炎の“よくある不安”

培養結果は後日、必ずお伝えします。 症状が良くなっていても、近年は耐性菌の割合が多く、自己判断の中断や不適切な継続はさらなる耐性化につながります。
当院では結果を共有して薬を最適化(変更/短縮)し、今後の治療にも生かしています。
抗菌薬は何日飲みますか?楽になったら中止して良い?
処方指示どおりに内服し、自己判断での中止は避けましょう。培養結果短縮/変更することがあります。
市販薬で様子を見ても大丈夫?
発熱・血尿・背中(わき腹)の痛み・妊娠の可能性・男性は受診が優先です。市販薬のみは悪化や再発につながることがあります。
水をたくさん飲めば治りますか?
飲水は有用ですが、細菌感染は飲水だけでは治りません。症状があれば受診し、尿検査/培養で評価しましょう。
繰り返します。体質でしょうか?
誘因(性交・便秘・脱水・膣内環境・閉経周辺)や解剖学的要因、耐性菌などを評価し、再発予防プランを設計します。
生理中でも受診・検査できますか?
可能です。採尿方法を工夫して検査します。予約時にお知らせください。
膀胱炎で血尿が出ました。がんが心配です。
急性膀胱炎でも血尿はありえますが、年齢・喫煙歴・再発パターンによっては評価が必要です。血尿の鑑別をご参照ください。
男性でも膀胱炎はありますか?
ありますが頻度は低めで、前立腺炎結石の鑑別が重要です。
妊娠中の膀胱炎は赤ちゃんに影響しますか?
適切に治療すれば多くは問題ありませんが、放置はリスクです。必ず妊娠週数をお知らせください。
抗菌薬が効きにくいと言われました。
培養・感受性で起因菌を確認し、薬の選択や期間を調整します。過去の抗菌薬歴の共有も役立ちます。
予防内服はいつ使いますか?
性交関連や明確な誘因がある再発例で、医師判断のもと事前/事後の低用量を用いることがあります。

費用の目安(保険診療・自己負担概算)

初診+尿検査約3,000円
尿培養約2,000円
腹部エコー約3,000円
点滴(注射抗菌薬)約3,000円〜(必要時)

実際は保険種別/検査内容で変動します。自費診療が含まれる場合は事前にご案内します。

最短で予約

症状・既往・妊娠可能性・内服中の薬をLINEでお知らせください。既に抗菌薬を服用中の方はその種類/期間も。

アクセス

東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階(東京駅八重洲口・日本橋駅 徒歩3分)
TEL:03-6281-9280/平日 10:00–19:00

👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

膀胱炎(男女別・再発予防・抗菌薬の選び方)|“最短で改善・再発を減らす”
膀胱炎は早期の診断と適切な抗菌薬選択が鍵です。
再発例や慢性化を防ぐため、培養検査や背景疾患の評価を重視しています。」

当院では、泌尿器疾患に対してプライバシーに配慮した診療体制を整えています。
排尿トラブルや感染症など、誰にも相談しづらい症状こそ、専門医にご相談ください。

監修:荘子 万可 医師
0th CLINIC
・日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・テストステロン治療認定医
膀胱炎(男女別・再発予防・抗菌薬の選び方)|“最短で改善・再発を減らす”
膀胱炎は皮膚や腸内の常在菌が関与することもあるため、
生活指導や外陰部のケアも含めた総合的なアプローチが重要です。」

0th CLINICでは、感染症治療・皮膚ケア・予防の観点からも膀胱炎治療をサポートしています。
くり返す膀胱炎に悩まれている方も、ぜひ一度ご相談ください。

監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/皮膚病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長
医学博士/日本病理学会認定 病理専門医
総合診療・救急科での診療歴10年以上

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