マスク・あごラインのニキビ|原因・当日できること・90日計画
マスク・あごラインのニキビ(マスクネ)
マスクでこすれてあご〜フェイスラインに出やすいタイプ。摩擦+湿気+接触が重なると悪化しやすく、口囲皮膚炎や接触皮膚炎と紛らわしいこともあります。まずは当日にできる対処と、90日で整える計画を一緒に作ります。
アクセス
東京都中央区日本橋二丁目16番9号 CAMCO日本橋ビル4階(東京駅八重洲口・日本橋駅から徒歩3分)
まず知っておきたいこと
- 場所:マスクの辺縁・ゴムの線・あご〜口周りに集中しやすい。
- 時間軸:コントロールには概ね90日(肌の周期+外用の効果発現)。
- 当日ケア:面皰圧出・サリチル酸ピーリングでざらつきと赤みを軽減。
- 緊急の平坦化:撮影・挙式前などはニキビ注射を選ぶことも(萎縮・色調変化のリスク説明が必須)。
- 難治・しこり:圧出が効かない嚢胞性は抗菌薬が効きにくいことがあり、イソトレチノイン治療を早期に検討。
このタイプの特徴
- フェイスライン・口の周り・あご下に、マスクのふち沿いで出やすい。
- 白ニキビ(面皰)から赤ニキビ(炎症)へ移りやすい。
- 汗や会話が多い日、夕方に悪化しやすいと感じやすい。
用語ミニ解説:
・白ニキビ…皮脂や角質がつまった白いポツポツ。
・赤ニキビ…炎症で赤く腫れた状態。痛みを伴うことも。
・しこりニキビ…硬くふくらむタイプ。自分でつぶすのは厳禁。
似ているけれど違うことも(写真で見比べ)
写真はイメージです。実際は混在も多く、自己判断が難しい場合は診断を優先しましょう。
原因(コントロールのカギ)
- 摩擦(micro‑trauma):会話・着脱で反復。角化が乱れ、面皰が増える。
- 湿気・閉塞:呼気・汗で菌叢とpHが変化し、炎症が助長。
- 接触(素材・洗剤):不織布・ゴム・香料・柔軟剤などが刺激に。
つまり、“こすらない・こもらせない・刺激を減らす”の3点が基本です。
当日できること
| 選択肢 | 狙い | 目安 | 注意 |
|---|---|---|---|
| 面皰圧出 | ざらつき・白ニキビを物理的に減らし、炎症化を予防 | 所要15–30分/当日メイク可(局所) | 擦らない・日焼け対策/自己圧出はNG |
| サリチル酸ピーリング | 角化リセット・皮脂と赤みの調整 | 2–4週ごと/ダウンタイム軽微 | 当日は擦らない・保湿/日中はSPF50+ |
| ニキビ注射(ケナコルト) | 撮影・挙式直前などで一時的に平坦化 | 単発・限局に限定/適応を医師が判断 | 萎縮・毛細血管拡張・色調変化など副作用説明が必須 |
スキンケアとマスク選び
日常ケアのコツ
- 汗をかいたらやさしくオフ(押さえる・拭き取り)。
- メイクはノンコメドジェニックを選択。
- 就寝前は十分に落として、擦らず保湿。
- 日中はSPF50/PA++++・再塗布(窓際でも)。
マスク選び
- 肌当たりのやさしい素材(内側は滑らか)。
- サイズは大きすぎず小さすぎずで摩擦を最小化。
- こまめに交換(湿ったら替える)。
- 洗えるタイプは無香料洗剤+十分すすぎ。
男性(ヒゲ剃り・皮脂)
- シェービングは毛流れに沿って一回で。電動に切り替えも検討。
- 洗顔のやりすぎは逆効果。乾燥→皮脂過多を招くことも。
- ベタつきが強い日は部分用の保湿に。
- 詳細:男性ニキビ
妊娠・授乳
- レチノイド・イソトレチノインは原則回避。
- アゼライン酸・一部外用抗菌薬・ピーリングなどで調整。
- 香料・精油など刺激は避ける。
- 詳細:授乳・妊娠中のニキビ
料金(税込)
| メニュー | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| サリチル酸マクロゴールピーリング(顔) | 角化調整・ざらつき/赤み対策(当日◎) | 8,800円(他施術と併用5,500円) |
| 面皰圧出 | 白ニキビ・詰まりの除去(所要15–30分) | 診察時にご案内 |
| ニキビ注射(ケナコルト) | イベント直前の緊急平坦化(適応限定) | 診察時にご案内(副作用説明が必須) |
よくある質問
Q. マスクを外せない職場です。改善は見込めますか?
A. はい。摩擦・湿気・接触を減らす工夫と外用の最適化で、多くの方が90日程度でコントロール可能です。
Q. 注射だけで治せますか?
A. 注射は緊急の平坦化が目的です。根本治療ではないため、外用・生活の見直しとセットでご提案します。
Q. しこりが痛い/圧出はできますか?
A. 嚢胞性は圧出が難しく、抗菌薬が効きにくいことも。状態によりイソトレチノインを早めに検討します。
もっと見る:ニキビ100問FAQ
医師による診断と並走サポート
マスクを外せない環境でも大丈夫。生活・職業・季節に合わせた“現実解”で、90日計画を一緒に設計します。
👨⚕️ 医師からのコメント・監修
「皮膚疾患の治療は、薬剤の選び方と“使い方”の工夫が成果を左右します。
再発を抑え、日常を楽にするために、丁寧な診療と説明を心がけています。」
0th CLINICでは、患者さま一人ひとりに合わせて、外用・内服・施術・生活指導を組み合わせた現実的な計画をご提案します。
監修:黒田 揮志夫 医師(病理専門医/消化器病理医)
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士
日本病理学会認定 病理専門医/日本プライマリ・ケア連合学会 認定医/日本医師会認定 産業医・健康スポーツ医
0th CLINIC 日本橋 院長/医学博士
日本病理学会認定 病理専門医/日本プライマリ・ケア連合学会 認定医/日本医師会認定 産業医・健康スポーツ医
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