尿閉(おしっこが出ない)|原因・応急処置と最短解決

尿閉(おしっこが出ない)|原因・応急処置と最短解決|0th CLINIC 日本橋

泌尿器科(Urology)

尿閉(おしっこが出ない・出にくい)|原因の整理と応急対応

「急にまったく出ない」「出るまでに時間がかかる・勢いが弱い」――尿閉は放置しないほうが良い状態です。
当院は完全予約制当日・直前予約OKで、出勤前・休憩中・仕事帰りの受診にも対応します。

残尿量エコー尿流測定(Qmax)尿検査・培養腎機能・電解質

受診の目安

🚨 すぐ受診・救急の目安

  • まったく尿が出ない/下腹部の著明な張り・痛み(急性尿閉)
  • 発熱(38℃以上)+背部痛、悪寒戦慄(腎盂腎炎合併)
  • 脚のしびれ・力が入らない・会陰部のしびれ、便失禁(馬尾症候群の疑い)
  • 真っ赤な血尿血の塊で排尿困難

迷ったら今すぐ受診の目安へ。

⏱️ 早めの受診をおすすめ

  • 出始めに時間がかかる/勢いが弱い・途切れる
  • 排尿後も残っている感じが強い/夜間頻尿
  • 便秘・抗コリン薬/抗ヒスタミン薬/三環系などを内服中
  • 尿道炎・前立腺炎の既往、結石・手術直後

原因の主軸(閉塞・炎症/感染・神経・薬剤性・術後)

閉塞(機械的)

  • 前立腺肥大(BPH)・尿道狭窄
  • 結石・血塊・腫瘍・前立腺出血後

炎症/感染

  • 急性前立腺炎・膀胱炎・尿道炎(STI)
  • 痛み・腫れ・浮腫による閉塞

神経・薬剤性・術後

  • 糖尿病性ニューロパチー・脊髄疾患
  • 抗コリン薬/向精神薬/鎮咳薬など
  • 麻酔後・産後・骨盤手術後

最初の評価セット(必要十分に)

1) 尿検査

白血球・細菌・血尿の有無を確認し、必要時に培養を提出。STI疑いでは核酸検査を検討。

2) 残尿量・尿流測定

膀胱エコーで残尿量、尿流測定でQmax/曲線を評価。閉塞か収縮低下かを判断。

3) 腎機能・画像

腎機能・電解質を確認。必要に応じ腎盂拡張(水腎症)の有無を評価、血塊・結石の確認。

PSAは急性期(感染・尿閉直後)に上昇することがあり、時期を選んで実施します。

応急処置と初期治療(原因別)

カテーテル留置

強い膀胱膨満や腎機能低下が疑われる場合、尿道カテーテルで減圧し、痛み・吐き気を緩和。挿入困難時は連携先での対応(必要に応じ膀胱瘻)。

薬物治療

  • 閉塞主体:α遮断薬を中心に開始
  • 炎症/感染:抗菌薬(培養結果で適正化)
  • 薬剤性:原因薬の調整・中止を主治医と相談

再導尿・TWOC

留置後は再排尿試験(TWOC)を計画。Qmax・残尿量・症状で継続/変更を判断。必要に応じて内視鏡治療などへ連携。

便秘の強い方は排便コントロールも併行し、骨盤底筋訓練を組み合わせます。

当日の流れ

1. 来院・問診
発症時刻・痛み・内服薬・便通・既往(前立腺/手術/神経)を確認。
2. 尿検査→残尿量・尿流測定・エコー
必要に応じてカテーテルで減圧、培養提出・鎮痛を行います。
3. 方針説明
原因別に薬物・再排尿試験・連携(内視鏡/神経内科/整形)を提案。

完全予約制/当日・直前予約OK。出勤前・休憩中・仕事帰りの受診にも対応します。

予約・受診時間について(柔軟に対応します)

  • 完全予約制(院内滞在を短縮/プライバシー配慮)
  • 当日予約・直前予約OK(空き枠をLINEでご案内)
  • 出勤前・休憩中・仕事帰りに受診可
  • 平日 10:00–19:00(お昼休みの時間帯も調整可能です)

費用の考え方(保険/自費)

原則:保険診療(1〜3割負担)で対応します。初再診料・検査・処方は内容に応じて算定されます。

自費性感染症(STI)検査と治療の一部のみ。匿名希望・セット検査などプライバシー配慮の枠があります。

詳しくは 泌尿器科の費用一覧費用方針 をご確認ください。

よくある質問(抜粋)

市販薬で様子をみても大丈夫?
尿閉は腎機能悪化や感染の温床となる場合があり、自己判断での先延ばしは推奨されません。評価を受けましょう。
前立腺の薬を飲めば改善しますか?
閉塞主体ではα遮断薬が有効です。ただし原因により治療は異なるため、検査のうえ過不足なく選びます。
カテーテルはどれくらい入れておきますか?
状況により異なります。炎症や腫れが強い場合は数日〜1週間程度で再排尿試験(TWOC)を行います。

もっと見る(総合FAQへ)

👨‍⚕️ 医師監修

尿閉(おしっこが出ない)|原因・応急処置と最短解決

荘子 万可 医師(泌尿器科専門医/日本抗加齢医学会専門医/テストステロン治療認定医)
0th CLINIC 日本橋 泌尿器科

本ページの医学的内容(尿閉の鑑別・評価・初期対応)を確認しています。

  • 監修日:2025-10-31
  • 最終更新日:2025-10-31
  • 監修範囲:本文全体(FAQ・費用方針を含む)

受診や相談は、LINEで24時間

最短でご返信します。症状・来院希望時間・体温や経過をご記入ください。

保険診療・自由診療ともに対応。自費はSTI検査と治療の一部のみです。費用の詳細は泌尿器科の費用一覧をご確認ください。

関連コラム

    ただいま準備中です。少々お待ちください。