糖尿病|100の質問と当院の答え
糖尿病|100の質問と当院の答え
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1. 基本・診断
糖尿病はどんな病気ですか?
糖尿病は、からだが血糖をうまく調整できず、血糖が高い状態が続く病気です。私たちは、合併症を防ぐために、生活の工夫とお薬や注射を組み合わせて管理します。総合ガイド
私は本当に糖尿病ですか?どのように診断しますか?
私たちは、空腹時や食後の血糖、ヘモグロビンA1c(過去1〜2か月の平均的な血糖の目安)、必要に応じて経口ぶどう糖負荷試験で診断します。検査ハブ
前ぶれはありますか?
口が渇く、尿が多い、体重が減る、だるい、目がかすむなどがあります。症状がなくても血糖が高いことがあります。
「前の段階」はありますか?
あります。前糖尿病は「糖尿病になる前の段階」です。早めに生活を整えると進行を抑えられます。前糖尿病
緩やかに進む1型(LADA)とは何ですか?
大人になってからゆっくり進むタイプの1型です。やせ〜標準体型で進行が速い場合に疑います。LADA
家族に若い糖尿病が多いのですが?(MODY)
家族内で若い頃から糖尿病が目立つときは、遺伝が関わるタイプを考えます。MODY
膵臓の病気に伴う糖尿病はありますか?
あります。慢性膵炎や手術後などに起こることがあります。膵性糖尿病(3c)
薬の副作用やホルモンの病気でもなりますか?
なります。ステロイドなどの薬や、ホルモンの病気が原因になることがあります。二次性糖尿病
診断後、私は何から始めれば良いですか?
私たちは、まず検査で現在地を確認し、生活と薬の方針を一緒に決めます。1〜3か月後に再評価します。治療アルゴリズム
糖尿病は治りますか?
完全に「治る」と言い切れないことが多いですが、私たちは合併症を防ぎ、数値と体調を安定させることを目標にします。
誰に相談すれば良いですか?
内分泌代謝内科にご相談ください。私たちは偏見のない診療を行い、最初から「しっかり治療」します。アクセス
2. 症状・緊急性
強いだるさや吐き気が続きます。受診は急いだ方がいいですか?
急いでください。重い高血糖の可能性があります。糖尿病性ケトアシドーシス / 高浸透圧高血糖症
冷や汗や手のふるえがあります。どうすればいいですか?
低血糖の可能性があります。安全な場所で砂糖やブドウ糖をとり、理由を一緒に確認しましょう。低血糖
夜間にトイレが多いです。関係ありますか?
血糖が高いと尿が多くなることがあります。検査で原因を確かめます。検査ハブ
目がかすむときがあります。受診の目安は?
早めの受診を勧めます。網膜の病気が進む前に確認しましょう。網膜症
足のしびれや痛みがあります。危険ですか?
神経のトラブルが疑われます。放置せずに相談ください。神経障害
足の傷が治りにくいです。どうしたら良いですか?
感染や潰瘍のリスクがあります。早めに評価して、清潔と保護を優先します。足のケア
繰り返す皮膚のかゆみは関係しますか?
血糖が高いと皮膚が乾燥しやすく、かゆみや感染が起こりやすくなります。皮膚のトラブル
発熱や下痢がある日は、私は何を気をつければ良いですか?
体調不良のときの注意点に従い、水分と測定を増やし、危険な兆しがあれば連絡ください。体調不良時の注意
3. 検査
最初に必要な検査は何ですか?
血糖、ヘモグロビンA1c、腎臓の働き、尿の検査、脂質、血圧、必要に応じて眼と神経の確認を行います。検査ハブ
検査はどのくらいの頻度で受けますか?
目安は1〜3か月ごとです。腎臓や眼は3〜12か月ごとに確認します。検査ハブ
尿のたんぱくはなぜ調べますか?
腎臓の早い変化を見つけるためです。早めに守る対策につながります。腎臓の病気
眼の検査は毎年必要ですか?
毎年の確認を勧めます。自覚症状がなくても変化が見つかることがあります。網膜症
神経のトラブルはどのように調べますか?
感覚や反射の確認、足の観察などを行います。必要に応じて詳しい検査を追加します。神経障害
脂肪肝は関係しますか?
脂肪肝は糖尿病と関係が深いです。体重や食事と合わせて対策します。脂肪肝
歯ぐきの腫れは影響しますか?
歯周病は血糖に影響します。歯のケアも一緒に進めます。歯周病と糖尿病
睡眠の乱れは検査しますか?
眠りの質が悪いと血糖に影響します。必要に応じて評価を行います。睡眠のトラブル
4. 目標・数値
ヘモグロビンA1cの目標はどのくらいですか?
私たちは、低血糖の危険や生活との両立を見て、あなたと一緒に個別の目標を決めます。
「目標範囲内の時間」とは何ですか?
血糖が目標の範囲に入っている時間の割合です。私たちは70%以上を目指します。在宅のコツ
血糖を下げるだけで十分ですか?
十分ではありません。体重、腎臓、血圧、脂質も一緒に整えることで合併症を防ぎます。治療アルゴリズム
低血糖を避けるにはどうすれば良いですか?
私たちは、薬の量や組み合わせ、食事の時間、運動のタイミングを見直します。血糖センサーも役立ちます。低血糖
数値が良くなっても薬は続けますか?
私たちは、状況を見て減量や変更を検討します。自己判断で中止せずに相談してください。
通院の頻度はどのくらいですか?
開始時や変更時は短め、落ち着けば1〜3か月ごとが目安です。
5. 生活(食事)
私は食事で何を優先すれば良いですか?
私たちは、主食の量を整え、たんぱく質と食物繊維を増やすことを勧めます。栄養と運動
私は甘い飲み物をやめられません。代わりはありますか?
あります。水やお茶、無糖の炭酸水に置き換えましょう。
夜遅い食事が多いです。私は何を工夫できますか?
夕食の主食を小さくし、たんぱく質と野菜を中心にします。寝る2〜3時間前までに食事を終えるのが理想です。
間食はしても良いですか?
量と選び方を整えれば可能です。素焼きナッツ、ゆで卵、無糖ヨーグルトなどがおすすめです。
外食が多い私はどうすれば良いですか?
主食を小さくし、具だくさんの汁物を足し、揚げ物の回数を減らします。ソースは別添えで調整します。
私は体重を減らしたいです。食事でできることは?
主食の量を整え、たんぱく質と食物繊維を増やし、夜遅い食事を避けます。体重に中立/減少の薬も一緒に検討します。
私はお酒を飲んでも良いですか?
量と頻度を控えめにし、空腹での飲酒は避けましょう。薬との相性も確認します。
甘いものが好きです。完全にやめる必要はありますか?
完全にやめる必要はありません。回数や量の調整で続けられる形を一緒に探します。
たんぱく質は何からとれば良いですか?
魚、肉、卵、大豆製品、乳製品などから、無理のない組み合わせでとりましょう。
食物繊維はどう増やせますか?
野菜、海藻、きのこ、全粒粉、豆類を一品足しましょう。
私は塩分を気にした方が良いですか?
気にした方が良いです。血圧と心臓・腎臓の守りにつながります。
私はサプリを飲むべきですか?
基本は食事で整えます。サプリは必要性と安全性を確認してから選びます。
6. 生活(運動・睡眠・飲酒)
私は運動の時間がとれません。代わりになる方法は?
短い歩行や立ち上がりをこまめに入れましょう。通勤や家事を「運動」へ変える工夫が効果的です。栄養と運動
私は食後に何をすると良いですか?
食後10〜15分の軽い歩行が役立ちます。
私は筋肉を保つにはどうしたら良いですか?
椅子からの立ち座り、壁を使う腕立てなど、無理のない回数を続けましょう。
私は眠りが浅いです。血糖に影響しますか?
眠りの質は血糖に影響します。寝る前のスマホやカフェインを控え、同じ時間に寝起きする習慣が役立ちます。
私はお酒と薬の相性が心配です。
薬によって注意点が違います。量とタイミングを一緒に確認しましょう。薬の選び方
私は在宅勤務です。座りっぱなしの対策は?
毎時3〜5分のストレッチや歩行を入れましょう。
私は休日だけ運動しています。効果はありますか?
あります。さらに平日に短い動きを加えると、より安定します。
私は熱中症が心配です。運動時の注意は?
水分と休憩を十分にとり、無理をしないでください。症状が出たら運動を中止します。
7. 薬(飲み薬)
私は最初から薬に頼っても良いですか?
必要なときは最初から使います。合併症の予防を優先します。治療アルゴリズム
私に合う薬はどう選びますか?
体重、腎臓、心臓・血管の病気、低血糖の危険、妊娠の希望を見て選びます。薬の選び方
私は体重を減らしたいです。どんな薬が向いていますか?
体重が減りやすい薬を優先し、食事と運動の工夫を合わせます。薬の選び方
私は腎臓を守りたいです。どんな薬が向いていますか?
腎臓を守る効果が期待できる薬があります。腎臓の働きで量と使い方を調整します。腎臓の病気
私は心臓や脳の病気が心配です。薬で守れますか?
期待できる薬があります。血圧と脂質の管理も同時に行います。心血管
私は薬の副作用が怖いです。
私たちは、量や時間帯、組み合わせを見直して安全に続ける方法を提案します。気になる症状はすぐに教えてください。
私は薬を飲み忘れます。対策はありますか?
生活の流れに合わせて時間を決め、アラームやピルケースを使いましょう。回数の少ない薬に変更できる場合もあります。
私はサプリと一緒に飲んでも良いですか?
物によって相性が異なります。必ず一覧を教えてください。私たちが確認します。
私は薬をやめられますか?
自己判断で中止せず、私たちと相談して減量や切り替えを検討しましょう。
私は費用が心配です。安く抑える方法はありますか?
あります。優先度を整理し、効果と費用のバランスを一緒に考えます。価格ページ(例)
8. 注射(GLP-1/GIP・インスリン)
私は注射が怖いです。痛みは強いですか?
多くは細い針で短時間です。タイミングや部位の工夫で負担を減らせます。
私はインスリンが必要ですか?
血糖が非常に高いときや、体重が急に減るとき、感染や手術の前後などに必要なことがあります。落ち着いたら見直します。1型
私は体重が気になります。注射で体重はどうなりますか?
体重の変化は薬によって異なります。体重が減りやすい選択肢もあります。薬の選び方
私は低血糖が心配です。注射でも避けられますか?
避けられます。種類や量、時間帯を調整し、血糖センサーも活用します。低血糖
私は注射の持続時間が分かりません。どう管理しますか?
働き方は薬で異なります。私たちは生活に合わせて時間と回数を決めます。薬の選び方
私は旅行中の注射や保存が心配です。
持ち運び方や温度の注意を事前に確認します。飛行機では手荷物に入れましょう。
私は注射の痛み跡が気になります。
部位をローテーションし、清潔に保ち、針は正しく処分します。
私は注射をやめられますか?
状況が落ち着けば見直せます。自己判断で中止せずに相談してください。
私は注射と飲み薬を一緒に使えますか?
目的が異なるため、組み合わせることがあります。安全性を確認しながら進めます。
私は注射の自己管理が不安です。練習はできますか?
できます。私たちは実物を使って、手順を一緒に練習します。
9. デバイス・在宅(血糖センサーなど)
私は血糖センサーを使った方が良いですか?
夜間の低血糖が心配な方、食事や運動の影響を知りたい方に向いています。在宅のコツ
私はセンサーで何を見れば良いですか?
目標の範囲に入っている時間、低すぎる時間、食後の上がり方を見ます。70%以上を目指します。
私はセンサーの数値が不安定です。原因は?
装着位置、時間帯、食事や運動の影響が考えられます。記録を一緒に見て調整します。
私はセンサー費用が心配です。
保険適用の可否と自己負担を確認し、優先度に合わせて計画します。
私はセンサーなしでも管理できますか?
できます。自己測定の回数や時間帯を工夫して管理します。
私はデータ共有が苦手です。簡単な方法は?
アプリや紙の記録など、あなたに合う方法を一緒に選びます。
10. 合併症
私は合併症を防げますか?
防げます。血糖だけでなく、血圧、脂質、体重、禁煙、腎臓の守りを合わせて整えます。治療アルゴリズム
私は腎臓の病気が心配です。何をしますか?
尿のたんぱくと腎臓の働きを定期的に確認し、守る薬を検討します。腎臓の病気
私は目が心配です。どのくらいで悪くなりますか?
個人差があります。毎年の検査で早めに見つけて対策します。網膜症
私はしびれが進むのが不安です。止められますか?
血糖の安定と生活の工夫で進行を遅らせられます。痛みの対策も検討します。神経障害
私は足のトラブルを繰り返します。何を気をつけますか?
毎日の観察、清潔、保湿、合わない靴を避ける、早めの受診が大切です。足のケア
私は心臓や脳の病気をどのように予防しますか?
血圧・脂質の管理、禁煙、運動、必要な薬の使用で予防します。心血管
私は感染に弱いですか?
血糖が高いと感染が悪化しやすくなります。早めの受診と治療が大切です。感染と糖尿病
私は脂肪肝を治せますか?
体重の調整と食事・運動で改善が期待できます。お薬の見直しも検討します。脂肪肝
私は歯ぐきから出血します。関係しますか?
関係します。歯の治療と血糖管理を並行して進めると改善が期待できます。歯周病
私は皮膚が乾燥してかゆいです。対策は?
保湿と清潔、爪を短く保つこと、血糖の安定が役立ちます。皮膚トラブル
11. 特殊な状況(妊娠・手術・旅行・感染)
私は妊娠を希望しています。いつ相談すれば良いですか?
できるだけ早く相談してください。母子の安全を最優先に、産科と連携して計画します。妊娠関連
私は妊娠中です。薬は使えますか?
使える薬が限られます。安全を確認して選びます。既往糖尿病妊娠
私は手術を控えています。血糖はどう管理しますか?
手術前後は感染や合併症のリスクが上がります。主治医と連携して計画を立てます。
私は旅行中の食事と薬が不安です。
時差、保存、食事内容を事前に確認しましょう。予備の薬と書類も準備します。
私は発熱や下痢があります。薬はどうしますか?
体調不良時の注意に従い、脱水を避け、測定を増やします。危険な兆しがあれば連絡ください。体調不良時の注意
私はワクチンを受けられますか?
多くの場合は受けられます。体調と薬の調整を一緒に確認します。
12. 通院・費用・予約・その他
私はどのくらいの間隔で通院しますか?
開始時や変更時は短め、その後は1〜3か月ごとが目安です。
私は当日検査を受けられますか?
受けられる場合があります。混雑状況により変わるため、予約時にご相談ください。検査ハブ
私は費用が不安です。相談できますか?
相談できます。優先度を一緒に整理し、効果と費用のバランスを提案します。費用ページ(例)
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