BPO/デュアック/ディフィリンが合わない時|低刺激設計と代替治療の現実解
BPO/デュアック/ディフィリンが合わない時(外用不耐の方へ)
「しみる・赤い・荒れる」で外用が続かない…それでもコントロールは可能です。
低刺激の導入設計に加え、当日ケアと代替治療の組み合わせで、90日計画を作ります。
アクセス
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
最初に知っておきたい “反応” と 3週間の目安
- 開始〜2・3週間は、ヒリつき・軽い赤み・乾燥などの一時的な反応が起きがちです。多くは2〜3週間で軽くなります。
- 続けるコツ:量・頻度・接触時間を調整(米粒大の点置き/隔日/短時間塗布→洗い流しから)。少しずつ慣らしましょう。
- 3週間たっても ベピオ(BPO)で強い赤み・かゆみが続く/悪化する場合は、アレルギー(接触皮膚炎)の可能性が高めです。使用を中止して受診を。
🔴 すぐ中止・受診:水疱やびらん、顔全体の強い腫れ、眼周囲の腫脹、息苦しさなどの急な悪化が出た場合。 鑑別として酒さ・口囲皮膚炎・接触皮膚炎が隠れていることもあります。
まず知っておきたいこと
- 不耐は珍しくありません。量・頻度・接触時間・部位の見直しで続けられることが多いです。
- 代替軸(アゼライン酸・低刺激ピーリング・圧出)で炎症の土台を下げるとコントロールが安定します。
- 難治・再発を繰り返す場合は、イソトレチノイン治療も早めに選択肢に。
なぜ合わない?(原因と鑑別)
- 量が多い/重ね塗り → 接触時間が長く刺激増
- 洗いすぎ・摩擦・熱い湯 → バリア低下でしみやすい
- 部位不適合(頬・口周りに連日) → 荒れやすい
- 酒さ/口囲皮膚炎/接触皮膚炎など別疾患が背景のことも
まずは量・頻度・部位・接触時間を再設計し、必要に応じて敏感肌プロトコルへ切替えます。
当日できること
| 選択肢 | 狙い | 目安 | 注意 |
|---|---|---|---|
| 面皰圧出 | 詰まりを減らして炎症化を予防 | 15–30分/当日メイク可(局所) | 擦らない・遮光/自己圧出はNG |
| サリチル酸ピーリング(低刺激運用) | 角化リセット・赤み/皮脂の調整 | 2–4週ごと/ダウンタイム軽微 | 当日は擦らない・保湿/日中はSPF50+ |
90日で整える計画(外用が合わない→代替の軸)
低刺激の外用設計(“点置き・隔日・短時間→洗い流し”)
- アゼライン酸:最初の一手として続けやすい
- BPO/アダパレンは点置き・隔日・短時間塗布→洗い流しから再挑戦
- ロゼックス等:赤み主体(酒さ/口囲皮膚炎の鑑別時)
- 保湿は薄く分割塗布(ヘパリン類似物質0.3% 等)
イソトレチノイン治療(難治例の近道)
重症・再発例や外用不耐で長引く場合、根本から活動性を下げる選択肢です。
- 妊娠を希望しない期間に限る(厳格な避妊が必須)
- 乾燥・唇の荒れなどの副作用に配慮しながら用量調整
ボライト(超保水型ヒアルロン酸)
肌の保水性とキメを数か月単位で底上げ。「しみる肌」→「続けられる肌」へ。
- 細かな皮内注入/一時的な赤み・膨疹・内出血の可能性
- イベント前は2–3週間の余裕を目安に
保水ブースト(併用で“しみにくい肌”へ)
女性の方へ(妊娠・授乳・妊活とお薬)
- 妊娠・授乳中はレチノイド類(ディフィリン/イソトレチノイン)を避けます。
- イソトレチノイン治療は厳格な避妊が必須です。妊活中は原則不可。
- 代替として、アゼライン酸/一部外用抗菌薬/低刺激ピーリングなどを組み合わせます。
“しみる外用”から卒業。あなたに合う設計を。
生活・肌質・季節に合わせて現実解を一緒に組みます。まずは負担の少ないところから。
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