尖圭コンジローマ(性器いぼ)|症状・検査・治療

尖圭コンジローマ(性器いぼ)|症状・検査・治療|0th CLINIC 日本橋(泌尿器科)

尖圭コンジローマ(性器いぼ)
|症状・検査・治療

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で外陰部や肛門周囲にできる良性のいぼです。多くはHPV6型/11型が関わります。がんの原因となるハイリスク型とは型が異なりますが、放置で増大・再発することがあり、適切な治療とフォローが大切です。

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こんな症状があればご相談ください

  • 外陰部・陰茎・陰嚢・膣口・会陰・肛門周囲に、やわらかい小さな隆起(乳頭状/トサカ状/カリフラワー状)
  • こすれて出血/しみる/かゆい、数が増える・広がる
  • 妊娠中に急に増えた、または肛門の内側にも疑いがある
  • 梅毒の扁平コンジローマ(湿った平たい発疹)などとの見分けがつかない

似た皮膚疾患(真珠様陰茎小丘疹・伝染性軟属腫・脂漏性角化症など)との鑑別が必要なことがあります。

診断:まずは視診中心。必要に応じて肛門鏡や生検

  • 視診で多くは診断できます。HPV型の検査は通常不要です。
  • 肛門周囲の病変では、肛門鏡で内側の評価が有用です。
  • 形が atypical(色が黒い/硬い/潰瘍/急速増大)や免疫抑制がある場合は、生検で確認します。
  • 梅毒が疑われる所見や症状がある場合は採血で鑑別します。

治療:部位・数・大きさで外用手技を使い分け

患者さまが自宅で行う外用(例)

  • イミキモド5%クリーム(ベセルナ®):週3回6–10時間後に洗い流す最長16週間。赤み・ヒリつきが出ることがあります。

※外性器・肛門周囲が対象です。顔・口唇・尿道内には使用しません。妊娠中は主治医と要相談

医療機関で行う手技(例)

  • 凍結療法(液体窒素):1–2週ごとに繰り返し
  • 電気焼灼/レーザー蒸散切除:その場で一括除去を目指す方法
  • TCA(トリクロロ酢酸)80–90%外用:小さな病変に

※妊娠中は外科的治療中心で検討します。術後の色素沈着や瘢痕の可能性をご説明します。

治療はいぼの除去が目的です。ウイルス自体を完全に除去する治療ではないため、再発することがあります。数週間〜数か月のフォローをおすすめします。

パートナー対応・再発予防

  • 現パートナーへ共有をおすすめします(同時期の診察で他のSTIも確認)。
  • コンドームは感染低減に役立ちますが、完全には予防できません(露出部位に感染します)。
  • 治療後1–2週間は摩擦を避け、創部の回復を待ってから性行為を再開しましょう。
  • 免疫低下・摩擦刺激・皮膚炎は再発の一因に。刺激を避けたスキンケアも大切です。

予防:HPVワクチン(任意/自治体助成)

HPVワクチンは尖圭コンジローマの原因型(6・11型)も含めて予防します。女性の定期接種(9価)に加え、男性の任意接種も自治体の助成対象となる場合があります(対象年齢・費用は自治体により異なります)。

※ワクチンは治療ではなく予防です。既存のいぼを消す効果はありません。接種の可否は自治体・医療機関へご相談ください。

受診の流れ

  1. 問診・視診(必要に応じて肛門鏡/生検を検討)
  2. 治療法の選択(外用 or 手技/痛み対策/ダウンタイム)
  3. 手技治療:小病変は当日対応可。広範囲は複数回に分けて実施。
  4. 再診:1–2週間後に効果判定と追加治療/外用の継続調整

よくある質問(Q&A)

自然に治りますか?

自然軽快することもありますが、増える/広がる/パートナーへ感染する恐れがあるため、医療的介入をおすすめします。

性行為はいつ再開できますか?

部位と治療法によりますが、創部の回復を待って1–2週間を目安に。主治医の指示に従ってください。

がんになりますか?

尖圭コンジローマの多くは低リスク型HPV(6/11)が原因で、がん化は通常稀です。ただし別型のHPVや合併症が疑われる場合は精査します。

妊娠中でも治療できますか?

妊娠中は外科的治療中心で検討します。外用薬の可否は個別判断となるため必ずご相談ください。

👨‍⚕️ 医師からのコメント・監修

尖圭コンジローマ(性器いぼ)|症状・検査・治療
泌尿器の疾患は、生活の質と密接に関わる重要な分野です。
0th CLINICでは、プライバシーを尊重したうえで、テストステロン補充療法など最先端の医療を提供しています。」

当院では、男性特有のお悩みやデリケートな疾患にも、患者さまに寄り添った診療と説明を徹底しています。
性機能、排尿症状、加齢による変化など、お一人で抱えずお気軽にご相談ください。

監修:荘子 万可 医師
0th CLINIC
・日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・テストステロン治療認定医

📚 尖圭コンジローマに関する科学的根拠と外部リンク集

🔬 公的機関・国際機関の情報

📖 学術論文・文献データベース(NCBI)

💊 製薬会社の薬剤情報(英文)

尖圭コンジローマに関する診療や治療選択は、科学的根拠に基づく情報をもとに行うことが大切です。
医療者・患者の双方が正しい知識を持つことで、適切な治療と再発予防が可能となります。

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